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出典:marvel.com
動画配信サービスのNETFLIXで見られる、マーベルのヒーローを扱ったドラマ「デアデビル(DAREDEVIL)」シーズン2の感想を紹介していきます。
この記事は「デアデビル」シーズン2の概要を知りたい方向けに書いているので、マーベルの映画は好きだけどドラマはまだ見ていない、ドラマは本数が多すぎて把握しきれない、という方はこのドラマの概要を知っておくだけでも、マーベルの作品を見る上での参考になるということです。
NETFLIXのマーベルドラマ「デアデビル」はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の世界観を共有しています。
また、NETFLIXでも多くのマーベルドラマがあり独特の世界観でつながっているため、あとから紹介する他の作品も見ることでより楽しめるような仕掛け(伏線)が多く入っているのも特徴です。
見る時間がない方はこの概要だけでも知っておいて、他のマーベルドラマや映画を見る上での参考になれば幸いです。
目次
デアデビル シーズン2の基本情報
NETFLIXのテレビドラマシリーズ
2016年製作
全13話
主な登場人物
マシュー・マードック/デアデビル
9歳の時に事故にあい両目の視力を失うが、それと引き換えに視力以外の感覚が研ぎ澄まされるという超人的な能力を身に付けることに。
父親が亡くなり施設に入れられたとき、スティックという盲目の老人に出会い武術を学ぶ。
成長したマシューは昼間は盲目の弁護士、夜は悪を倒す「デアデビル」としてニューヨークのヘルズキッチンを守っている。
フランクリン・ネルソン
マシューの大学からの友人で、共同で法律事務所を経営している。
マシューの正体を知る数少ない人物だが、弁護士という立場上デアデビルとして活躍するマシューを応援するわけでもなく、仕事をすっぽかすマシューとの距離はだんだん離れていくことに。
カレン・ペイジ
ネルソン&マードック法律事務所で秘書として活躍しているが、正義感の強いカレンはたびたび事件に首を突っ込みすぎて危険な目に。
今回もあるクライアントの事件をきっかけに組織的陰謀を目の当たりにし、またしても危険が迫る。
マシューとの恋愛も少しあり、今後の展開も目が離せません。
クレア・テンプル
メトロ総合病院に勤務している看護師。
マシューが「デアデビル」だと知る数少ない人物。
今回もメトロ病院を舞台にした戦いで登場するが、クレアはNETFLIXのマーベル作品にほとんど登場しているキャラクターなので、クレアの存在を覚えておくとまた違った楽しみ方ができます。
フランク・キャッスル/パニッシャー
元アメリカ海兵隊の軍人。
ギャングの抗争に家族が巻き込まれすべてを失ったフランクは復讐のため、処刑人パニッシャーとしてヘルズキッチンに巣くうギャングを処刑しまくる。
パニッシャーはスピンオフでドラマ化されているので、ある意味このシリーズでパニッシャー誕生を描いているといってもいい作品。
エレクトラ・ナチオス
マシューの元恋人。
大富豪の令嬢としてあらわれるが、その正体はマシューと同じくスティックから戦い方を学んだ冷酷な暗殺者だった。
マシューとは戦い方を巡り対立するが、彼女がこのドラマのキーになっているため今後の展開にも目が離せないキャラクター。
スティック
謎の老人、マシューとエレクトラを戦士へと育てた武術家。
シーズン2ではある組織のボスだということはわかったが、未だに謎の多い老人。
スティックもデアデビル以外の作品に出演しているため、注目すべきキャラクターの一人。
シーズン2のあらすじ
昼は弁護士として、夜は盲目のヒーロー“デアデビル”として正義のために闘うマット・マードックは、ヘルズ・キッチンを影で支配していたフィスクを倒し、街に秩序を取り戻した。しかし、フィスク不在の街ではマフィアたちが再び陰謀を企て始め、さらに、犯罪者を容赦なく殺戮する非情の私刑執行人“パニッシャー”やマットのかつての恋人で高貴で冷酷な暗殺者の“エレクトラ”が現れる。 マットは彼らと対立しながら、再び悪の組織に立ち向かっていく。
デアデビル シーズン2の感想
デアデビルのシーズン2を見終わっての感想は端的に言うと、MCU作品というよりは「NETFLIXユニバースの作品」ということがだんだんとわかって来た印象です。
「NETFLIXユニバース」という言葉は実際にはないですが、NETFLIXのマーベルドラマシリーズはMCUと同じくらい密接につながっていて、その世界観を色濃く映しています。
というよりMCUの話題はほとんど出てきません。
そのかわり、NETFLIXのマーベルドラマに出演したキャラクターが登場したり、話題に上がるなどその世界観が固まっていくのが見て取れて、意外にハマっている自分がいることに気が付きます。
これもNETFLIXの戦略だとすれば、とてもうまくできているのでだんだんと面白が増してくる感じですね。
ストーリーはシーズン1よりも少し複雑になり、パニッシャーやエレクトラの出現により、善悪の区別がつきにくく、敵味方がころころと変わる様子に結構ついていくのが大変です。
パニッシャーが追っているギャング団とデアデビルが追っている謎の組織「ヤミノテ」など敵も多いので、格闘アクションは前回よりも増えています。
