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マーベル 映画 アントマン 感想

異色のヒーローを描いた傑作!崖っぷちの男は愛する娘のためにヒーローになれるのか!

 

アントマン

原題 ANT-MAN

ネタバレもありますので注意して読んで下さい。

 

あらすじ

マーベルコミックスの人気キャラクターを主人公にしたアクション。体長1.5センチになれる特殊スーツを着用した男が、正義の味方アントマンとなって悪に挑む。メガホンを取るのは、『チアーズ!』などのペイトン・リード。『ウォールフラワー』などのポール・ラッド、名優マイケル・ダグラス、『ホビット』シリーズなどのエヴァンジェリン・リリーらが出演している。小さな体を生かしながら、強大な悪を倒していくアントマンの姿は痛快。

仕事や人間関係がうまくいかず、頑張ろうとすればするほど空回りしてしまうスコット・ラング(ポール・ラッド)。別れた妻が引き取った娘の養育費も用意することができず、人生の崖っぷちに立たされた彼のもとにある仕事が舞い込んでくる。それは肉体をわずか1.5センチに縮小できる特殊なスーツをまとい、正義の味方アントマンになるというものだった。スーツを着用した彼は、ヒーローとして活躍するために過酷なトレーニングを重ねていくが……。

「アントマン」-シネマトゥデイ-より引用

監督 ペイトン・リード 

日本公開 2015年9月19日

 

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感想

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、第12作に当たる作品。

コソ泥で妻とも離婚、娘の養育費も払えないさえない男が、娘のためにと悪の野望を阻止すべくアントマンになり奮闘する作品。

今までのマーベルの作品にはない家族愛の詰まった作品に、新しいヒーロー像を見た感じがします。

主人公のアントマンことスコット・ラングのユルい感じやストーリーの中に散りばめられる笑いも多くあり、見ていて飽きない仕上がりになっている。

また、父親を心配する無邪気な娘の言葉も場の空気をほのぼのとさせ、見ている者を楽しませてくれます。

今までのMCUの主人公たちは、会社の社長であったり国を救ったヒーローであったりと、何かと影響力のある人物ばかりだったと思う。

でも今回は本当に家族を愛する元泥棒という、社会から疎外された一般市民である所も共感が持てて、つい引き込まれてしまう。

初代アントマンであるピム博士から見出されて、泥棒だったスコットは初めはやる気がなく、アントマンになることを嫌がります。

しかし、もう一度まっとうな人生を歩んで娘に胸を張って会いに行きたい、との一心からアントマンになるべく訓練を開始する。

いままでのヒーローとは目的も志も違うわけだが、きっかけはどうであれ、ヒーローとしての成長する様子は見ていて気持ちがいいし、わくわくしてしまう。

アントマンはMCUの世界で存在しているため、ストーリーの至る所でMCUの世界観を感じることができて、ファンとしては非常にうれしい場面もいくつか見られます。

冒頭のシールド創設メンバーのいるシーンでは、トニー・スタークの父、ハワードとキャプテンアメリカに出ていたペギーも出演していたりと、見ていて世界観が広がります。

また、ピム博士がアントマンに関して「この発明はアイアンマンがかわいく見える」などと、スターク一族に対して敵対的と取れる発言もあり、お互いの立ち位置も見ていて興味深い。

昔のスタークインダストリーの倉庫も、今はアベンジャーズの基地になっていたり、ファルコンとの対決があったりと、飽きさせない要素も満載されていて本当にエンターテイメント性の高い作品だと思います。

 

見どころは?

・ファルコンとの闘い

イエロージャケットスーツを開発したダレン・クロスの会社に潜入するため、ピム博士は必要な装置を取りに行こうと、スターク社の倉庫に潜入を図ります。

しかし、潜入しようと思った場所は、現在はアベンジャーズの秘密基地になっていた。

作戦中止を叫ぶピム博士だったが、無謀にもスコットは基地に潜入してしまう。

そこに異変を嗅ぎつけてやってきたファルコンに見つかり、アントマンVSファルコンの戦いが始まってしまう。

ファルコンはMCUの前作、アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンでは少ししか出演していなかったので、なぜソコヴィアに行かなかったのか理由がはっきりしました。

アントマンを探していたからだったんですね。

戦いはファルコンがアントマンに背中の機械を壊される形で終わったので、ファルコンも結末が煮え切らなかったんでしょうね。

キャプテンには内緒だったんで、余計に必死になって探していたんでしょうか。

そのおかげで、次回作品シビルウォー/キャプテン・アメリカでは、アントマンはキャプテン側に付いて戦っています。

 

