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マーベル映画【ブラックパンサー】感想:アメリカでは高評価の内容とは?

 

邦題 ブラックパンサー

原題 BLACK PANTHER

監督 ライアン・クーグラー 

日本公開 2018年3月1日

この記事はネタバレも含みますので注意して読んで下さい。

あらすじ

マーベルのキャラクターで、国王とヒーローの顔を持つ男を主人公にしたアクション。超文明国ワカンダの国王だった父親を失ったブラックパンサーが、国の秘密を守るため世界中の敵と戦う。監督は『クリード チャンプを継ぐ男』などのライアン・クーグラー。『42 ~世界を変えた男~』などのチャドウィック・ボーズマンがブラックパンサーにふんし、『それでも夜は明ける』などのルピタ・ニョンゴらが共演。

アフリカの秘境にあるワカンダで産出される鉱石ヴィブラニウムは、全てを破壊してしまうほどのパワーを持つ。歴代の王は、悪用されないように鉱石の存在を極秘にしていた。若くして王になったティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は、謎の男エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)がワカンダに潜入しようとしていることを知り……。

「ブラックパンサー」-シネマトゥデイ-より引用

 

映画の感想

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、第18弾にあたる作品。

ブラックパンサーはこの映画公開に先立って2016年4月29日に公開された「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で初めて登場したキャラクターです。

そして、ブラックパンサーとしての単独映画はこれが初めての作品になるので、楽しみにしていた方も多いことでしょう

実際、日本公開に先立って2月16日に公開されたアメリカでは週末3日間の興行収入が「アベンジャーズ」に続く歴代5位の2億200万ドルを記録するなど、アメリカでは予想以上の高い人気ぶりが伺えます。

私の個人的な意見になりますが、日本では全くと言っていいほどメディアでの話題に上がらず、テレビCMもほとんどやっていない、今回はジャパンプレミアも開かれないなど、その扱いの低さをとても残念に思います。

そもそもマーベルの映画が公開されるときに、関連する他の作品をテレビで放送してもらいたいのですが、それもないのは少し寂しいですね。

話が少しそれましたが、物語は国王が無くなってから10日後、というところから始まり、おおまかな話の流れは次期王位継承争を巡ってのストーリーが展開されます。

MCUの作品としては第18作品目にあたるので、マーベル映画のいちファンからすると、マーベルのキャラクターの話題とか他のキャラクターが少しは出るのかなと期待していました。

しかし、今回は他のマーベルのキャラクターとの絡みや話題すら一切なかったので、少しがっかりしたのも事実です。

そういう意味ではファンからすると少し物足りない感じですが、見方を変えると、他のキャラクターとの絡みがない分、マーベル映画を今まで見ていなかった方にも見やすい映画とも取れます。

大昔に落下した隕石に含まれていた物質、ヴィブラニウムの恩恵を受けて発達した超文明国ワカンダ、というアイデアはぶっ飛んでいて単純に面白いです。

王位継承をかけた戦いを繰り広げるなか、国王の息子ティ・チャラ(ブラックパンサー)は国を守るために奔走するのですが、国内の部族間闘争や、王国の血筋を巡っての対立など少しドロドロした場面も多く見受けられ、ストーリーを重厚なものにしています。

マーベル特有の明るいノリはほとんどなく、唯一の明るいキャラはティ・チャラの妹でワカンダの科学者シュリが場を和ませていた感じです。

MCUの作品の中では、私がすべての映画を見た中で、他のキャラクターとの関連性が一番低い作品なので、これがどう「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に繋がるのか、非常に興味深いです。

まだこの映画を見ていない方は、マーベルの単独映画として見ればとても楽しめる作品なので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

見どころはクライマックスの合戦

ブラックパンサーであるティ・チャラから王位を奪った王族の血を引くキルモンガー、世界中に武器を輸出しようと試みますが、それを阻止しようとブラックパンサー、妹のシュリとCIA捜査官のロスが立ちはだかります。

草原での合戦は小規模ですが、武装したサイに乗った戦士が暴れまわり、槍を振り乱しての戦闘はあまり見たことがない映像のため、新鮮に映りましたね。

また、ヴィブラニウムのテクノロジーから生み出された武器や装備も発想が独特で見ていて飽きないです。

機材の操作は手にはめた数珠で行うという斬新さです。

中でも車や戦闘機などの操縦がヴァーチャル空間と実際の車や機体をリンクさせて行う様子は、実際にもできそうなテクノロジーなのでワクワクします。

アフリカの部族間同士の未来の合戦は発想が斬新なのでおすすめです。

 

笑えるシーンは民族衣装の盾

先ほどの合戦にも出てきたのですが、戦っている最中、戦士が着ている民族衣装の大きめのストールのような毛布が、実はハイテク技術で作られており、戦闘中はバリアのようなエネルギーを放ち盾に変化するというもの。

あまりの発想の意外さに笑ってしまいます。

シュリが両手にはめていたブラスターも槍の先に付いている武器も丸い輪っかのような武器もデザイン的にはカッコよくて魅力的なんですけど、盾だけは違いましたね。

ちょっとダサい、使い勝手の悪そうなストールが盾に変わるのは必見です。

 

