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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の20作品目にあたる映画、「アントマン&ワスプ」の感想とネタバレを含めた情報を紹介していきます。
アントマンは単独映画としては2作目、キャラクターの登場は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」以来の登場です。
アントマンの映画の特徴はただのアクション映画じゃなく、家族愛や笑いもふんだんに詰め込んだエンタメ作品なので、マーベルの作品の中では家族で楽しめるアットホーム的な作品なんですね。
前作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で衝撃的な終わり方をしただけに、本作のストーリーが気になる方も多いのではないでしょうか。
結論を先に言うと、「アントマン&ワスプ」は期待を裏切らないストーリー展開で、MCUの続きがますます楽しみになった作品でした。
マーベル映画好きの方もアントマン好きの方もストーリーは必ずチェックしてほしい作品なので、映画を見に行けない方はこの記事を読んで少しでも2019年公開の「アベンジャーズパート4(仮)」の参考してください。
なお、この記事の後半はネタバレも含みますので、注意して読み進めていただければ幸いです。
邦題 アントマン&ワスプ
原題 ANT-MAN AND THE WASP
監督 ペイトン・リード
日本公開 2018年8月31日
目次
解説とあらすじ
Here’s a look at the exclusive @DolbyCinema poster for Marvel Studios’ #AntMan and #TheWasp”! See the film in theaters July 6. #AntManAndTheWasp pic.twitter.com/9ZN5k12vbS
— Ant-Man and The Wasp (@AntMan) 2018年6月12日
解説
“マーベル・シネマティック・ユニバース“最小のヒーローである、アントマンを主人公にしたシリーズ第2弾。
今回は体長わずか1.5センチのアントマンが、新型スーツを手に入れた完璧なヒロインのワスプとタッグを結成。
アントマンの秘密を狙う強敵に立ち向かう彼らの大活躍が、奇想天外なアクションとチェイスシーン満載で繰り広げられていく。
映画ナタリーより引用
あらすじ
元泥棒で離婚歴もあるアントマンことスコット・ラングはキャプテン・アメリカに加担したドイツの空港での事件以降、一度は犯罪者として身柄を拘束されるが司法取引により現在はFBIの監視下に置かれていた。
自由の身となれる期限の2年が過ぎようとするころ、奇妙な夢を見たことをきっかけに、ピム博士とその娘ホープと再び再会することになる。
スコットが見た夢には彼の知るはずのないピム博士の妻ジャネットの記憶が…
妻ジャネットの救出のために再び作戦を共にするスコットだが、それを邪魔するように謎の存在ゴーストが立ちはだかる。
キャラクター一覧はマーベル公式をご覧ください。
アントマン&ワスプの感想
アントマン&ワスプはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、第20弾にあたる作品。
MCUの作品の中では「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」などの正義を貫くヒーローと違って、「アントマン」は娘思いの元泥棒ということもあり、アクションシーンは少なめです。
その代わりアクションはアントマンよりワスプの方が得意なので、その意味ではワスプのアクションにも注目して見ることでおもしろさも倍増します。
今回のストーリーは大きく分けて二つの話が交錯します。
一つはアントマンの生みの親、ピム博士の妻の捜索。
二つ目は謎の敵「ゴースト」との闘いです。
ピム博士の妻ジャネットは前作の「アントマン」でもエピソードが語られていましたが、シールド時代、ピム博士との作戦行動中に量子世界から戻れなくなり、生死不明という設定でした。
博士は長年の研究で量子世界へ行くことのできる装置を開発していたのですが、アントマンであるスコットの身に起こったことをきっかけにその作戦を実行すべく動き出します。
アントマンの特徴は量子世界というミクロより更に小さい世界の映像を見ることができ、その世界を体験できるというところが凄いんです。
本当の量子世界というのはどんなものかわかりませんが、映像美は圧巻の一言なので、この小さな量子世界に注目して映像を見ると楽しみも増えます。
また、謎の敵「ゴースト」も量子世界の出来事と密接に絡んでくるので注目です、ゴーストも今後の作品に影響を及ぼす可能性もあるので、覚えておいた方がいいです。
話は少しそれましたが、映画「アントマン&ワスプ」の感想はストーリーもアクションも申し分ないが、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が衝撃的すぎたため、インパクトに欠けた印象になってしまった。
ということですね。
作品自体はおもしろいんですけど、アベンジャーズほどのインパクトはなかった。
そりゃそうですよね、スーパーヒーロー大集結でほとんどのキャラが消え去ってしまったあの衝撃ですから、作品的には不利な立ち位置からのスタートなので、それはもうしょうがないですよね。
でもMUCの映画としての役割はキチンと果たしてくれているので、最後にはすっきりした気持ちになり、アベンジャーズにもつながっていくので納得のできる仕上がりになっています。
アントマンはシリアスな映画ではないので、もちろんアントマンならではの笑いもめちゃくちゃ詰まっています。
笑えるポイントは結構あって、その中心はほぼアントマンであるスコットが担っているので、これも見どころですね。
サイズが変更できるというところで笑えるボケをかましてくるところもあるので、ほのぼのとした笑いについくすっとなり、また見たくなります。
「アントマン&ワスプ」はアクションと笑いとが絶妙にミックスした作品で満足度としては平均点以上でした。
そして確実に次につながる作品なので、マーベル映画ファンであれば絶対にチェックしておいた方がいいです。
MCUのフェーズ3は2019年の「アベンジャーズパート4(仮)」で一つの区切りになります。
それまでマーベル作品を見まくり、自分なりの知識を身に着けて少しでも楽しんでフェーズ3の最後を見届けましょう。
ここからネタバレ
Experience Marvel Studios’ #AntMan and #TheWasp in @IMAX on July 6! #AntManAndTheWasp pic.twitter.com/UdZ7TREOqa
— Ant-Man and The Wasp (@AntMan) 2018年6月11日
ここから先はネタバレになります!
