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coincheckでんき!毎月の電気料金を払いビットコインをもらう仕組みとは?
仮想通貨取引所のコインチェックで電気料金の決済サービスを行っているのをご存知でしょうか。
ビットコインで電気料金を支払ったり、かかった電気料金の1%~7%相当がビットコインで還元されるというものです。
プランによってそれぞれ特徴があるので、その仕組みとメリット・デメリットを解説していきます。
結論としては、電気料金を支払いビットコインをもらうことはメリットしかない、と感じましたので、あなたも一度検討してみてはいかがでしょうか。
目次
コインチェックでんきとは?
「コインチェックでんき」とは仮想通貨取引所のcoincheckが始めた電力決済サービスです。
電気の品質や供給の仕組みはそのままで、電気代をビットコインで支払ったり、支払った電気料金に応じてビットコインが還元され、貯まるという仕組みです。
プランは2種類あり、電気料金をビットコインで支払う「ビットコイン決済プラン」電気料金を支払ってビットコインをもらう「ビットコイン付与プラン」に分けられます。
電力の供給元は株式会社イーネットワークシステムズ(ENS)でENSは丸紅グループの電力会社「丸紅新電力」と提携しているので、心配なく安定した電力供給が行えます。
コインチェックはENSと販売代理契約を結んでいるので、ビットコインの還元、ビットコインでの決済はコインチェック、申込、解約などの手続き、電気の供給はENS、ということになります。
供給エリアも順次拡大中で、北陸電力・四国電力・沖縄電力・その他離島以外で申し込みができます。 ※2018年1月17日現在
ここまで見るとかなりお得な感じがします。
詳しいプラン内容が気になるところなので見ていきましょう。
ビットコイン付与プラン
電気料金や支払方法は今までの電力サービスと同じで、支払金額の1%~7%をビットコインで還元するプランです。
コインチェックのウォレットに毎月貯まるので、コインチェックへの申し込みは必須ですが、ビットコインなどの仮想通貨を取引しなくても申込、ウォレットの開設はできますので、申込だけしておいても損はないと思います。
今ならログインの2段階認証の設定で500円相当のビットコインももらえるので少しお得です。
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メリット
毎月ビットコインがもらえるのはメリットです。
ビットコインは日々変動しているので、価値が上がることもあれば下がる事もあります。
例えば、毎月もらえるビットコインがたとえ500円だったとしても、価格の変動でビットコインの価値が10倍になったとします。
すると、今まで持っていた500円分のビットコインも、5,000円の価値になるということです。
考えるだけでも楽しいですね。
ビットコインに価格の変動がある、といっても毎月ビットコインがウォレットに入ってくるので、高くても安くても自動的に入ってくるので、価格は平均化され、ある程度のリスクは分散されます。
これはドルコスト平均法といって、株式投資などで多く使われる手法なので長い目で見れば損を減らすことに向いています。
たとえビットコインの価値が暴落して0円になったとしても、自分のお金をつぎ込んだわけではないので、痛くも痒くもありません。
そう考えるとこのプランはメリットしかないように思えます。
デメリット
ビットコインの価値が下がり、0円になる事。
しかし、先ほども言ったように自分のお金を投資したわけではないので、リスクはほぼ0と言えます。
ビットコイン決済プラン
ビットコインで決済するプランは、電気料金は既存のサービスより1%~7%お得になり、電気料金をビットコインで支払するというもの。
電気代をビットコインで支払うので、今現在ビットコインを持っていて、実際に利益が出ている方に向いているプランだと思います。
ビットコインは価格が日々変動しているので、ビットコインを購入した後に価値が下がってしまった方には向いていません。
価値が下がってしまったビットコインで支払うということは、電気料金を高く払ってしまうのと同じことになるからです。
メリット
ビットコインで支払うことのメリットは、最初から電気料金が1%~7%割引されているということ。
ビットコインで利益を出している方は、実質的に安く電気を買うことができる。
裏技的なことになりますが、このプランで思ったことは、支払いにビットコインが足りないときには、あらかじめ登録したクレジットカードからの引き落としになります。
クレジットカードの引き落としは、カードのポイントが貯まります。
であれば、割引された電気料金をクレジットカードで払うことが一番得ではないかなと思ってしまいます。
HPの注意点にはビットコイン残高が足りずカード決済の際は「ビットコインが付与されます」と書かれているので、ビットコイン付与プランに代わる、ということなのでしょうか?
デメリット
ビットコインの価値が下がり、元本割れしたした場合は電気料金は実質的に高くなってしまいます。
ビットコインなどの仮想通貨で利益確定した場合、ビットコインで支払った電気料金にも税金がかかる。
税金は雑所得なので面倒な計算と高い税率はデメリットです。
申込時の注意点
コインチェックでんきがお得なことは分かったので、次は申込の注意点をまとめてみました。
申込は本人確認が済んでから
コインチェックでんきを申込むには、コインチェックで取引のアカウントを作成しなくてはなりません。
その際、本人確認が済まないと申込みできないので注意が必要です。
コインチェックの申し込みは30分もかからず簡単に申し込めます。
しかし、本人確認は郵便ハガキが到着して確認完了となります。
私の場合は申し込んでから6日でハガキが届いたので、本人確認は1週間程度かかると思った方がいいでしょう。
ENSに申込み
コインチェックの本人確認が済んでいれば、ENS(株式会社イーネットワークシステムズ)に申し込みができます。
申込人の名義はコインチェックとENS共に同一名義が申し込みの条件となります。
スマートメーターが装着されていない場合はメーターの交換がありますが、交換作業は電力会社が無料で行います。
申込後3週間~1ヵ月半経過後に電力の供給が始まります。
おおまかな申込の流れはこんな感じですが、自分でやることは何もないのでENSにすべてお任せする感じです。
契約条件
契約条件等は以下の通りです。
契約手数料 無料
契約期間 1年間(以降は申し出がなければ自動更新)
解約手数料 契約後1年以内の解約は所定の手数料あり
サービス供給エリア、電力の割引額・付与額
注意点としては契約後1年間は解約すると手数料が発生するので、解約しないほうが良いですね。
詳しくはこちら
まとめ
いかがだったでしょうか。
コインチェックでんきはビットコインで電気料金を払ったり、ビットコインが貯まる仕組みで。
特にお得なのは、電気料金を支払うと毎月ビットコインがもらえる「ビットコイン付与プラン」だということがわかったと思います。
ビットコイン付与プランはメリットしかないので、ぜひ、検討してみて下さい。
コインチェックは電気料金だけでなくガス代、水道代、携帯料金、家賃など生活インフラをビットコインで決済できるよう、提携企業を探しているようです。
この流れは遅かれ早かれ増加していくと思うので、常にアンテナを張って最新の情報を取り入れていきたいものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。