・イエロージャケットとの闘い

ダレン・クロスがアントマンに追い詰められ、自身で開発したイエロージャケットスーツを着て戦うところは見ものです。

小さくなったり元に戻ったりと、大きさを変化させて戦う様子は新鮮で、とくに機関車トーマスの列車の上での戦いは非常に斬新な展開になっています。

小さくなったときの目線と、元に戻ったときの目線のギャップが面白い。

小さくなっているときは、トーマスの巨大な車体を持ち上げて投げるシーンやイエロージャケットのビームが乱れ飛ぶシーンは豪快な感じがします。

とくに、イエロージャケットがトーマスに引かれるところは迫りくるトーマスが迫力ある感じで映っていて怖いくらいです。

しかし、元の大きさの目線で見ると静かな部屋で、トーマス勝手に脱線するだけなので、そのギャップに笑ってしまいます。

小さくなった世界の戦いは映像が細かく作り込まれていて、とくにヘリコプターから落ちるスーツケースの中での戦いは見ものなので、要チェックです。

 

笑えるシーン

・娘の誕生日プレゼント

娘の誕生日パーティーに勝手に訪れたスコット、元妻やその婚約者が少し迷惑そうにしているなか、娘に誕生日プレゼントを渡します。

しゃべるウサギのぬいぐるみなのですが、そのウサギが不細工で笑える。

その不細工なウサギを気に入る娘も無邪気でほのぼのとした感じが伝わってきてとても良いシーンです。

娘はベッドで眠るときもウサギだけ一緒に持って眠っていたりと、本当は父親にいてほしいんだと思わせる1コマもあったり、家族の大切さを考えさせられます。

 

残念なシーン

・会社の警備がユルすぎ

ダレンの開発したイエロージャケットの軍事利用を阻止すべく、会社への潜入計画を立てたスコット達だったが、警備がユルすぎたのか簡単に潜入に成功する。

普通は警備員が一人、知らない顔の人がいたらすぐ気が付きそうなものですが、そこは映画なんですね、まったくバレずに簡単に成功します。

近くで電気工事を装ってサポートしていたメンバーも、警察に一度は捕まったが、会社内で大きな事故が起きると、警察は二人を置き去りにして場所を離れてしまいます。

おかげですぐに逃げることができたメンバーは、作戦が成功するまで現場にいて、成功後も簡単に逃げきるのでした。

なんか話がうますぎて少しリアリティーに欠けた気がしました。

 

・イエロージャケットの早着替え

ヘリコプターで逃走を図ろうとするダレンにアントマンが追いつき逃走を阻止しようとします。

ヘリの中での銃撃戦や格闘のなか、アントマンが外に投げ出されヘリから落ちそうになり、何とか踏ん張ってまたヘリの中に戻ってみると。

ダレンがイエロージャケット・スーツを着て戦う気満々。

着替えるの早!

思わず突っ込みを入れたくなってしまいます。

アントマンが外に落ちそうになった一瞬でスーツを着たのでしょうか、小さいままのスーツを持って逃げようとしていたのに、早着替えすぎる。

その後ダレンはスーツの機能を使いこなして戦っていたので、アントマンの今までの訓練は何だったのかと思ってしまいました。

でも敵も強くなければ戦いは成立しないので、面白かったので良しとします。

  

心に残る名シーン

・アントマン誕生

スコットは初めはアントマンになることを拒みますが、ピム博士からこれまでのいきさつや、ピム博士の娘、ホープとの親子関係の気まずさを聞かされる。

それは自分の境遇と似ていて、これからの娘のことを考えれば、泥棒として一生を過ごすよりはましと、アントマンになることを決意する。

ヒーローは格闘や武器の扱いの訓練をすると思うが、アントマンはアリとの交流という特殊能力の訓練もあって、やはり普通のヒーローとは一味違った感じなのも魅力の一つです。

ただ小さくなって戦うだけじゃない、アリと交流しアリを味方に付けるのも能力の一つとして、それを武器に戦うのがアントマンなんだなと思いました。

また、アリも味方になればかわいいもので、アントマンが乗っていたアントニーが撃たれたときはかなりショックでした。

シビルウォーのときはアリは出てこなかったが、次回作にはアリと共に活躍するアントマンをぜひ期待しています。

 

