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ロボアドバイザーによる資産運用に注目が集まっています。
それは投資の初心者でも手軽に始められ、運用はAIが行うので仕事が忙しい方でもほったらかしにしても着実に資産を運用してくれるためです。
今回はロボアドバイザーによる資産運用で一番定評のある、ウェルスナビ(WealthNavi)の手数料について解説していきます。
手数料は高い?それとも安い?気になるところですよね。
結論としては、ウェルスナビの手数料は資産運用初心者に対しては妥当だと判断しました。
そして、どうしたらお得に活用できるのか内容を詳しく説明していくので、参考にしていただければ幸いです。
目次
ウェルスナビの手数料は本当に高いのか?
ウェルスナビ(WealthNavi)の手数料は預かり資産に対して、基本は年率1%(税別)になっています。
1%の手数料は高いのかどうか大変気になるところですが、私の意見は「投資経験者にとって手数料1%は高い、しかし初心者にとっては妥当」ということです。
数多くの資産運用を行っている投資または資産運用の経験者は、運用手数料1%は高いという意見が多いようです。
ウェルスナビの運用先はETFと呼ばれる投資信託を組み合わせて運用されていて、ウェルスナビと同じ銘柄を自分で購入すれば手数料はもっと低く抑えることができます。
ですが、購入した銘柄の価格が変動した後の追加購入やバランスの調整など(リバランス)を考えると、少しだけ高い手数料を払っても初心者にとってはメリットが出てくるということです。
例えると、自家用社とタクシーはどちらがお得か?といっているようなもの。
勉強して運転免許と自動車を持っている方は、タクシーは高いというかもしれません。
タクシーは金額的に割高ですが、運転の勉強をしなくても利用できますし、乗車中の時間で仕事をすることだってできます。
乗り込んでしまえばほったらかしで目的地まで到着してくれる、という点では大変便利です。
ですので、資産運用の初心者にとってウェルスナビの手数料は1%ですが、投資の知識や経験を補ってくれるという部分を考えると決して高くはない、むしろ妥当だということですね。
安くなる?ウェルスナビの手数料を下げる方法
ウェルスナビの手数料は基本1%ですが、手数料を下げる方法もあります。
- 長期割を活用する
- 3,000万円以上運用する
以上の2つを活用することで手数料は下がりますので、詳しく見ていきましょう。
長期割を活用する方法
長期割は50万円以上を運用している方に適用されるサービスで、6カ月間出金がなければ割引が適用されます。
手数料の割引幅や運用金額の条件は以下の通りです。
長期割判定額 | 手数料の割引幅 |
50万円以上〜200万円未満 | 0.01%(年率) |
200万円以上 | 0.02%(年率) |
出典:ウェルスナビ公式サイト
最大の割引率は0.1%なので、最大まで割引になれば0.9%の手数料で運用できるということです。
ただし割引にも条件があります。
期間中に一度でも出金すると再スタートなり、通常の1%からのスタートになるということです。
3,000万円以上運用する
手数料は運用金額によっても変わります。
運用金額3,000万円を越える部分は年率0.5%(税別)になるので、手数料をかなり低く抑えることができるということです。
例えば5,000万円運用しているとすると、3,000万円までは手数料1%。
3,000万円を越えた部分、2,000万円は0.5%の手数料になります。
これであれば大口の運用もメリットがでてきますね。
ウェルスナビは初心者向け資産運用ツールだと考える
ウェルスナビを利用して一番メリットが受けられる方は、資産運用初心者です。
なぜならば初心者の苦手なところを補うのがロボアドバイザーの役目であり、ウェルスナビはその役目を十分に補っているツールであると言えます。
投資初心者が自分に最適な運用先の銘柄を探すのは大変ですし、見つかったとしても銘柄の組み合わせや比率などを考えるとかなりの時間を要することになるので、それを全部自分に代わって考え運用してくれるのはかなりのメリットだということです。
例えば、最適だと思って購入し組み合わせた金融商品も、年月が経つにつれ上がり下がりがあるのでバランスが崩れてきます。
購入した時のような当初のバランスに調整するのは初心者には難しいですし、これほど面倒なことはありません。
その点、ウェルスナビは自動で崩れたバランスを調整するリバランス機能があるので、バランスを気にする必要はないということ。
ですので、資産運用初心者にこそウェルスナビが最適なツールであり、試してみる価値があります。
ロボアドによる資産運用の最大のメリットとは
ロボアドバイザーによる資産運用の最大のメリットとは何なのか考えて見ると、3つ挙げられます。
それは「勉強時間の節約」と「リバランス機能」「DeTAX機能」の3つですね。
メリット1:勉強時間の節約
勉強時間の節約は資産運用初心者にとってはかなりのメリットです。
投資の勉強や銘柄の勉強など、資産運用について本格的に学ぼうとすると膨大な時間を費やすことになります。
たとえ勉強して知識を身に付けたとしても確実にその知識を活かせるのかも微妙なところ、ましてや仕事で忙しい方にとっては投資の知識を身に付ける時間さえないのが現状ではないでしょうか。
ですので、勉強時間が取れなくても世界水準の資産運用ができるのはメリットでしかないです。
メリット2:リバランス機能
たとえ資産運用の知識があったとしても、ポートフォリオ(投資先の最適保有率)のバランスが崩れてきたときにETFなどの保有率を見直すことは、相当な手間と時間がかかるということ。
ロボアドバイザーの最大のメリットは半年ごとのバランスを保つ、「リバランス機能」であると感じます。
これこそ初心者には絶対に無理なことなので、この機能が生かせるロボアドバイザーによる資産運用がおススメという理由です。
メリット3:DeTAX機能
DeTAX(デタックス)機能とは、税金を繰り延べることができる機能です。
ウェルスナビには分配金の受け取りやリバランスなどによって生じる、含み益の税負担を保有銘柄の含み損と相殺して、税負担を翌年以降に繰り延べることができます。
わかりやすく言うと、運用過程で発生した利益と損失を打ち消して、税金を軽減させるということです。
これは発生する税負担を必ず繰り延べることを保証するものではありませんが、税負担軽減には少なからず貢献している機能ということがわかります。
この機能はロボアドバイザーの中では今のところウェルスナビでしかやっていないサービスなので、ウェルスナビのメリットでもありますね。
まとめ
ウェルスナビ(WealthNavi)の手数料のか検証と、今評判のロボアドによる資産運用を解説してみました。
運用手数料1%は投資の経験者からすれば高いと言われていますが、銘柄選定やポートフォリオといわれる最適保有率のバランス調整ができない初心者の方には妥当な手数料であると感じます。
また、税金の繰り延べ機能であるDeTAX機能は、投資経験者でもやっている方は少ないのではないでしょうか。
ですので、ロボアドバイザーによる資産運用は投資初心者にこそ利用する価値のあるサービスで、その便利さを自ら体験して資産運用とリスク分散投資を行っていただければと思います。
ロボアドバイザーによる運用で実績、評判ともに人気があるのは「ウェルスナビ(WealthNavi)」です。
口座開設は簡単ですぐに運用を開始でき、運用資金は10万円からなので、手軽に始められます。
更に詳しくウェルスナビのことを知りたい方は、関連記事をご覧ください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。