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100万円を10年間運用するなら何がお得?リスク別資産運用方法を紹介
仕事をしている社会人であれば、資産運用について少なからず興味を持っているのではないでしょうか。
銀行の普通預金の金利は2018年6月現在ほとんどが0,001%、高い所でも0,02%なので、普通預金に入れておくだけでは減りはしないものの、全くと言っていいほど金利が付かない状態です。
少しでもお金に働いてもらって資産を増やしたいけれど、何がいいのか、どんな運用方法があるのかわからない、という悩みを抱えている方も多いはず。
スマホで検索しても資産運用の情報は山ほど出てきます、それらを読んでみても内容が非常にわかりにくく、調べるのがめんどくさくなってしまうほどです。
そこで今回は100万円を10年間運用するならどれがいいのか、わかりやすくシンプルに説明したいと思います。
これを読めば資産運用は簡単なものだと、あなたも気が付くことでしょう。
自分から行動しないと資産は増えないので、将来運用した資産でストレスのない、誰からも指図されない自由な生活が送れる未来を思い描き、今から準備しておきましょう。
目次
リスク別の商品紹介
100万円を10年間運用するにあたって、リスク別に3つに分けて紹介していきます。
自分の年齢や資産状況によっても許容できるリスクは変わってくるし、今までの運用経験によってもリスクは違ってきます。
資産運用は千差万別なので、自分自身に合った運用方法を選ぶヒントになれば幸いです。
- 低リスク商品ー定期預金、個人向け国債、金投資
- 中リスク商品ー株式投資、債券投資、ロボアドバイザーによる運用
- 高リスク商品ー投資信託、仮想通貨、FX投資
リスクを低・中・高と3種類に分類しました。
低リスクは元本がほとんど割れることがない安全な商品、それゆえにリターンも少ない商品です。
高リスクになるにつれて、元本保証のないリスクのある運用方法です、その分リターンは大きいですが、ある程度の知識や経験が必要になってきます。
それでは詳しい商品の説明を順番に見ていきましょう。
低リスク商品
低リスク商品は元本割れがほとんどない安全な商品です。
そのためリターンが少ないのも特徴です。
定期預金
銀行で取り扱っている定期預金は、お金を一定期間預けることにより金利が得られる商品です。
金利は各銀行によって異なりますが、2018年3月のヤフーファイナンス調べでは1年定期の地域平均が0.046%、地域最高が0.2%となっています。
100万円を10年で運用するので、10年定期を見てみると、地域平均0.02%、地域最高は0.04%となっています。
?金利はどちらも1年定期の方が高いですね。
そもそも10年定期自体やっているところが少ないのと、これだけ低金利の世の中なので、1年定期で自動継続を繰り返したほうが、金利上昇局面になった時にもすぐ対応できるので都合がいいということですね。
ちなみに100万円で10年間、平均金利の0.02%で運用すると。
10年後には、1,002,002円になります。
利息はわずか2,002円です。
実際は利息からも税金が差引かれるので、いくら安全といっても、これでは少ない気がしますね。
【メリット】
元本割れがなく運用できる。
銀行にお金を預けておけば、万が一銀行が破綻した場合でも預金保険(ペイオフ)によって元本1000万円とその利息は保証されるので、安全と言えます。
定期預金なども1000万円以上ある方はリスク分散など必要かもしれませんが、それ以下であれば特段気にする必要はないでしょう。
申込みが簡単ですぐに定期が作れる。
定期の申込みは、窓口であれば申込用紙1枚書き印鑑を押すだけですぐに定期が作れるので簡単。
ネットであれば自宅に居ながら定期が作れるのでさらに便利。
いずれにしても難しくないので、スピーディに運用できるという点では一番です。
金利が確定しているので心配がない
申込んだ時点で定期の金利は満期になるまで続くので、無駄な心配がなく将来の金額もわかり目標が立てやすいですね。
これも煩雑な手続きが面倒な方や、金利にシビアでない方には向いているのかもしれません。
【デメリット】
金利が低いので時間対効果が低い
10年間定期にして預けても、投資した時間に対する金利(リターン)が少ない。
今は低金利なので金利が上昇すれば状況は変わるかもしれませんが、デメリットの方が大きいです。
10年定期自体扱っている銀行が少ない
