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マンガ・アニメフェスタで安彦良和氏の原画を10点展示!その詳細を語る

 

こんにちはブレイクです。

2018年5月2日、ガンダムの漫画やアニメでお馴染みの、安彦良和氏の原画が展示されているイベントがあり行ってきました。

場所は埼玉県の小川町「マンガ・アニメフェスタin小川町」というイベントです、わたしの自宅からは少し遠いのですが、安彦氏の原画が展示されるイベントは安彦ファンとしては絶対に外せません。

ネットのニュースでチェックすると、今回の展示されている直筆原画は10点ということだったので、期待をして見に行ったのですが、安彦氏の直筆原画の迫力と絵のクオリティの高さに感動し大満足でした。

そこで、今回は安彦良和氏やガンダムファンの方に向けて「マンガ・アニメフェスタin小川町」の紹介をしていきます。

遠方や都合で見に行けなかった方のために参考になればうれしいです。

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場所は埼玉県小川町

「マンガ・アニメフェスタin小川町」概要です。

場所 埼玉伝統工芸会館(道の駅おがわまち)
   埼玉県比企郡小川町小川1220

ホームページ⇒http://saitamacraft.com/

開催期間 4月17日~5月13日

開館時間 9時30分~17時(入館16時30分まで)

駐車場 無料(200台)

入館料 大人(高校生以上) 300円
    小人(小・中学生) 150円

アクセス
東武東上線・JR八高線「小川町駅」から徒歩40分
小川町駅から「小川パークヒル行バス」伝統工芸会館前下車徒歩1分
関越自動車道 嵐山・小川ICから10分

 

場所は「道の駅おがわまち」の敷地内にある「埼玉伝統工芸会館」です。

伝統工芸会館ということもあって、館内は埼玉で永年受け継がれてきただるまや小川和紙など伝統工芸の展示も常時やっています。

入場料金を払い展示を見ながら奥に入っていくと「マンガ・アニメフェスタin小川町」の展示会場が見えてきました。

館内の和の建物の中に松本零士さんや手塚治虫さんの版画が展示していあり、通常のホールを借りて行う展示と違って趣きのある感じがして、これなら気軽に見れますね。

展示会場にいた管理者の方に話を伺ったところ、展示の原画は撮影はOK、ただし作品のアップでの撮影はご遠慮ください、と言われたのでそのように撮影してきました。

会場には東日本大震災の復興を願って書かれた巨大な寄せ書きをはじめ、たくさんの漫画家の方たちの作品やアニメのセル画も展示されています。

麻宮騎亜さんの原画も展示されていいました。

 

ガンダムの原画など21点を展示

今回の一番の目的は安彦良和氏の原画です。

展示されている作品は、安彦氏の漫画「機動戦士ガンダム ジ オリジン」の作品で描かれた原画で「月刊ガンダムエース」の表紙を飾ったイラスト等が全部合わせて21点展示されていました。

そう、10点じゃなかったんですね、絵コンテを入れると21点でした。

直筆の原画はそう簡単に見れないので、かなりのレアものです。

どんな原画が展示されていたのか詳しく紹介していきます。

 

ガンダムの原画7点

機動戦士ガンダムのDVD,ブルーレイBOXの発売を記念して書き下ろしたイラストが2点。

漫画「ガンダム ジオリジン」の表紙イラストが5点、合計で7点展示されていました。

上の段、左側のイラストは2014年5月28日に発売された「劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス プレミアエディション」の発売記念に書き下ろしたイラストです。

もう一つ、右側のイラストは2001年の物ですが、解説を見る限りDVD発売の際の書き下ろしたイラスト、ということのようです。自分なりに調べて見てもいつの物かはわからなかったので、少しもやもやしています。

イラストは2001年に書いたものです。知っている方がいましたら情報頂けるとありがたいので、ぜひよろしくお願いします。

いづれのイラストとも、下段のイラストより大きく迫力がすごいです。

近くで見るとキャラクターの配置のバランスや色遣いがきれいでずっと見ていられますね。

やはり生の原画のオーラのようなものに圧倒され、食い入るようにしばらく見ていました。

下段のイラストは「機動戦士ガンダム ジオリジン」のもので、ガンダムエースの表紙で描かれたイラストです。

 

