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地域密着型の金融機関ってどうなの?賢く利用して得する方法を教えます

 

銀行などの金融機関はたくさんありますが、あなたは何社くらいの金融機関と取引していますか?

金融機関はメガバンクと言われる都市銀行の他に地方銀行、そして地域密着型と言われる中小企業の金融機関などがあります。

地域密着型金融機関のイメージとしては、軽自動車やスーパーカブで顧客の家を周り、商店などの集金や融資などの営業をしているイメージが強いのではないでしょうか。

対面営業を基本としていて、昔ながらの足を使って営業しているので、地元の中小企業や個人事業主、あまり頻繁に店頭に出かけられない高齢者が利用しているイメージですね。

私も地元の金融機関を利用しているのですが、金融機関は最低でも3社くらいは取引していた方が融資などを利用する際、選択肢が増えて便利ですね。

  • ネット銀行
  • 地方銀行
  • 地域密着の金融機関

この3タイプの金融機関に口座を持っていれば、日頃のお金の事はたいがい解決します。

今回は規模の小さい信用金庫や信用組合、農業協同組合などの中小規模の金融機関、いわゆる地域密着型金融機関に焦点を当てて、その付き合い方やメリットやデメリットを紹介していきます。

あまり馴染みのない小規模な金融機関は使い方次第ではメリットとなるので、中小企業の社長や在宅で働いている個人事業主の方はぜひ参考にしていただければ幸いです。

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メリット

地域密着型の金融機関のメリットは対面営業を大切にしているところですね。

何かと地方銀行とのシェア争いに巻き込まれるため、地域密着型の金融機関は縮小傾向にあります、そのため顧客との対面営業を非常に重要視しています。

ですので、日頃から取引を行い職員との関係構築ができればメリットは十分にあります。

 

金融の知識が身に付く

地域密着型の金融機関との取引により顔なじみになることで、金融のテクニックや知識が身に付くのはメリットですね。

例えば営業の職員は少しでも自分の金融機関をメインに使ってもらいたいと考えて行動しているので、関係構築のために私たち顧客にとって有益となるお金の借り方やまとめ方、住宅ローンの金利引き下げなどの情報を教えてくれます。

店頭の窓口でも大手の銀行などはお客さんが多くて対応できない場合でも、地域密着型の金融機関であればそんなに混雑していないため、進んで対応してくれます。

私のイメージですが地域密着型の金融機関はいつも空いている印象なので、銀行と同じサービスでも待たずにやってもらえるので便利ですね。

金融の知識を身に付ける意味でも積極的にかかわった方が、より多くの情報を提供してくれます。

 

お得な情報が早く手に入る

地域密着型の金融機関と取引をしておくことで、金利の高い定期預金などがある場合は積極的に情報を教えてくれるので、お得な情報が早く手に入ります。

また、各種ローンの金利を比べたい際にも詳しく教えてくれます。

例えば、車のローンなども扱っているので、カーディーラーのローンの資料などがあれば、それと比べてメリットはどうなのかといったシミュレーションもすぐできるので、自分で調べるのが面倒な方には非常に心強いですね。

金融に関しては幅広い情報を持っているので、困った時に相談してみればきっと役に立つ情報が手に入ります。

 

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最後の砦は地域密着型金融機関

このことを知らない方は多いと思いますが、銀行で融資を断られた方でも地域密着型の金融機関では融資が通ることは結構あります。

なぜかというと、地域密着型の金融機関は都市銀行や地方銀行の受け皿的な役割を果たしているので、融資に関しては最後の砦といっても過言ではありません。

もちろん日頃からの取引がなければダメですが、対面営業に重きを置いているため日頃から私たち顧客の性格やお金に対する考え方も観察しているので、親身になって相談に乗ってくれるはずです。

ですので、銀行で融資を受けられなければ、高金利な信販会社のカードローンを使う前に地域密着型の金融機関に相談することで、問題が解決できるかもしれません。

 

デメリット

地域密着型の金融機関にはデメリットもあります。

デメリットになるかならないかは地域密着型の金融機関を利用する私たちの選択によるので、間違った選択をしないでうまく利用することにより防ぐことはできるはずです。

あくまで主役は金融機関を利用する側の私たちです。

営業職員に無理難題を言われた時に言いなりにならないよう、対等な立場で付き合うよことが大切ですね。

 

金融機関はお金を貸したいだけ

日頃からお付き合いしている地域密着型の金融機関の職員はどうやって稼いでいるかというと、顧客に融資をしてその利息をもらって稼いでいます。

なので、お金を借りてくれない方はよほどの富裕層を除いて用はないわけです。

彼らはお金を貸してなんぼの世界なので、常に借りてくれる人を探しています。

会社であれば運転資金の融資、個人であれば住宅、車、教育ローンを中心に営業を行います。

時にはしつこく営業してくることがあるので、借りたい時は良いのですが、借りたくない時はそれに流されないよう強い意志を持って対応しましょう。

お互いに持ちつ持たれつの関係ですから、自分にメリットがあると感じた時だけ利用すればいいのです。

 

ノルマ達成のために利用されることも

地域密着型金融機関の職員にも当然ながら毎月の融資のノルマは存在します。

どこの会社もノルマは厳しいものです、営業の職員は月末になると上司からのプレッシャーもありノルマ達成のために中小企業などにお金を借りてくれるようお願いすることもあります。

いわゆる協力融資というやつです。

金融機関側は何日か借りてもらって月末の数字を取り繕えるだけでいいので、借りる側にとってはデメリットでしかありません。

金融機関を利用するのはあくまで対等な立場なので、デメリットのある取引はやる意味がなく無駄なだけです。

こちらのイメージが悪くなろうとも無理な協力しないほうがいいでしょう。

また、カードローンやクレジットカードなどのノルマもあることから、すすめられることもあるかもしれませんが、カードローンを作るということはこちらの借入枠を提供することと同じなので、注意が必要です。

年収が少ないのにあまりカードローンのカードを作りすぎると、個人の借入枠が一杯になっていしまい、車や教育ローンなど重要な時の審査に通らない場合があります。

ですので、たとえ発行無料でお金がかからず協力できる場合でも何かしらのデメリットが存在するのです。

くれぐれも金融機関職員のペースに乗らないよう注意してください。

 

まとめ

地域密着型金融機関のメリット・デメリットを紹介してみました。

今後は時代の流れにより、さらなるIT化やAIによる金融業界へ進出が進み、今のような地域密着型のビジネスモデルは近い将来なくなっていくことでしょう。

しかし、地域密着型の金融機関は今もあなたの街にもある身近な存在です。

デメリットに注意し、賢く利用して付き合えばその便利さを実感できることと思います。

また、3タイプの金融機関と付き合うことにより、お金を借りたい時は金利の比較もできるため、金利引き下げの交渉なども優位に行うことができるようになります。

上手にお金と付き合っていくために、もう一度地域密着型の金融機関に目を向けてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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