これも低金利が原因だと思われますが、ほとんどの銀行が5年定期までで、10年定期を扱っている銀行自体が少ないです。
当然競争がないため金利も低くなるという悪循環になっています。
銀行が破たんする可能性もある
可能性は低いですが、銀行が破綻する可能性も0ではありません。
上記でも述べた通り銀行に1000万円以上預けている方はリスク0ではありませんので、資産を分散するのもリスク回避するという意味では有効です。
【結論】
10年定期はおすすめできない。
資産運用の観点から見ると、当然と言えば当然なんですが、1年定期より低い金利の10年定期はおすすめできません。
ただ、定期自体の運用方法としては、安全に運用できるのでおすすめです。
テクニックではないですが、私の知る限りのお得な運用方法は、まず1年定期を継続すること、夏や冬の時期は銀行によりキャンペーンの定期があるので、金利が良ければ乗り換えて定期を書き替えるのが最善策です。
資産を分けてネット銀行を利用するのもあり
普段利用している銀行に定期を作っておくと、無意識のうちにそのお金をあてにする可能性が高くなります。
ですので、定期を作ったら忘れるくらいがちょうどいいので、別の銀行に定期を作るということも検討してみてはいかがでしょうか。
今はネットの時代なので、ネット銀行にも一つくらいは口座を持っていた方が、いざという時に役に立ちます。
「ジャパンネット銀行」はヤフオクやヤフーショッピングの利用の際には大変便利で私もネット銀行の中ではメインに使っている銀行です。
私の使い方はヤフージャパンカードの引き落とし先として使っていて、ヤフオクの少額の決済でもポイントが貯まり手数料がかからず利用できるので重宝しています。
「楽天銀行」も楽天カードとセットで使うことでポイントを貯めることができるので楽天市場での買い物をする時には役に立つ銀行です。
関連記事⇒最強の1枚Yahoo!JAPANカードでザクザクポイントを貯める!
個人向け国債
安全な商品として個人向け国債もあります。
個人向け国債とは国の発行する債券で現在は毎月回発行され、固定3年、固定5年、変動10年の3タイプの中から選べます。
金利に関しては現在低金利なこともあり、固定3年、固定5年、変動10年のすべてが0.05%になっていますね。
変動10年の国債は「変動」となっていますが、平成25年4月15日に発売以降の商品はすべて0.05%です。
個人向け国債は最低金利保障も設定されていて、最低保証金利は0.05%です、つまり今が最低金利、ということになります。
これ以上金利は下がらないので、プラスにとらえると、景気が良くなれば金利は上がるしかない、ということですね。
個人向け国債、変動10年をシミュレーションしてみると。
100万円×0.05%で10年=1,005,000円
変動で10年なのですが、金利はずっと同じ0.05%と仮定してで計算しました。
国債も定期預金と同じく、実際は利息の受け取り時に20.315%の税金がかかります。
実際に結果を見てみると、定期預金よりは少しだけ良いような感じですね。
【メリット】
安全性と金利は定期より少し高め
日本国が発行する国債ですから、満期後の元本は保証されています。
金利も銀行より若干高く設定されていて、今でも資産のある高齢者を中心に根強い人気があります。
毎月発売されているため買いやすい
各銀行によって扱っている商品の差はありますが、毎月発売されているため以前よりは買いやすくなりました。
当分使う予定のない余裕資金がある方は、社会経験として購入してみるのもいいかと思います。
【デメリット】
利子はその都度入金
国債の利子は入金日に口座に入金されるため、資産が増えるという実感があまり感じられないデメリットがあります。
利子は単利なので複利と違って雪だるま式に増えるというわけではなく、半年毎に入金されるだけなので物足りない感じがしますね。
申し込み手続きが面倒
個人向け国債は金融機関で購入できますが、定期預金などと違って申し込みが繁雑で面倒です。
購入までの説明やチェックなどサインをする書類がいくつもあり、申込むまでが非常に面倒だと感じる方も実際に多いはずです。
定期預金より金利が少しいい程度なので、そんな面倒ならやらない方がいいかもと思う方がいても不思議ではありませんね。
【結論】
個人向け国債は余裕資金があれば試してみる価値あり
個人向け国債の変動10年は定期よりは金利は高いし、容易に換金もできないため、余裕資金のある方には資産運用として一度試してみるのもありです。
