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MARVEL 映画 アベンジャーズ 感想
最強のヒーロー達は地球を救えるか!MARVELの集大成ここに極まる。
マーベル映画が大好きなブレイクが自分目線で感想を語ります、ネタバレもありますので注意して読んで下さい。
あらすじ
人知を超えた悪によってひそかに進められる地球壊滅の陰謀。それを食い止めるべく、大富豪で天才発明家アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、神々の国から地球ヘと追放された雷神ソー(クリス・ヘムズワース)、感情の爆発によって容姿を激変させる科学者ハルク(マーク・ラファロ)などを集めた部隊アベンジャーズが結成される。しかし、各々が抱えているつらい過去や苦悩が浮き上がっては衝突し合うようになり、人類史上最大の危機に立ち向かうチームとしての機能が消失しかけていた。
監督 ジョス・ウェドン
日本公開 2012年8月14日
感想
マーベルシネマティックユニバース(MCU)シリーズのヒーローが集結し、地球侵略をたくらむ悪に立ち向かうというストーリー。
ここに至るまでの各ヒーローが主役を務める作品を見ていれば100倍楽しめる作品ですが、アイアンマンだけでも見ていれば十分楽しめます。
アイアンマンをはじめ、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカが同じ画面に揃うのは画期的で映画史上例を見ない戦略に基づいた作品だど感心します。
私はマーベルのアメコミなど読んだことはないですが、マーベルの映画だけを見て、マーベルコミックを含む作品に興味を持つようになったので、私と同じように映画を入り口にしてファンになった方も多いと思います。
話がそれてしまいましたが、作品としてはマニアじゃなくても楽しめる要素がふんだんにあり、ヒーローゆえの葛藤や、個性が強すぎるメンバーがどうまとまるかなど、最初から最後まで飽きさせることなく興奮、感動、笑いがふんだん散りばめられた作品です。
これを見ればこの作品の続きや、いままで公開された作品がまた見たくなりどんどん引き込まれていくこと間違いなしです。
見どころは?
・アイアンマンVSソー
やっとのことで捕まえたロキを護送中にソーが突然登場し、ロキを奪い去る、それにキレたアイアンマンがソーを襲い大バトルに。
ソーの電撃攻撃にアイアンマンは想定の400%を記録、それでも壊れないスーツ凄すぎる。
ソーの頭突きでアイアンマンの頭が少しへこむわ、アイアンマンの腕を少し潰してしまうソーはやはり凄い、それでもスーツの中のトニーは無傷というのがもっと凄い。
・チタウリとの闘い
上空に空いた穴から続々と現れるチタウリの軍隊、立ち向かうアイアンマンの空中戦は鳥肌ものです。
この映画での主役はやはりアイアンマンで決まりかなと、思わせるシーンです。
ハルクの暴れっぷりも見ものです。なんせキャプテンに「暴れろ」と指示を受けたもんだからそりゃ気兼ねなく暴れるわな。
ソーはビルの屋上で地味に電撃攻撃でホールから出てくる敵を一掃し、キャプテンは的確な指示で一般市民を安全な場所に避難させつつ地上の敵を叩く。
ヒーローたちの連係プレイで敵をせん滅していく様は見ていてスカッとします。
残念なシーン
・目のコピーが謎
操られたホーク・アイたちがイリジウムを盗みに入ったシーン。
ロキがイリジウム保管庫のカギを開けるために管理者の目に機械を突き刺し眼球をコピーするがその様子が不明。
残酷シーンっぽい感じになっているが、コピーするだけならスキャンでいいんじゃね。と突っ込みを入れたくなる。
心に残る名シーン
・コールソンの死
コールソンがロキに胸を貫かれるシーンは涙を誘います。
コールソンはアイアンマン、マイティ・ソーに出ていたし、キャプテンのファンということで、その辺の伏線があっての死なので、余計に哀しみを誘います。また、死に際に一発銃をお見舞いするあたりなどかっこよくて感動です。
マーベルは伏線を用意するのが本当にうまい。
フューリー長官はコールソンの死をきっかけにアベンジャーズの結束を図り、アベンジャーズは見事な活躍を見せますが。
フューリーの小細工は部下のマリア・ヒルにあっけなく見破らてしまいます。
しかし、コールソンは生きていて、その後の世界はテレビドラマへと引き継がれます。
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・アイアンマン爆弾を穴に投げ込む
最後のハイライトでアイアンマンが核爆弾をチタウリの母船へ投げ込むシーンは見ものです。