残念なシーンは暗くて見ずらい夜

全体的に残念だと感じるところはなかったのですが、あえて言うならば夜のシーンが暗くて見ずらかったですね。

登場人物のほとんどが黒人なので、暗い場面だと顔もわかりずらい、スクリーンでこんなに見ずらいのですからテレビだともっと見ずらいような気がします。

 

伏線となる作品はシビル・ウォー

本編を見る前に、伏線となる作品を知っておくことでMCUの作品は何倍にも楽しく見られます。

ブラックパンサーが初登場したのが2016年公開「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」なので、前もって見ておけば、今作品のストーリーにも違和感なく入っていけます。

シビル・ウォーにはCIA捜査官のエヴェレット・ロスも登場しているので、ロス捜査官も併せてチェックです。

今回、武器商人として登場したユリシーズ・クロウも2015年公開の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に登場しているので、これも見ておいた方がいいです。

クロウはなぜ義手なのかも、この作品を見ればすべて解決します。

また、本編はエンドクレジット後の、おまけ映像も次回作への伏線になってますので、エンドロールが終るまで席を立たないで最後までチェックしたほうが楽しめます。

私も毎回これが楽しみで見ています、おまけ映像を見ないのは相当損しているし、次回作への期待も高まってテンションが上がるので見るようにしましょう。

 

まとめ

「ブラックパンサー」は今までのMCUの作品とは違い、単にエンターテイメント作品というだけではなく、とかく黒人を虐げるアメリカの社会問題に一石を投じる作品だとも感じます。

ブラックパンサーの適役、キルモンガーが一時王位を奪い取ります、一見横暴とも思えるその行為は、実はキルモンガー自身が長年抑圧された生い立ちだったため、自身が代弁者となり、世界中で抑圧された黒人層を解放するために、立ち上がったということが後でわかります。

そんな抑圧された黒人層に支持されたため、アメリカでの興行収入も歴代5位に入ったのでしょう。

私自身、映画はエンターテイメント作品だと思っているので、単純に見て楽しいかどうかの判断でしかないので、社会的な背景は何とも言えませんが、ブラックパンサーはそういう重たい話題が好きな層もうまく取り込んだ作品です。

そう考えるとマーベルの映画に馴染みのない方にも、切り口としては面白い映画だと思うので、ぜひおすすめできる作品です。

 

MCUの作品はキャラクターやストーリーが複雑に絡み合い、見ているものを飽きさせません。

一番わかりやすく見るためには公開作品順に見ていくことをお勧めします。

「ブラックパンサー」はMCUでは第18作品目に当たります。

次の作品、第19作は「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ですので、次回作公開まで楽しみに待ちましょう。

 

マーベル作品の各フェーズ

マーベルの作品は各フェーズごとに区切りがついています。

作品数が多くなるにつれて、初めて見る方はどれから見ていいか悩むかもしれませんが、各フェーズごとに見て行けば話も分かり、ストーリーにも付いていけると思うので、以下を参考にしてください。

 

フェイズ1 第1作~第6作

第1作 アイアンマン

第2作 インクレディブル ハルク

第3作 アイアンマン2

第4作 マイティ・ソー

第5作 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

第6作 アベンジャーズ

 

フェイズ2 第7作~第12作

第7作 アイアンマン3

第8作 マイティ・ソー/ダーク・ワールド

第9作 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

第10作 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

第11作 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

第12作 アントマン

 

フェイズ3 第13作~第22作

第13作 シビルウォー/キャプテン・アメリカ

第14作 ドクター・ストレンジ

第15作 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス

第16作 スパイダーマン/ホームカミング

第17作 マイティ・ソー/バトルロイヤル

第18作 ブラックパンサー

第19作 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年4月27日公開予定)

第20作 アントマン&ワスプ(2018年公開予定)

第21作 キャプテン・マーベル(2019年公開予定)

第22作 アベンジャーズパート4(仮タイトル)(2019年公開予定)

以上の順番です。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の全容を知りたい方は。

関連記事⇒マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは何なのか解説。フェイズ4の情報も随時更新中。をご覧ください。

 

マーベルのドラマ見るならHulu

 

おまけ

マーベルといえば、エンドロール後に流れるおまけ映像が次につながる伏線になっていたりするので、楽しみにしている人は多いはず。

ブラックパンサーでもおまけ映像は2つあります。

 

・ティ・チャラとシュリ、アメリカへ

アメリカでキルモンガーが育った場所を訪れたティ・チャラとシュリ、この地で世界に発信するワカンダのセンターを作る計画をシュリに話すティ・チャラ。

世界中がワカンダは貧しい農業国と思っている中でのこの行動。

長年築いてきたハイテク文明を世界はどう受け止めるのか、今後の動向が間違いなく気になります。

 

・小屋にたたずむ男の正体は

小さな小屋で子供たちが男性にちょっかいを出しています。

小屋の外ではシュリが待っていて、小屋から男性が出てくるがそれは片腕のない男。

シュリがその男を呼びます「気分はどうバッキー」と、そう、バッキーことウィンター・ソルジャーでした。

まだ片腕が付いていないバッキー、次回作でも登場するのでその活躍が気になります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

関連記事⇒MARVEL 映画 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 感想

関連記事⇒MARVEL 映画 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 感想

 

↑ブラックパンサーはサントラもおすすめ↑

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