国債は今が最低金利なので、これから景気が良くなれば金利は上がる可能性もあることから、これからの日本を本当に応援したいという方は購入してみてもいいですね。
金投資
現物の金に投資するのもリスクは低いので安心です。
金はそれ自体に価値があるため世界情勢が混乱したり、地域によっては紛争が勃発した時など金が買われ価値が上昇します。
インフレに強いというところも特徴で、インフレにより現金の価値が下がると現物である金の価格は上昇する傾向にあります。
日々変動している金の相場は長い目で見ても暴騰や暴落はなくここ最近は緩やかな上昇が続いています。
先の事を予測するのは難しいですが、個人的な予想では金を購入して10年保管しても緩やかに上昇すると見ているので、大損するリスクはないという考えです。
【メリット】
価格変動が緩やか
金は価格変動が緩やかなので為替変動リスクはありますが、比較的暴落のリスクが少ないため買い時に迷うこともありません。
価格変動によるリスクも低いため、100万円の長期投資なら買って保管するだけです。
世界的に価値が同じ
金は存在する量も決まっていて埋蔵量にも限りがあるため、その価値は世界的に同じなのでリスクは低いと言えます。
【デメリット】
現物が盗難にあう恐れも
現物で金を持っていれば盗難に合う恐れも出てきます。
金は少ない量でも価値があるため、盗難に合えば損失は大きいので保管場所にも気を付けなければいけません。
金は配当や利息は付かない
金には預貯金にような利息や株式のような配当金は付きません。
相場の上昇による取引価格の値上がり分だけが利益となるので、その他の恩恵がないという点はデメリットです。
【結論】
現物資産で保管したい方にはおすすめ
銀行の預貯金など通帳の数字だけの管理ではなく、現物で資産を持っていたいという方には金投資はおすすめです。
また、現金などの金融資産と違って世界的な相場は一定に保たれているため、日本円だけでは不安という方にもリスク分散の意味で金投資は向いています。
あくまで長期投資を見込んで運用してみましょう。
中リスク商品
全くのリスク0ではないですが、多少リスクを伴ってもそれなりのリターンを得たい方には中リスク商品が向いています。
個人的な見解では一般的な資産形成には欠かすことのできないものが多いので、基本はこの中から資産形成のための運用方法を検討するのがいいと思います。
株式投資
資産運用と聞いて一番最初に思いつくのが株式投資ではないでしょうか。
日本の株式市場は世界的に見ても巨大な市場です。
そんな市場が日本にあるのですから利用しない手はありません。
株式投資は配当金などで儲ける方法と、株式の値上がり益で儲ける方法の2通りあるので、中・長期投資に向いています。
その他にも最近では商品や金券などが送られてくる、株主優待にも人気が集まっています。
いずれにしても、安定的に資産を構築するためには短期ではなく、中・長期投資を目標に運用するのが一番です。
【メリット】
資産形成には必要不可欠
株式投資は不労所得を得られる資産形成には一番有効であると思われます。
毎年の配当金を年利で計算すると3%台の株はゴロゴロあり、ある程度の資産があれば配当金生活も夢ではありません。
また、経済が上向きであれば値上がり益による恩恵も期待できるため、資産は何もしなくても増えていきます。
インフレに強いのでデフレ状況下では有利
物の価値が上がり、お金の価値が下がるインフレになった時に株式投資は効果を発揮します。
日本はここ何十年も経済が停滞していて、デフレの状況下にあります。
仮にデフレを脱却してインフレの方向に経済が動いたとすると、100万円の価値は目減りします。
それに対し、株を100万円分持っていたとすると、インフレになった際には株価は上昇するので、お金よりも株の方が有利と言えます。
【デメリット】
銘柄選びは経験が必要
株式投資は今後も事業を安定的に継続して成長を見込める企業を選ばなければなりません、すぐに倒産するような企業を選ぶと思わぬ損失をこうむりますので、銘柄選びは重要です。
損をしないためにも、最低限、企業の決算書の見方や借入状況、配当利率など自分でチェックできなくてはなりません。
そんなリスクを回避するためには、少額から株式投資をしてみるのがいいですね。
市場が悪くなれば損失を被る
日本の経済状況が悪化して、景気が悪くなると株式市場全体も影響を受けるので、株価が下がり損をする可能性もあります。
株価は景気の先を見て動く性質があるので、世の中の動向を常に見ることが必要になるわけです。