2006年に描かれたものが4点、2007年は1点です。

上の左から順番に説明すると

「セイラ」2006年6月号

「黒い3連星」2006年7月号

「ギレンとキシリア」2006年9月号

「ガンダム」2007年11月号

「アムロ、背景にシャアとセイラ」2006年11月号

です。

イラストは上段のものよりも小さいですが、ジオンと連邦、人物とモビルスーツそれぞれバランスよく選ばれていて、これも見ごたえがあります。

ただ1点、残念なことに下段のイラストは額装されていなかったため、ビニール袋のようなケースに入れられたままでしたので、表面が反射して少し見づらかったですね。

下段のイラストはすべて「機動戦士ガンダム ジ オリジン 画集」に掲載されているイラストです。

安彦良和氏の画集の中でも「機動戦士ガンダム ジ オリジン 画集」はイラストのページ間の見きれがなく、1ページ毎にイラストが掲載されているので、非常に見やすく、わたしもお気に入りの1冊です。

今は絶版の本ですが、まだ売っています。

興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。

 

王道の狗の原画3点

安彦氏は現在埼玉在住ということもあり、過去に埼玉県であった「秩父事件」のことも少し出てくる漫画「王道の狗(いぬ)」の原画も展示されていました。

王道の狗」は明治中期のころの話で、簡単に説明すると若き政治家、加納周助が政治犯として服役していた北海道の刑務所から脱獄して成り上がる、という物語。

秩父事件や日清戦争、武術家に弟子入りし格闘術を身に付けた後は格闘アクションもふんだんに取り入れた、加納周助の歴史に翻弄される様子を悲しくも切なく描いた作品です。

安彦氏の漫画は他にも「虹色のトロツキー」「天の血脈」の3作品を合わせて明治、大正、昭和を舞台にした「現代史三部作」といわれテーマ色の強い漫画が多くあります。

安彦氏の漫画の中でも「王道の狗」はわたし自身好きなので、ちょっと嬉しかったですね。

王道の狗の原画を説明すると、左から。

「加納周助」1巻の表紙

「加納周助と狼」2巻の表紙

「日清戦争」6巻46話の見開きページのカラー原画

の3点でした。

安彦氏の原画はキャラクターデザインやジオリジンの漫画で有名になった事もあり、ガンダムのイメージが強くなってしまい、最近展示されるのはとかくガンダムの原画が多く、他の漫画の原画展示は今となっては貴重です。

その意味ではこの原画はレア中のレアですね。

表紙のイラストはシンプルであったり、日清戦争の絵も複雑な色使いはないですが、いずれも貴重なため、しっかりと目に焼き付けてきました。

 

クラッシャージョウの絵コンテ11点

一番意外だったのが「クラッシャージョウ」の絵コンテがキャラクター、背景合わせて11点あったことです。

ホームページやニュース記事など、どこにも情報が載っていなかったので見つけたときは驚きました。

クラッシャージョウ」は80年代に映画やOVAが制作された作品です。

今回展示された絵コンテはどれもみな表情豊かに描かれていて、安彦氏の気合が伝わって来るようですし、30年近く前の絵コンテが見られるのは感動しかありません。

状態も丁寧に保管されていたらしく、傷みや汚れも見当たらなかったので、今でも大切に扱われていいるんだと少しうれしい思いです。

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漫画家の版画も販売

その他にもたくさんの方の原画や版画が展示されていました。

中でも手塚治虫、松本零士、矢口高雄、御三方の複製版画の販売は結構な点数があり、プロの漫画家のイラストは素晴らしいものだと、改めて感じるきっかけにもなります。

わたし的には矢口さんの「釣りキチ三平」の版画が細かい所まで描かれていてキレイな色彩の絵に感心しました。

 

まとめ

安彦良和氏の原画とマンガ・アニメフェスタin小川町の様子を紹介しました。

安彦ファンであり、ガンダムファンでもあるわたしにとって、漫画家の描く原画はエネルギーを感じ取れて刺激をもらえる良い機会です。

とくにガンダムの大きいサイズの原画は初めて見たので、貴重な体験と思い出なりました。

普段このような作品は頻繁に見ることができないので、今回の体験はとてもうれしく、わたし自身明日への活力につながりますね。

この先も安彦良和氏の原画展やイベントがあれば出かけて、その詳細をレポートしていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

関連記事⇒ガンダムISETAN WELCOME TO ZEON 安彦氏の版画も限定販売!

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