映画を見た方、映画は見ないけどネタバレを読みたい方だけ先を読み進めて下さい。
量子世界には何があったのか
量子世界の映像美は圧巻の一言ですが、量子世界で何十年もジャネットが生きていたのにもびっくりです。
いろいろと疑問は尽きないのですが、いったい量子世界でなにがあったのか気になるところですよね。
ジャネットは量子世界で何かを研究し特別な能力も身に着けたので、もしかしたらその能力が「アベンジャーズパート4(仮)」で発揮されることもあるかもしれません。
この作品ではジャネットの謎は何一つ解明されていないので、めちゃくちゃ気になります。
この先「アントマン3」があるのなら、その謎も解明されると思うので気長に待ちましょう。
ゴーストは敵?味方?
ゴーストことエイヴァ・スターの存在も含みを持たせた終わり方でした。
エイヴァは量子研究の際の事故に巻き込まれ家族は亡くなったが、エイヴァだけは物質をすり抜ける体質になったため助かっていた。
シールドに助けられた後は、その能力を生かしエージェントとして作戦に参加させられたと話していたので、もともとシールド(S.H.I.E.L.D.)の一員だったんですね。
エイヴァは自分の体を元に戻したくてピム博士の実験の邪魔をしますが、最後は量子世界から戻ってきたジャネットによって不安定だった体を治してもらっています。
ジャネットによって物質をすり抜ける能力は完全になくなったのか、コントロールできるようになったのかは描かれていませんが、最後はフォスター博士と共に消えているのも気になります。
元シールドということもあり、問題が解決すれば味方になる可能性もあるので今後のゴーストの存在も気になります。
スコットの娘のその後は
スコットの愛娘キャシー・ラングの発言も意味深なものがありました。
キャシーはスコットとの会話の中で将来の夢は「人々を守りたい」と言っていたので、今後のキャシーはもしかしたらヒーローとして登場するかもしれません。
実際、マーベルコミックのキャシーはヤングアベンジャーズのメンバー「スタチュア」として活躍していることから、この発言は今後の伏線になってくる可能性もあります。
笑えるポイントも結構ある
アントマンのシリーズはシリアスなストーリーが淡々と続くのではなく、結構笑えるシーンが多いのも見どころなんです。
今回もそんなポイントはあったので紹介すると、スコットが大きくなったり小さくなったりして笑わせてくれます。
娘の学校に忍び込んだスコットはスーツの調子が悪く部屋一杯に巨大化したり、縮小したスーツが元に戻らなくなったりして、小学生くらいの背丈になったてそのまま歩いて車まで戻ったりと笑うポイントも多いです。
そのほかジャネットの意識とシンクロして、スコットが急にオネエ口調でしゃべりだしたりするシーンもあったり。
最後は巨大化したアントマンを追いかけてやってきたFBIでしたが、中身は空っぽで、スーツに気を取られているあいだにパンツ姿で逃げていくスコットはどこか間抜けでちょっと笑える、そんなシーンがかなりあります。
最後はやはり予想通り
本編の後に流れるおまけの映像では予想通りサノスの指パッチンの影響でピム博士、ワスプことホープ、ジャネットの3人が消えてしまいました。
MCUの時間軸がやっとインフィニティ・ウォーに追いついたところですが、これはかなり衝撃的な内容ですね。
「アベンジャーズパート4(仮)」でサノスを倒す方法として、ネットで話題になっているのはピム博士が開発した装置でのタイムトラベル説が有力だっただけに巷の予想はことごとく外れる予感です。
ここで残っているのが確認できるのはアントマンだけ、ゴーストもどうなっているのか不明なのでますます今後の展開が気になります。
本編終了後のおまけ映像
本編終了後のおまけ映像、今回は2つありました。
最初は先ほども書いた通り、サノスの影響でアントマンを除く3人が消えてしまったこと。
ジャネットが見つかり、ゴーストの件も一段落したところ、ピム博士、ジャネット、ホープ、スコットの4人は量子世界への行くための実験を行っている。
アントマンスーツに身を包んだスコットが量子世界へ行き実験が順調なことを伝えると、突然通信が途絶えた、何度も会話を試みるスコットだが返事が返ってこない。
場面が変わり、実験機材の前では消え去った3人の残骸がポロポロと崩れ去っていくのであった。
残ったのはアントマンだけ、続きが気になります。
もう一つは巨大なアリがドラムをたたいている映像。
スコットの家でテレビが付いていてニュースが流れている、サノスの指パッチンの影響で人々が消え去っているというニュースだと思われる。
