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B’zライブDVDの感想!おすすめは意外にもベストアルバムのDVD
B’zのライブ映像はこれまで、Blu-ray、DVD、ビデオを合わせると21作品発売されています。
公式で発売されているライブ映像はどれも見ごたえがあって面白いのですが、それ以外にもCDの初回特典やDVD付きのCDの中にもおすすめのライブDVDが多くあります。
特典映像の曲順のリストや内容は公式にも載っていないので気になっている方は少なからずいると思いますので、これからB’zファン歴28年の私が見ておすすめの特典DVDを紹介していきます。
そのおすすめDVDは「B’z The Best ULTRA Treasure」のライブDVDです。
意外にも特典映像はB’zファンにとってはたまらない選曲だったりするので、購入の際の参考になれば幸いです。
目次
おすすめライブDVDの内容
おすすめのDVDは「B’z The Best ULTRA Treasure」のライブDVDなんですが、内容は2007年6月21日に行われたZepp Tokyoでのライブ「B’z SHOWCASE 2007-19-」のものです。
B’zは通常であればアルバムツアーやプレジャーツアーなど、大きなライブの前には「SHOWCASE」と銘打ったライブをホールやライブハウスなど小規模な会場でいつも行っています。
しかし今回の「B’z SHOWCASE 2007-19-」は2007年に6会場6公演だけ行われ、総動員数13,000人と非常に貴重なライブでした。
ファンにとっても見に行けない方がほとんどのライブだったので、このDVDはファンが待ち望んだものでした、選曲もシングル、アルバムの中からまんべんなく選ばれていて、コアなファン必見の内容になっています。
曲は全部で19曲ですので、曲順と感想は以下に紹介していきます。
1.SUPER LOVE SONG
ライブ会場にぎっちり詰まった大勢の人を見ているとライブの興奮がひしひしと伝わってきます。
このDVDには特別な演出はなく、ステージにも特別なセットは無し、ライブの様子を淡々と伝える感じなので余計な演出がない分ライブに集中できます。
「SUPER LOVE SONG」で注目なのはサポートメンバー、シェーン・ガラースのドラムテクと松本さんの間奏の早弾きギターテクですね。
私的には曲調がスローテンポになる変則的なところが好きなのと、歌詞もメッセージ性があってプラスな気持ちになれる曲です。
2.FRICTION
B’zの中でも数少ない英詩の曲が「FROCTION」です。
この曲は当初ネット配信が先行だったので、当時としては珍しい試みにだいぶ混乱したのを思い出しました。
今では当たり前になっているネット配信ですが、私としてはどうしても形に残るアルバムを選んでしまいますね。
曲のイメージはブリティシュロックな感じがして、B’zの曲ではあまりないリズムです、その分新鮮に聴けて楽しめます。
英詩のミニアルバムとか作れば反響はあると思うのですが、そう考えているのは自分だけでしょうか。
3.HOT FASHION-流行過多-
B’zの初期を支えたこの曲はバブル感があって懐かしい曲です。
ロック路線に突き進む前の曲なので、メロディーはダンスナンバーっぽい感じでこのノリは好きです。
前奏を松本さんのギターでやっているところはライブっぽくて、いい感じが出てますね。
やはり昔の曲を聴くとその当時のことが頭に浮かび、今では考えられないバブルに浮かれていた時期を思い出します。
音楽には当時の記憶をよみがえらせる効果もあるので、懐かしい曲を聴くのは過去に戻り頭をリセットさせるという点でもたまに聞いてみたほうがいいです。
4.愛のバクダン
明るいノリと前向きな歌詞が魅力の「愛のバクダン」はライブでも結構演奏されてましたね。
自分の幸せをもっとばら撒きましょう、という前向きな歌詞に自分自身はそうなのかと問いかけてしまいます。
世の中はとかくネガティブな話題が多くあふれているので、少しでも明るい話題を振りまけるような存在になるよう努力しなくてはと自分に言い聞かせるとともに、ネガティブな話題を発信しないのも大切です。
