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MARVEL 映画 インクレディブル・ハルク 感想
化け物同士の大バトル生き残るのは誰だ。
ネタバレもありますので注意して読んで下さい。
あらすじ
軍の科学実験で大量の放射能を浴びたブルースは、怒りや恐怖が高まると緑の巨人“ハルク“に変身してしまう。彼は自身の力を制御できずに苦しみ、人目から隠れるように暮らすが、軍はその力を利用しようと目論み……
監督 ルイ・レテリエ
日本公開 2008年8月1日
感想
MCU(マーベルシネマティックユニバース)作品、アイアンマンに続く第2弾。
中止されたはずのスーパーソルジャー計画の実験に参加していたブルース・バナー博士(ハルク)は自らの肉体を使って実験を行ったが、実験は失敗し緑の化け物ハルクと化してしまう。
ハルクの肉体を軍事利用するため追われることとなったバナーと追い詰めるロス将軍の戦いを描いているのだが。
バナー博士がいかにしてハルクになったかは冒頭のシーンでダイジェスト的な映像が流れるだけで強引に話はバナーの潜伏先のブラジルから始まる。
ストーリーも少々雑で潜伏先のジュース工場で軍のブロンスキー率いる特殊部隊と一戦交えるが、ジュース工場をめちゃくちゃにして特殊部隊もほぼ壊滅しハルクに逃げられてしまった。
ブロンスキーはハルクに対抗するため自ら肉体を強化してしまうところも強引で、最終的にはハルクのような化け物になってしまいハルクと対決することに。
結果ハルクは勝ちますが、あまりリアリティーを感じない作りになっています。
全体的には単調な感じで笑いもなく暗い印象のイメージです。
MCUでは2作目ですが他の作品とのつながりもほとんどないので興味があるなら見て下さい、という感じなので興味がなかったら見なくても今後のMCUの作品は見れますので全然大丈夫です。
見どころは?
・ハルクの師匠はヒクソン?
バナーは怒りをコントロールできるよう道場で修業をしているのですが、その師匠はヒクソン・グレイシーでした。
ヒクソンから何を学んでいたのかは不明ですが、怒りのコントロールはできなかったように思えます。
ですが、この作品のハルクは変身後も多少は理性があったような感じなのである意味修業した成果は出ていました。
・大学で暴れるハルク
実験の資料を求め大学に潜入するが見つかり軍に取り囲まれたバナー、ハルクに変身し軍の車両や兵器を破壊するのですが、私が気になったのは大学構内に車両で侵入し、芝生をめちゃくちゃにして走っている米軍に違和感を覚えました。
ホントにやりたい放題で、きれいな芝生を台無しにした米軍にハルクは怒っていたのでしょうか。ちょっと笑えます。
残念なシーン
・ロス将軍の無能っぷり
バナー博士を捕らえようと特殊部隊を送り込み、結果ハルクに変身されて返り討ちに会う、その繰り返しを何回もしているロス将軍はかなりの無能ですね。
それに加えてブロンスキーも超人にすべく人体実験してしまうあたりは相当な悪人とみた。
最後はハルクのように変身してしまいアボミネーションとなったブロンスキーを止めるため、バナーに協力してもらったりと救いようのない感じでした。
心に残る名シーン
・ベティロスの演技
ベティ・ロス(リブ・タイラー)の存在が唯一の癒しになります。
ストーリーを通して男臭い感じがするなか、ベティのけなげにブルースを追いかける感じは素晴らしい演技だなと感心しました。
雨の中車を走らせ、バナーと再会を果たす場面はグッときます。
今後のマーベル作品には出る可能性は低いので少し残念ですね。
・ハルクとアボミネーションの戦い
街中で暴れるアボミネーションを止めるべくヘリから飛び降りて戦いに行くハルク。
化け物同士の対決は想像以上の破壊力で街を飲み込んでいきます。
パトカーを真っ二つに割いてグローブ代わりにして殴り合うなど無茶苦茶な戦い方をするハルクに、それ以上のパワーで対抗するアボミネーションとの激闘は必見です。
まとめ
インクレディブル・ハルクはマーベル映画(MCU)が好きな人だけ見てください。
それ以外の人が見ても面白さは感じられないと思います。
アベンジャーズではハルク役はマーク・ラファロに変わっているので、主役の俳優も違うし、その後の作品と絡む伏線も少ないので見なくても何の問題もありません。
MCUの世界のストーリーは次回へつながる含みを持たせた終わりかたをしているので今後の作品も要チェックして下さい。
また、MCU作品としては第2弾なので順番で見れば楽しさも倍増です。
マーベルの作品は各フェーズごとに区切りがついています。
第1弾~第6弾は「フェイズ1」です。
第1弾 アイアンマン
第2弾 インクレディブル・ハルク
第3弾 アイアンマン2
第4弾 マイティー・ソー
第5弾 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
第6弾 アベンジャーズ
第7弾~第12弾は「フェイズ2」です。
第7弾 アイアンマン3
第8弾 マイティ・ソー/ダーク・ワールド
第9弾 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
第10弾 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
第11弾 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
第12弾 アントマン
以上の順番です。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の全容を知りたい方は。
関連記事⇒マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは何なのか解説。フェイズ4の情報も随時更新中。をご覧ください。
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この機会にマーベル作品を見まくってみよう。
おまけ
マーベルといえばエンドロール後に流れるおまけ映像が次につながる伏線になっていたりするので楽しみにしている人は多いはず。
今回のインクレディブル・ハルクでもおまけ映像はあります。
バーで酔いつぶれているロス将軍にスーツ姿の男が近づいてきます。
その男とは、トニー・スタークでした。
トニーは将軍に耳打ちします、「私たちはチームを編成中だ」と。
トニーは編成される側なのでストーリー的に違和感があるのですが、ファンとしてはテンションが上がる瞬間です。
MARVEL 映画 アベンジャーズ 感想はこちらから。
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