【結論】
安定的に資産を築くには最適
株式投資は安定的に資産を構築するためには最適の方法です。
株価が下がれば損失を被るリスクはあるので、全財産を株式投資につぎ込むのはおすすめできませんが、余裕資金があればやる価値はあります。
株式投資で時間を味方につけて100万円を10年間投資すれば、年利3%以上で運用することができるので、相当な利益が期待できます。
まずは試してみることが一番なので少額からの投資してみてはいかがでしょうか。
債券投資(社債)
個人向け国債以外の債券、社債や外国の政府が発行する債券投資も資産運用に役立ちます。
あらかじめ利回りや満期日が決められているので、株式投資より利息は低めですがリスクが少ないのが魅力です。
【メリット】
価格変動は少ない
株式投資に比べて価格変動は少ないので安定的に運用できるのと、満期になれば投資額は全額戻るので比較的安全なイメージがあります。
また、利率も申し込みの時点で確定しているため、収益においても予定が立てやすく、配当利率が変動する株式投資と比べるとより堅実に運用したい方向けです。
市場での売買も可能
債権は市場でも売買できるので、途中で手放したくなった際にも換金できるという点で流動性に優れています。
しかし、注意しなければならないのは、市場で売却する場合は価格変動や手数料もかかるので、購入の際は満期まで持つつもりで購入したほうがいいでしょう。
【デメリット】
発行会社が倒産するリスクもある
債権も発行する企業や国が破綻すれば損失を被るリスクもあります。
比較的リスクの高い債券は利回りも高め、リスクの低い債券は利回りが低くなっているので見極めも必要です。
債権の知識と銘柄選びが重要
債権投資はは株式投資よりメジャーではないため、その分知識と銘柄選びが重要になってきます。
投資先が破綻して大損することがないよう、債権の知識と仕組みを理解してから行うことが前提です。
【結論】
長期的な視点では株式投資がおすすめ
債券投資は満期まで持つことを前提にすれば、将来の見通しも立てやすいので魅力だはありますが、株式投資に比べると見劣りします。
長期的に見れば株式投資の方がおすすめなので、本当に興味がありかただけ実践してみるのがいいかと思います。
ロボアドバイザーによる運用
最近は投資をAIに任せて運用する、ロボアドバイザーによる投資が登場してきています。
新しい運用方法のため、まだまだ発展途上であると思われますが、実際に利用してみると運用成績はバツグンにいいので、まだ利用したことのない方は検討してみるのもいいですね。
運用方法はロボアドバイザーによる運用で人気がある「WealthNavi(ウェルスナビ)」を例にすると、簡単な質問に答えることでリスクに見合った運用スタイルを決めて実際に運用するというもの。
運用は10万円から始められ、積立ての機能もあるのでまとまった資産がない方でも始めることができ、投資初心者には特におすすめできる運用方法です。
私自身、AIでの資産運用は将来的にもっと広がると見ているので、今からAIによる資産運用を始めることは絶好にいいタイミングだと感じます。
【メリット】
感情が入らない分ミスが少ない
人間が行う投資と違いAIが行うため、感情が入らず淡々と進めることから、ミスがなく運用しやすいのが利点です。
AIは過去の膨大なデータから運用方法を決めいているために人間より効率よく運用してくれます。
投資初心者に向いている
AIが資産を運用してくれるため、投資初心者には向いています。
投資経験がなくても過去の運用情報のデータによりAIが投資してくれるので、一旦預けてしまえば日々の株価変動などを気にすることなく預けられます。
また、投資経験はあるけれど日々忙しい社会人にもおすすめです。
自分の運用成績と比べることでAIの運用が良ければそちらに乗り換えればいいので、効率よく資産を運用できます。
【デメリット】
プログラムミスによる損失
デメリットを考えるとほとんど見当たらないのですが、あえて考えればプログラムミスがあった場合は損失にもつながる可能性があります。
AIは日々急速に進化しているので、一旦プログラムミスがあった場合は想像がつかないですが、可能性としては0ではないですよね。
【結論】
これからはAIが主流になる
資産運用もこれからはAIが主流になり、広く普及していくものと予想されます。
そう考えればAIによる投資は今後さらに伸びていくので試す価値はあります。
