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機動戦士ガンダム
THE ORIGIN Ⅴ
激突 ルウム会戦 映画見た感想
超ド迫力の戦闘シーンに感動、ルウム編はとんでもない秀作だった!
舞台はルウムへ!
連邦対ジオン、戦いは全人類を巻き込んだ戦争へ。
安彦良和先生原作の「機動戦士ガンダム ジ・オリジン」の映像化作品第5弾。
機動戦士ガンダムでの一年戦争、その前の戦争であるルウム会戦はいかにして開かれたのか、その道筋をたどる作品である。コミックスでは機動戦士ガンダム THE ORIGIN(13) (角川コミックス・エース)-ルウム編・前編-の映像化。
ネタばれありますので注意して読んでください。ガンダム好きに加え安彦良和先生好きなブレイクが感想を書いていきます。
あらすじ
宇宙世紀0079年。世界中のおよそ半数の人々を亡き者にしたブリティッシュ作戦・コロニー落としを行ったジオン公国軍では、ザビ家が陰謀を企てる中、シャア・アズナブルがエースパイロットとなっていた。一方、地球連邦軍も強大な戦力で劣勢を跳ね返そうとしていた。さらに、リベンジに燃えるシャアは、後に“赤い彗星”と呼ばれるようになるほどの活躍を見せ……。
感想
いつもはDVD見ての感想なのですが、今回はついに映画館デビューを果たしました。映画館の公開先が35館と増えて私の住んでる所からでも見に行けたため足を運んでみました。
やはり大画面での音と映像は迫力があり、正直行く前はそれなりに期待はしていたのですがその期待を上回る大満足な結果となりました。
私が行ったところはムービックス伊勢崎でライブビューイング付きの回でした座席数は508席の一番広いシアターでしたが席は半分以下くらい埋まっていた印象です。
初日でそんな感じですので行こうか迷っている方は参考にしてみてください。
本編の内容ですが、最初の10分はYouTubeでも公式に出ている通り、冒頭の連邦とジオンの艦隊同士の撃ち合いから大迫力で入り込んでしまいました。
戦艦の重厚感といい、モビルスーツの動きといい、非常に違和感なく表現されていて、今までよりも確実に進化している印象を受けましたし、作り手の気合みたいなものを感じました。
感動のシーンも多数ちりばめられています。
民間人のユウキとファン・リーのシーンも哀しみを誘うと同時にジオンの残虐ぶりを演出しています。
テキサスコロニーでのテアボロの死のシーンや襲ってくる暴徒に対抗すべくセイラ達が涙ながらに戦うところも戦争の醜さが露骨に表れています。この映画の対象は絶対に子供向きに作られていないことがわかると思います。
また、戦闘のさなか、コロニーの外側に立っている赤いモビルスーツをセイラが見つけた時は二人の運命はまだつながっている感じがして、思わず胸が熱くなりました。
ルウムでの戦闘を中継で見ているデギンとガルマのシーンも緊迫感が伝わり見ごたえがあります。ルウム戦には出撃していないガルマの歯がゆさもすごくリアルに演出されていて息をのみました。
最後に圧巻だったのがシャアの戦闘シーンです。
リミッターを外してあるシャアザクのスピード感やコクピットでの振動など言葉では言い表せない迫力と緊張感が伝わってきてスゴイの一言です。
これを見ずしてガンダムは語れません、いや、語る資格はありません。
そのくらいインパクトのある映像だし一度は映画館で見るべきだと実感しました。
心に残った名シーン
ブリティッシュ作戦・・・サイド2ハッテのアイランド・イフィッシュを地球に落としたシーンは衝撃的です。
ファーストガンダムではコロニーが落ちた場面しか出てきませんが、落ちた後の悲惨な状況もわかり虚しい気持ちになります。
シャアザクの戦闘シーン・・・劇場版ガンダムⅢ冒頭のアムロのシーンを彷彿とさせるシーンで、シャアザクのコクピット内での緊迫した状況は一見の価値ありです。
早く続きを見せてくれと思わず叫びたくなりました。
引っかかった疑問点
シャアの付け足されたセリフ・・・報知新聞社から発売される「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN特別号」でも出ているセリフ「私に跪け神よ!」このセリフはいらないような気がする。
シャアが宗教観とかを語っているシーンてあったかな?すごく違和感を感じます。
遊び心のシーン
アムロやカイたちの無茶ぶり・・・冒頭の10分のシーンですがカイに呼び出されてサイド7の立入禁止区域に侵入したアムロたちが連邦の兵士にボコボコにされるシーン。
アムロはテムの息子だとわかり何とか逃げられたが、ほかのメンバーはボコボコにされて翌日はミイラ状態になっていた。
学校の担任も漫画よりざーます感が強く少し笑えました。
まとめ
今回のルウム会戦は映画館で見れて本当に良かったと思いました。
やはり迫力も感動も倍以上に感じられますからね。
あなたにも映画館での鑑賞をお勧めします。
物語も素晴らしく戦争のカッコいいシーンだけではなく戦争をする者の苦悩や悲惨さ、欲望や恐怖なども見事に描かれていて、私自身、家で何度も見直してしまうと思います。
そんな作品です。
ルウム会戦で役者もそろってきました。クランプ、コズン、ドレン、デニム、マクベ、コンスコン、ティアンム、ワッケインと聞いたことのある名前が続々と出てきて次作への期待も高まります。
また、舞台あいさつで安彦監督が言っていましたが、「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」は当初Ⅰ~Ⅳまでのシャア・セイラ編しか予定していなかったと話していました。
ファンの盛り上がりや熱望があったからルウム編の制作ができたと語っていたので、このルウム編が盛り上がれば一年戦争編も続けてやる準備は監督、声優ともにできているようなのでぜひともみんなで盛り上げて「一年戦争編」の映像化を期待しましょう。
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おまけ