とくに注目ポイントは「ヤミノテ」ですね。
シーズン1でヤクザのノブは忍者の格好でデアデビルと対決し敗れていますが、実はノブは生きていて「ヤミノテ」のリーダーだったという落ちもあります。
もちろんヤミノテのメンバーは皆忍者で、刀と手裏剣がビュンビュン飛んでくるアクションがあったりと、アメリカ人が大興奮するような戦いが繰り広げられるので見ていて楽しい仕上がりです。
ヤミノテは「アイアン・フィスト」や「ザ・ディフェンダーズ」のドラマでも登場する組織なので、まさに「NETFLIXユニバース」ということ。
続きがどんどん見たくなっていく感覚です。
昼の顔、マシューの弁護士の仕事は、夜の仕事が影響してすっぽかすなど最悪の状況で、法律事務所は閉店、仲の良かった3人はバラバラになってしまいます。
それでも最後の最後、マシューがカレンに自分がデアデビルであることを明かすシーンがあり、この先をかろうじてつないでいる予感もするので、これも気になるところです。
このシーズン2を見終わり、一番の謎はスティックですね。
スティックも謎の組織のリーダーという設定。
それにしてはみすぼらしい格好で、何を目的にしている組織かはまだ曖昧になっているなどまだ本当に謎だらけで、その組織に属するエレクトラがカギとなっていたことだけはわかりました。
最終的にエレクトラは戦いで死んだとされていましたが、ヤミノテは不老不死に実験を行っているらしく、エレクトラはまた生き返ってマシューの元に現れるでしょう。
多くの謎を残したまま終わったので、シーズン3を期待して待ちたいと思います。
デアデビルシーズン2は動画配信サービスのNETFLIXで見れますが、DVDも発売されているので、単体でも見ることができます。
マーベル好きであれば一度はチェックすべき作品ですね。
MCUとの関係はどうなの?
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)との関係が気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うとデアデビルシーズン2はMCUの世界とつながっていますが、今回、MCUの話題は出てきませんでした。
そのかわりNETFLIXユニバースともいうべき他の作品のキャラクターが登場したり、話題に上がったりしていました。
一つ目はジェシカジョーンズの話題です。
第5話でマシューの友人ネルソンが元カノの弁護士と会話しているときに「うちの関係者がジェシカ・ジョーンズという女に監視されている」という話をしていました。
これこそ同じ世界、というか同じ町に住んでいるユニバースをにおわせるセリフで「ザ・ディフェンダーズ」への伏線ともいえるシーンです。
二つ目はジェリ・ホガースの登場
最終回は「ジェシカ・ジョーンズ」でジェシカがいつも仕事をもらっていた、弁護士のホガースが登場しました。
マシューと別々の道を行くことになった弁護士のネルソンが、ホガースが直々にうちの弁護士事務所に来てほしい、ということでスカウトしています。
これもドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」のキャラクターが登場したことで、ますますNETFLIXでのマーベルの世界が確実に築かれていることを感じさせるシーンになりました。
個人的にはNTTFLIXのドラマもMCUの作品の一つなので、話題が全く出てこなかったのは不満ですね。
登場しないにしても話題くらいは散りばめておかないと、ファンとしては物足りない感じがします。
NETFLIXのマーベルドラマを時系列順に紹介
NETFLIXのオリジナルドラマシリーズであるマーベルドラマの作品数は現在9作品で、今後もさらに増えていく予定です。
- デアデビル シーズン1
- ジェシカ・ジョーンズ シーズン1
- デアデビル シーズン2
- ルーク・ケイジ シーズン1
- アイアンフィスト シーズン1
- ザ・ディフェンダーズ
- パニッシャー
- ジェシカ・ジョーンズ シーズン2
- ルーク・ケイジ シーズン2
すべて見るのであれば、この順番で見て行けば間違いないです。
まとめ
マーベルのテレビドラマ「デアデビル/シーズン2」の感想を紹介しました。
シーズン2はデアデビル、パニッシャー、エレクトラとキャラクターが少し増えて盛り上がってきたところです。
また、ストーリーもデアデビルだけの中に納まりきれず、NETFLIXのマーベルドラマ全体を見ないと話が見えないようになってきています。
NETFLIXのドラマだけでも100話以上あるので、全部見るのは大変ですがMCUの作品を見るだけでもマーベルのキャラクターに詳しくなれるので、時間がある方は挑戦してみて下さい。
また、デアデビルはNETFLIXのクロスオーバー作品「ザ・ディフェンダーズ」に合流します。
それを目的に見ていけば楽しさも倍増するので、あなたもドラマ版「アベンジャーズ」を見るためにもデアデビルを見てはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回作はルーク・ケイジです。
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