例えば、ロボアドバイザーを使った資産運用の大手「ウェルスナビ(WealthNavi)」で100万円を10年間リスク許容度を高めの5で運用してみると、10年後には70%の確率で125万円以上になるという結果が出ました。
そして30%の確率で207万円以上という結果に。
この結果を見ると目標が立てやすいし、楽しみながら将来の投資ができそうです。
関連記事⇒【WealthNavi】AIを使いほったらかしで資産を作る最強の投資術を紹介
高リスク商品
リスクが高い投資先はうまくいけばリターンも大きい投資先です。
知識や経験がものを言うだけに、私自身はデメリットも大きいと感じています。
投資初心者の方は商品と概要を理解していただくだけでいいので、以下に紹介していきます。
投資信託
証券会社や銀行でも売られている投資信託とはどういうものかというと、投資のプロが運用する株式や債券を分散投資したパッケージ商品です。
プロが運用するなら安心、というイメージもありますが実際は手数料も高く利益を上げている商品ならいいのですが、商品選びも重要なので初心者が手を出すと大体損するという感じです。
パッケージ商品なので運用先の中身もわかりずらく、リターンの割にはリスクの方が高い投資先です。
【メリット】
投資未経験であれば楽
全くの投資未経験であれば銘柄選びなどのわずらわしさがなく、運用はプロが行うので非常に楽です。
商品ごとに運用先や配当金の金額なども出ているので、自分の運用スタイルによって商品を選べるのも特徴で、細かく考えなくても投資できるので初心者向に向いています。
プロに任せるため安心
資産を運用するのは投資のプロなので自分で銘柄を選んで運用するよりは、確実なリターンが見込めます。
商品にもよりますが、ヤフーファイナンスの投資信託ランキングの利益(1年)では1位はリターンが+83.82%とという驚異的なリターンを見せている商品もあります。
【デメリット】
手数料が高めで複雑
運用をプロに任せるため、手数料は商品によって異なりますが平均的に割高です。
また、手数料の種類も買い付け手数料や毎年の管理費、投資信託を売るときの売りつけ手数料などもあります。
手数料は運用結果が良くも悪くも取られるので、手数料以上のリターンが得られなければ損することになります。
配当金は元金から出ていることもある
投資信託の配当金は毎月口座に振り込まれる物もあります、配当の金額が結構よくて儲かっていると思っていたら、実は元金を削って振り込まれていた、なんて話もよく聞きます。
あくまで商品に寄るのですが、証券会社や銀行の言われるがままに購入すると思わぬ損失を被ることになるので、私は初心者にはおすすめしません。
【結論】
リスクが高い割にリターンは少ない
投資信託が株式投資よりリスクが高いのはおかしいという意見も聞こえてきそうですが、あくまで個人的な意見になります、なぜリスクが高いのかというと私の周りの知り合いで投資信託で儲かった人は誰もいないからです。
とくに銀行などですすめる投資信託は購入した人のほとんどが損失を被っています。
損して相談に行って違う投資信託に乗り換えをすすめられる、そんなパターンが多いからです。
金融機関側は手数料収入が入ればいいのでしょうが、申込んだ方はたまったものではありません。
なので、投資信託はリスクが高い割にはリターンは少ない印象です。
投資信託のランキングを見ればかなりのリターンを出している商品もありますが、初心者が見極めるのは難しいですね。
ですので、投資信託を始めたいという方は銘柄選びと商品の内容を理解したうえでの購入を心掛けた方がいいでしょう。
仮想通貨
最近何かとニュースでも取り上げられるようになってきた仮想通貨、リスクはかなりありますが、うまく波に乗ればリターンも多く得られます。
1億円以上の資産を築いた「億り人」も多く輩出した仮想通貨は未だにブームが続いていて、時代の流れに乗り遅れたくなければ仮想通貨投資を始めたほうがいいでしょう。
仮想通貨は値動きが激しいため、損してもいい金額、あくまで余裕資金での投資に限ります。
仮想通貨は無料でも手に入れる方法もあるので、興味がある方は関連記事⇒【無料】ビットコインはタダでもらうもの!すぐもらえる方法を公開します
をご覧ください。
【メリット】
儲かった時はリターンは莫大
仮想通貨と聞いて最初に思い浮かべるのは、ほとんどの方がビットコインだと思います。
ビットコインは仮想通貨の代表格ですが、2017年1月1日にビットコインを購入していたとしたら、1年後の2018年1月1日にはどのくらいになっていたと思いますか?
