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MARVEL 映画 アイアンマン 感想
マーベルの方向性を形作った記念すべき一作目!これを見ずにマーベル映画は語れない。
マーベル映画が大好きなブレイクが自分目線で感想を語ります、ネタバレもありますので注意して読んで下さい。
あらすじ
自ら開発したハイテクの鎧を身にまとい、“アイアンマン”として悪と闘う男の活躍を描くアクション超大作。同名の人気アメコミを原作に『ザスーラ』のジョン・ファヴロー監督が世界平和のため正義を貫くヒーロー映画を撮り上げた。豊富な資金と科学技術でアイアンマンに変身する軍事会社社長トニー・スタークを、『ゾディアック』のロバート・ダウニー・Jrが好演。繊細(せんさい)な精神も持ち合わせる人間味あふれるヒーロー像も見もの。
億万長者で発明家の軍需産業会社社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、視察に訪れた軍のキャンプでテロリストの奇襲に遭い、胸を負傷してしまう。やがて自分の会社の兵器がテロリストに悪用されている衝撃の事実を知ったトニーは、自ら戦闘用のスーツを作り、“アイアンマン”となってテロリストに闘いを挑む。
監督 ジョン・ファヴロー
日本公開 2008年9月27日
アイアンマンの感想
記念すべきマーベル・シネマティック・ユニバースの(MCU)の第1作目。
天才、金持ち、女好きでジャンクフード好き、兵器製造会社スターク・インダストリーの若き社長トニー・スターク。
彼は新兵器のプロモーションを兼ねた商談先で、テロリストに襲撃され捕らわれの身となってしまう。
捕らわれた先で見たのは、会社の兵器が敵の手に渡り、悪用されているという真実だった。
自身の今までしてきた行いに疑問を感じたトニーは、捕らわれていた洞窟の中でパワードスーツを開発、脱出に成功する。
アイアンマンのいいところは兵器製造会社の社長が正義に目覚め、悪を倒すというところですかね。
アイアンマンを開発してテロリストを倒すが、一番の敵は会社の中にいた、という落ちも見過ごせないです。
結局は会社内部の不正により自らが悪の手助けをしていた。
このことに矛盾を感じながらも、正義を貫くトニーはどんな心境だったんでしょうか。
しかも、長年仕事では一番のパートナーだったオバディアに裏切られたんですから悲惨です。
今まで調子に乗って好き放題やってきたツケが回ってきたと、言えばそれまでですが、改心してからのトニーは取りつかれたように正義に目ざめます。
いままでのいいかげんな人生を帳消しにするかの如く頑張る姿は、感動さえ覚え一気に引き込まれるはずです。
今までにない金持ちで、それでいてちょっといい加減なヒーローに少なからず親近感を抱いた人も多いのではと思います。
そんなトニーのキャラクターが認められ、この映画のヒットにつながったのは、言うまでもありません。
見逃せないおススメシーン
・トニー初飛行のシーン
トニー・スタークのノリでアイアンマンの初飛行に出てしまうシーンは面白いです。
観覧車に乗っている子供がアイアンマンを見つけ、じーっと見つめるあまりアイスを落とすところとかホント笑えます。
調子に乗って上空に行き過ぎてスーツが凍り付き落下、復活するのがわかってはいても笑えるしドキドキするシーンです。
最後は自宅の天井を突き破り帰宅、落ちはジャービスが消火器を撒くタイミングが絶妙、もうコントです。
・おばちゃんにひかれるアイアンマン
アイアンモンガーとの戦いで、家族の乗った乗用車を投げつけられるアイアンマン。
車を受け止めたはいいが、下ろすときに運転手がアクセル全開だったため、全力で抑えるアイアンマンに運転手のおばちゃんは悲鳴を上げて逃げることに必死。
「奥さん・・・」と必死に叫ぶが見事にひかれたアイアンマンは単純に笑えます。
この作品はこんな笑えるシーンがふんだんに入っているので、見ていて全然飽きません。さすがファヴロー監督です。
少し残念なシーン
・テロリストのアジトからの脱出シーン
トニーがアイアンマンマーク1でテロリストのアジトから脱出するとき、爆発から飛び出すようにして逃げたが、飛行距離としてはそんなに飛んでいないような気がした。
あれではすぐに捕まってしまうのでは?
また、落ちた時も相当の衝撃だったはずなのに、腕の骨折くらいで済んだのは相当運がいい。これもヒーローの素質か?
・アイアンモンガーとの戦闘シーン
オバディアが開発したアイアンモンガーとの戦闘シーンはイマイチでした。
大体オバディアはあんな短期間でモンガーを乗りこなせるのか?
あれは着ているのか、乗り込んで操縦しているのか?