・娘を思う親子愛

イエロージャケットとの戦いで、通常の小ささよりもさらに小さくなることで敵を倒したアントマンだったが、ピム博士の妻もその方法で失敗し、元のサイズに戻ることはなかった。

ミクロよりも小さい世界で動きが取れなくなったアントマンだったが、父親を呼ぶ娘の声に呼び起され、元のサイズに戻り帰ってくることができた。

この世界の映像美はものすごく緻密で素晴らしいです

ミクロの世界のさらに小さな世界って、知らない分新鮮さが伝わってくるし、もし小さくなれたらこんな感じなのかなと、想像を掻き立てられる映像です。

スコットも娘の声が届かなければ、戻って来ることはできなかったわけだし、声が届いたというよりも心の声が伝わった、というのが正解かもしれません。

ハッピーエンドで終わり、親子の愛が感じられる素晴らしいシーンです。

 

まとめ

さえないコソ泥が娘のためにヒーローになっていく、その新鮮なストーリーに、時間を忘れあっという間に見終わってしまいます。

いつも見ているヒーローとは違うヒーロー像に最初は戸惑ったが、よく考えてみるとすごく身近に感じられるヒーローですよね。

圧倒的な正義や国を救いたい志ではない、娘のために頑張るヒーローは誰の心にも響くのではないでしょうか。

そんな斬新なヒーロー、アントマンは、もうしばらく続くと思うと、これからが楽しみですね。

シビルウォー/キャプテン・アメリカ、アベンジャーズ/インフィニティーウォー、アントマン&ワスプとこれからの作品に期待がかかります。

今後、アントマンがどんなふうに他のキャラクターと絡んでいくのかが、ますます楽しみになりますね。

MCUの作品はキャラクターやストーリーが複雑に絡み合い、見ているものを飽きさせません。

一番わかりやすく見るためには公開作品順に見ていくことをお勧めします。

「アントマン」はMCUでは第12作に当たります。

次の作品、第13作弾は「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」ですので、ぜひチェックして下さい。

 

マーベル作品の各フェーズ

マーベルの作品は各フェーズごとに区切りがついています。

作品数が多くなるにつれて、初めて見る方はどれから見ていいか悩むかもしれませんが、各フェイズごとに見て行けば話も分かり、ストーリーにも付いていけると思うので、以下を参考にしてください。

 

フェイズ1 第1作~第6作

第1作 アイアンマン

第2作 インクレディブル ハルク

第3作 アイアンマン2

第4作 マイティ・ソー

第5作 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

第6作 アベンジャーズ

 

フェイズ2 第7作~第12作

第7作 アイアンマン3

第8作 マイティ・ソー/ダーク・ワールド

第9作 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

第10作 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

第11作 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

第12作 アントマン

 

フェイズ3 第13作~第22作

第13作 シビルウォー/キャプテン・アメリカ

第14作 ドクター・ストレンジ

第15作 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス

第16作 スパイダーマン/ホームカミング

第17作 マイティ・ソー/バトルロイヤル

第18作 ブラックパンサー

第19作 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

第20作 アントマン&ワスプ

第21作 キャプテン・マーベル

第22作 アベンジャーズパート4(仮タイトル)

以上の順番です。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の全容を知りたい方は。

関連記事⇒マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは何なのか解説。フェイズ4の情報も随時更新中。をご覧ください。

 

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おまけ

マーベルといえば、エンドロール後に流れるおまけ映像が次につながる伏線になっていたりするので、楽しみにしている人は多いはず。

アントマンでもおまけ映像は2つあります。

・ワスプの開発

自宅に戻ったピム博士は娘のホープと話をしている。

過去に妻が着ていたワスプのスーツを極秘に改良していたピムは、今度はこのスーツを完成させる番だとホープに話をする。

アントマンの次回作が気になる内容です。

 

・ウィンター・ソルジャー

ウィンター・ソルジャーを捕らえたキャプテンとファルコン、2週間前ならよかったんだがと話すファルコン。

トニーに報告をするか、との話も出たがトニーには話せない様子。

ウィンター・ソルジャーことバッキーは無言でうずくまっている。

MCUの次回作シビルウォーの一場面、いろいろと繋がっていて楽しみが多すぎです。

 

関連記事⇒MARVEL 映画 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 感想

関連記事⇒MARVEL 映画 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 感想

 

 

 

 

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