アイアンマンは宇宙空間でも平気なのかという疑問もありますが、その辺はアイアンマン登場シーンが海に潜っているところから始まっているため、問題ないことは明白です。海中シーンもエンディングのために引かれた伏線でしょう。
宇宙空間で最後かもしれないと悟ったトニーは恋人のポッツに電話するあたりも、ドキドキさせられます。
結局電話はつながらないところなど、もしかしたらアイアンマンはこのまま死ぬのかと思わせるような演出で、結局、帰ってくるのは予想できるけど不安にさせますよね。
爆弾は母船に当たり大爆発、穴を閉じてアイアンマンが落ちてきたところはアメリカの映画館では大歓声が上がっているだろうと想像がつきます。一番盛り上がるパターンの結末ですから。
笑えるシーン
・ロキの魔法はトニーには通用しなかった
笑えるシーンも多いです。スタークタワーでトニーに杖を当てて従わせようとしたロキだったが当てた場所が悪く魔法が効かなかった。
胸のリアクターのところだったので効かなかったのか、ロキはもう一回チャレンジするが結局ダメでした。ここだけコントです。ロキのあせった顔に大爆笑です。
・ハルクがロキをボコボコに
ロキは最終的にハルクにボコボコにされて終わります。最初からこれだけで決着がついていた気がします。
ロキも呆然として動けなくなるところは相当笑えます。
ロキも悪人だけどすこしマヌケで憎めないところがいいんでしょうね。車で逃げるときは一人だけトラックの荷台に乗っていたりと、少しぬけてるところが魅力です。
まとめ
メンバーがそろった当初は不満や衝突があり、この先どうなるかと思わせるところもあったが、結果的には迷いながらもヒーロー達は団結して悪を倒すことができたわけです。
ストーリーとしては王道中の王道ですが、見ている側はすがすがしいエンディングを見れて大満足なわけだし、大ヒットする理由もわかると思います。
MCUの世界のストーリーも次回へつながる含みを持たせた終わりかたをしているので今後の作品も要チェックです。
キーワードは「サノス」と「インフィニティーストーン」ですね。
また、MCU作品としては第6弾なので順番で見ることをお勧めします。
マーベルの作品は各フェーズごとに区切りがついています。
第1弾~第6弾は「フェーズ1」です。
第1弾 アイアンマン
第2弾 インクレティブル ハルク
第3弾 アイアンマン2
第4弾 マイティー・ソー
第5弾 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
第6弾 アベンジャーズ
この順番です。
アイアンマンが2008年公開でアベンジャーズが2012年公開。
4年も前から壮大な計画があってこの作品が作られている、そんなことを考えながら見ると、また違った見方ができておもしろいかもしれません。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の全容を知りたい方は。
関連記事⇒マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは何なのか解説。フェイズ4の情報も随時更新中。をご覧ください。
おまけ
マーベルといえばエンドロール後に流れるおまけ映像が次につながる伏線になっていたりするので楽しみにしている人は多いはず。
今回のアベンジャーズでもおまけ映像は2つあります。
・1つ目はロキを操っていた黒幕が出てきます。
名前はサノス、地球にとって後に脅威となる存在なので覚えておきましょう。
ちなみにサノスはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに出てますので、これも見ておくと話がつながりおもしろさ100倍です。
・2つ目は今回の戦いの後、トニーが前から気になっていたシャワルマというファーストフード店に皆で行って食事をしている様子が映っています。
敵に勝ち、浮かれた勢いで店に行ったのでしょうか、たぶん食べている途中でみんな冷静さを取り戻し、疲れていることもあり会話は少なく、結果は・・・というところでしょうか。
戦闘の後なのでめちゃくちゃになった店内で、無言でハンバーガーやポテトを食べている様子が笑えます。
後ろでおばちゃんが掃除してる細かい演出が最高。
MARVEL 映画 アイアンマン3 感想はこちら。
MARVEL 映画 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 感想はこちら。
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アベンジャーズのあとチタウリの武器を拾って銀行強盗を働くカップルを描いた短編映画。