微妙なデカさだったので、イマイチ伝わりませんでした。
最後もなんか微妙な死に方だったし、もう少し楽しませてほしかったです。
絶対に見逃せない名シーン
・最初の戦闘シーン
個人的にオープニングからAC/DCの曲が流れていたところから心をわしづかみにされました。
米軍のジープの中で酒を飲みながら軍人と記念写真を撮る余裕っぷりも金持ちなスタークを表現しているし。
ジープが襲撃され、爆弾の破片が胸に当たりじわじわとシャツが赤く染まるところなどリアリティーがあり恐ろしくなります。
立て続けにテロリストの脅迫映像も流れ追い打ちをかけるあたりはうますぎる演出で、このオープニングだけで完全に引き込まれます。
・テロリストのアジトでの戦闘シーン
テロリストの監視の目を盗んでアイアンマンのマーク1を完成させたスタークはアジトを焼き払い脱出するのですが、途中で捕虜として共に助け合ったインセンとの別れのシーンもあり感動を誘います。
インセンの無謀な時間稼ぎはやっぱりなと思わせ、やめればいいのにと突っ込みを入れたくなります。
戦闘はアイアンマンの圧倒的な強さでアジトは壊滅状態になり、今まで散々な仕打ちを受けた分最高にスカッとするシーンです。
まとめ
記念すべき第一作目はトニー・スタークが正義に目覚め、アイアンマンとしてのヒーロー誕生までを描いた作品です。
私自身、映画とはエンターテイメントだと思っているので、単純に見て面白いかどうかで判断しています。
なので映画に求めているのは面白さだけです。
MARVELは映像やストーリーが抜群に優れていて、見るものを引き付けさせるのがすごくうまい。
笑えるところとシリアスなところのバランスも絶妙で、その落差がおもしろさを増幅させているのかなとも感じました。
本作アイアンマンもキャラクター設定がしっかりとされていて、天才・金持ち・女好き・ジャンクフード好きのトニーの性格が各所にちりばめられていて、おもしろくて見ていて飽きない仕上がりです。
生意気で自分勝手だけどなぜか許せてしまう性格。
大金持ちの息子なので大体想像ができる性格ですが、ジャンクフード好きっていうのが庶民的で親近感が湧くんですよね。
まさに男の憧れです、私もトニー・スタークのようになりたいと大人ながらに思ってしまう。
そんな魅力が伝わったからこそ、この映画はヒットしたんでしょうね。
アイアンマンはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品としては第1弾なので、MCUの作品を見るときは順番で見ることをお勧めします。
また、作品ごとにフェイズにも分かれています。
第1弾~第6弾はフェイズ1に当たります。
第1弾 アイアンマン
第2弾 インクレディブル ハルク
第3弾 アイアンマン2
第4弾 マイティー・ソー
第5弾 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
第6弾 アベンジャーズ
この順番です。
MCU次回作品は第2弾、「インクレディブル・ハルク」です。
関連記事⇒MARVEL 映画 インクレディブル・ハルク 感想
MCU第3弾「アイアンマン2」
関連記事⇒MARVEL 映画 アイアンマン2 感想
おまけ映像の情報
MCUの作品は映画が見終わったエンドロールの後に、おまけの映像があります。
おまけ映像は次回作の伏線だったり、他のマーベル映画の情報を知る上でも見ておかないと面白さが半減するので、必ずチェックしたほうがいいでしょう。
見たことがない方は見直してみることをお薦めします。
アイアンマンではエンドロール後のおまけ映像が1つあります。
・フューリー長官の訪問
自宅に帰ってきたトニーは人の気配を感じます。
気配のする方向を見てみると、そこには眼帯をした一人の男の姿が。
男はトニーに向かいこう言います「ヒーローはお前だけだと思うなよ」と、そして「アベンジャーズの話をしよう」とも言っています。
アベンジャーズの存在が初めて語られています。
2008年のこの映画から壮大なMCUの世界観はスタートしていたんですね。
これからのMCUに期待が膨らむ瞬間です。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の全容を知りたい方は。
関連記事⇒マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは何なのか解説。フェイズ4の情報も随時更新中。をご覧ください。
意外な伏線
MCUの作品のなかで、私が知っている意外な伏線があるのでお話しします。
後に続く作品を見るきっかけになれば幸いです。
インセンの再登場
テロリストに捕らえられていたインセンは、洞窟でトニーと以前に会っていると話していたが、アイアンマン3でその様子が明らかにされます。
出てくるのは冒頭のシーン、トニーに話しかけるのは一瞬なので見逃さないようにしましょう。
テンリングスのその後
テロリスト集団テンリングスはその後も活動していて、アイアンマン3に出てくるのですが、マンダリンの逮捕の後も、マンダリンの奪還作戦を実行するなど、活動を活発化させています。
その様子は、マイティー・ソー/ダークワールドのブルーレイ特典映像、「マーベル・ワンショット:王は俺だ」で見ることができます。
関連記事⇒マーベル・ワンショット:王は俺だ 感想
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この機会にマーベル作品を堪能しましょう。