答えは14倍です。
100万円分買っていたとすれば1400万円になっていたのです。
今となってはそれほどのリターンは期待できないでしょうが、仮想通貨の価値が上がった時がどれほどのものか想像ができるはずです。
【デメリット】
変動が激しいため大暴落の際は大損する
仮想通貨は値上がりが激しい分、それに伴って値下がりも激しいです。
投資している金額が多ければ多いほどそれは顕著に出るので、市場が大暴落した際には大損する恐れもあります。
ただし、売買して利益を確定したらの話なので、長期で持つ分にはまた値上がりするかもしれないので何とも言えないのですが、価格変動リスクは大きいです。
売買で儲けても税金が高い
仮想通貨の儲けは税法上、雑所得に分類されます。
仮想通貨を現金に換えても仮想通貨で他の仮想通貨を購入しても税金がかかりるので、申告しなければなりません。
雑所得扱いのため、年間20万円以上利益が出た場合は申告するので、相当儲かっても半分くらいは税金で持っていかれます。
ですので仮想通貨への投資は遊び程度の資金でやる方がいいですね。
【結論】
あくまで余裕資金であれば試す価値あり
仮想通貨は誕生してまだ日も浅く、今後の動向はどうなるのか予測できませんが、システム的にも便利で今後のお金の概念を変える可能性も秘めています。
ですので、仮想通貨の知識は確実に持っていた方がいいと思うし、仮想通貨への投資も損してもいいくらいの額でやっておいた方がいいというのが、私の意見です。
仮想通貨の未来が学べるセミナーも勉強になり、何年か後の未来が想像できるので面白いです。
関連記事⇒仮想通貨の知識が身に付く動画ってどうなの?参考になるか見た結果を報告!
100万円で10年間という長期投資には向かずリスクは高いですが、試してみる価値はあるので仮想通貨投資はおすすめです。
FX投資
為替差益で利益を得るFXもお金を増やしたい方には人気があります。
自分の運用する以上の金額が取引できるレバレッジ取引もありますが、リスクは相当高いので、初心者には全くおすすめできません。
とにかく知識と経験がなければカモにされて、自分の財産以上の財産を持っていかれるのでまさにハイリスク、ハイリターンの投資です。
【メリット】
勝ちパターンを見つけることで儲けられる
FXの知識と経験があれば、自分なりの勝ちパターンを見つけて儲けることができます。
また、金額も少額からでも始められますが、レバレッジをかけて取引を行うことで儲けも大きくなります。
【デメリット】
レバレッジは諸刃の剣
メリットでも書きましたが、レバレッジをかけて儲けが出ればいいですが、逆に損した場合は損失額も大きくなります。
ある意味ギャンブル的な要素も大きくなってきてしまうので、私の見解ではレバレッジをかけた取引はしないほうがいいでしょう。
【結論】
素人は手を出さない方がいい
知識と経験がものを言う取引なので、FXをやったことがない初心者は手を出さないほうが無難でしょう。
そこまでして投資するメリットは何もないと感じます。
100万円が一瞬で消えてしまっては元も子もないですから。
まとめ
100万円を10年間運用するなら何がお得?というタイトルで金融商品をリスク別に分けて紹介してきました。
100万円を10年間という制約をして投資を行うとすると、確実にいくら儲かる、という数字はすぐには出てきませんが、なるべくリスクを減らして儲けを出すためには何を選べばいいかは少しわかってきます。
自分で選んだ最良の投資先は
- 金投資
- 株式投資
- ロボアドバイザーによる運用
この3つを組み合わせるのがおすすめだと思っています。
大切な資産をなるべく安全に増やすために多少のリスクは必要ですが、ストレスなく運用するのも大事なので、この3つに分散投資して10年間運用すればそれなりのリターンは期待できるのではないでしょうか。
特にロボアドバイザーは私も運用していて、今一番期待が持てる投資先なので、覚えておいて損はないです。
また、ロボアドバイザーを使った資産運用を行うならウェルスナビ(WealthNavi)が運用成績もよく非常に優秀なので、試してみる価値はあります。
色々なキャンペーンもやっているので、お得に運用するのであれば口座だけは開設しておいた方がいいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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