場面は変わり、そんなことはお構いなしにドラムをたたいている巨大なアリが…スコットの代わりに家で生活していたアリがドラムをたたいている映像に意味があるのかはわかりません。
最後には「アントマンとワスプは戻ってくる」の文字が出て終わり。
ワスプは消えているだけに、どのような登場になるのか非常に気になります。
まとめ
「アントマン&ワスプ」の感想とネタバレの紹介でした。
「アントマン&ワスプ」は期待を裏切らないストーリー展開で、MCUの続きがますます楽しみになった作品ですね。
ただ単に敵を倒すというヒーロー映画とはかなりテイストの違った作品ですが、家族愛や家族の絆などもしっかり描かれていて、マーベル映画にあまりなじみのない女性でも見られる作品に仕上がっているとも感じます。
何より笑いも多い映画なので、楽しい思いをしたければとりあえず見て下さい、といったところです。
そして、マーベル映画のファンにも満足のいく終わり方だったので、今後の続きがめちゃくちゃ気になり早くその先が見たいと思わせる演出は凄いの一言で次が待ちきれません。
次の作品はMCU初の女性ヒーローを主人公にした作品「キャプテン・マーベル」です。
まだ全容が明らかになっていないだけにこれも話題を呼びそうですが、予告編が出るまで皆さん期待して待ちましょう。
マーベル作品の各フェーズ
マーベルの作品は各フェーズごとに区切りがついているのが特徴です。
「アントマン&ワスプ」はフェーズ3の作品ということ。
作品数が多くなるにつれて、初めて見る方はどれから見ていいか悩むかもしれませんが、各フェーズごとに見て行けば話も分かり、ストーリーにも付いていけると思うので、以下を参考にしてください。
フェーズ1 第1作~第6作
第1作 アイアンマン
第2作 インクレディブル ハルク
第3作 アイアンマン2
第4作 マイティ・ソー
第5作 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
第6作 アベンジャーズ
フェイズ2 第7作~第12作
第7作 アイアンマン3
第8作 マイティ・ソー/ダーク・ワールド
第9作 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
第10作 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
第11作 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
第12作 アントマン
フェイズ3 第13作~第22作
第13作 シビルウォー/キャプテン・アメリカ
第14作 ドクター・ストレンジ
第15作 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス
第16作 スパイダーマン/ホームカミング
第17作 マイティ・ソー/バトルロイヤル
第18作 ブラックパンサー
第19作 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
第20作 アントマン&ワスプ
第21作 キャプテン・マーベル(2019年公開予定)
第22作 アベンジャーズパート4(仮タイトル)(2019年公開予定)
以上の順番です。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の全容を知りたい方は。
関連記事⇒マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは何なのか解説。フェイズ4の情報も随時更新中。をご覧ください。
アントマン&ワスプの満足度は
アントマン&ワスプの満足度は
ストーリー
★★☆☆☆映像美
★★★★☆アクション
★★★☆☆総合評価
★★★☆☆
という結果になりました。
これはあくまで個人的な評価なので、作品を見るうえでの参考にどうぞ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
関連記事⇒MARVEL映画アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーの感想!ネタバレあり
アントマン&ワスプの最後はアベンジャーズの最後とつながります。
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