話はそれましたが、稲葉さんの前向きな歌詞は元気をもらえるので、今後もそんな曲をたくさん期待しています。
5.ultra soul
「ultra soul」はいつの間にかB’zの定番曲となった曲ですね。
このライブでは少しヘヴィーなメロディーのところがあったり、間奏も長くギターソロも長めにあって、まさにライブならではのバージョンといったところでしょうか。
普段聞いている曲のアレンジバージョンを聴けるのもライブでの楽しみのひとつなので、イカすアレンジのバージョンが聴けたときは本当に幸せです。
「ultra soul」はライブでの一体感も味わえるので、この曲を楽しみにしている方は多いはず。
また、カラオケでも盛り上がるのでお勧めの1曲です。
6.ロンリースターズ
この曲は映画「北斗の拳」のエンディングテーマに使われた曲で、私がめちゃくちゃ好きな曲のひとつです。
シングルの「永遠の翼」の2曲目に入っている曲で、アルバムには入っていない曲なので、そういった曲を聴けるのもSHOWCASEならではの良さであって、楽しみでもあります。
全体的にヘヴィな曲ですが、最後にかけて徐々に盛り上げっていくリズムは最高です。
実際に聞いてもらわなければ伝わりませんが、リズムの上がり具合は見事なので聴いたことのない方は一度聞いてみて下さい。
7.泣いて 泣いて 泣きやんだら
稲葉さんのMCの後、松本さんのギターソロから始まったこの曲はしっとりと歌い上げるバラード曲です。
記憶では1998年1月からの「SURVIVE」ツアー以外は歌っていなかった曲だと思うので、ライブで聴けるのはすごく貴重です。
B’zはとかく炎や爆発などの派手な演出を使った、激しいロックなイメージがありますが、バラード曲もいいものが沢山あります。
あまり知られていないかもしれませんが、バラードの名曲を挙げればきりがないくらい紹介できます。
「泣いて 泣いて 泣きやんだら」はそんな名曲にも入るバラードなので、バラードが好きな方にはおすすめの1曲です。
8.永遠の翼
壮大な世界観が広がるバラード曲です。
シングルカットされているバラードなだけに迫力もあり、歌詞と共に映像が浮かんでくるような素晴らしい出来です。
私的にはCDで聴くよりも、ライブで聴いた方が良さが伝わる曲だと感じます。
9.太陽のKomachi Angel
ドラムとギターのセッションから始まり「太陽のKomachi Angel」へと繋がる流れは最高にカッコいいです。
このDVDの一番のおすすめを挙げるとすれば間違いなくこの曲です。
昔からの定番曲のためリズムはぴったりと息があっていて、間奏でのシェーンのドラムはかっこよすぎだし、稲葉さんと松本さんのやり取りは絶妙で画面を通して楽しさが伝わってきます。
これを生で見られた方は本当に幸せだと改めて感じる映像です。
10.銀の翼で翔べ
この曲はアルバム「Brotherhood」の中の1曲ですが、ライブでも何回か聴いている曲です。
そんなに人気があるとは思えないような曲ですが、なぜかライブでやっている不思議な曲。
松本さんか稲葉さんのどちらかが好きな曲なのかわかりませんが、たぶんメンバー推しの曲なんでしょう。
改めて歌詞を聴くと歌詞はすごくいいんですね、自分を見つめ直し新たにスタートしろよと背中を押されるような曲です。
11.春
1994年発売のアルバム「The 7th Blues」の中の1曲。
片思いの恋を唄ったバラードですが「The 7th Blues」のアルバムは年を重ねるごとに、聴けば聴くほどその良さを実感できるアルバムなのでおすすめです。
若いころにはまだわからなかった感情が今ではよくわかる、というような感じで気が付けば名曲揃いのアルバムだと気づかされます。
「春」ももちろん心に染みる名曲なので、間違いないです。
12.ながい愛
ヘヴィーなサウンドが特徴の曲、アルバム「Brotherhood」の中の1曲ですが、ライブでは何度も演奏されていて、生で聴いてこそその良さがわかる曲ですね。
最後のほうの一瞬音が途切れる「間」があるのですが、それがめちゃくちゃカッコよく決まるんです、これだけは聞いてもらわなければ伝えられません。
まさにハードロックという感じで、闇夜を切り裂く研ぎ澄まされたナイフのような曲です。
13.F・E・A・R
ハードなロックナンバーの「F・E・A・R」は私のめちゃくちゃお気に入りの曲です。
サビの部分は次々と煽ってくるサウンドの波に血液が沸騰するほどの興奮を覚えます。
名曲中の名曲なので、B’zを語る上では絶対に外せない曲だと自分では考えていて、B’zを知らない人にもすすめて積極的に聴いてほしい曲ですね。
ちなみにこの曲はアルバム「Brotherhood」に収録されています。
14.アラクレ
イントロは「juice」のイントロから始まるという珍しい演出です。
この曲はアルバム「BIG MACHINE」の中の1曲ですが、ドラマの主題歌にもなっていた曲で、ライブDVDの「Typhoon No.15」に1曲目で演奏されていて、その当時まだアルバムの発売前にライブでやった曲という記憶があります。
ライトなロックナンバーでノリがいい曲なので、ライブ会場も一体感が味わえる曲です。
15.BANZAI
この曲はシングルのみでアルバム収録されなかった曲ですが、ライブでは盛り上がる曲です。
特にいいのは間奏の部分で、スローペースになったリズムにギターの演奏が響き渡る所は壮大で、つい演奏に聞き入ってしまいます。
今回の映像も会場一体となってバンザイを行ったりと一番一体感が出ていた曲です。
16.ALL-OUT ATTACK
終盤に向かって怒涛のようにノリのいい曲が繰り出されていますが、この曲はノリの良さに加えて曲調が3段階に変化する変則的なリズムが特徴の曲です。
ハイペースなリズムの時はかっこよく、スローなリズムの時は懐かしささえ感じるメロディーに不思議と聞き入ってしまいます。
最後のドラムもヘヴィな感じでもうかっこよすぎです。
アルバム「MONSTER」の中の1曲。
17.Out Of Control
今回、一番意外だったのが「Out Of Control」です。
初期のアルバム「IN THE LIFE」の1曲なのですが、ライブでは絶対に聴かない曲ですね。
久しぶりに聴いた、という点では懐かしくて会場も盛り上がったと思いますが、逆にこんな曲があるなんて知らなかった、というファンの方も多そうですね。
18.ARIGATO
アンコール最初の曲は「ARIGATO」シングルカットのみの曲です。
演奏はアレンジなしのシンプルな感じでしたが、気のせいかキーが低いような気がしました。
ダークなイメージのバラードで最後の方は少しテンポが速くなるところもあるが、全体的には暗くて孤独な曲ですね。
個人的にはダークな感じがカッコ良くて好きな曲です、ライブではほとんど演奏されたことがないので、ぜひともプレジャーツアーで聴いてみたい1曲です。
19.おでかけしましょ
最後の曲はこれも意外ですが「The 7th Blues」の中の1曲「おでかけしましょ」です。
まさにSHOWCASEのラストを飾るにふさわしい曲の構成で、アルバムのツアーやプレジャーツアーでもこの曲がラストはないと思うのでとても興味深いです。
開場はぎゅうぎゅうの詰め込みが見て取れて、1階は窒息しそうなくらいの様子でしたが、あの場所に実際にいる方たちは大変だっただろうなと見て取れます。
それに比べて2階席はゆったり見れそうな感じだったので、2階で見れた方はラッキーだったんじゃないでしょうか。
ホントうらやましいです。
まとめ
私のおすすめDVD、ベストアルバム「B’z The Best ULTRA Treasure」の「B’z SHOWCASE 2007-19-」DVDの曲を紹介しながら解説をしてみました。
「SHOWCASE」のライブは競争率が高く、自分自身まだ一度も参加したことはないのですが、B’zのファンであれば一生に一度は参加したいライブです。
そんな貴重なライブのDVD(映像)は少ないので、このDVDも見方を変えれば特等席で見ているようなものなので、とても貴重なものなんだなと感じています。
この記事を見てB’z好きな方に少しでも共感していただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ARIGATOございました。
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