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出典:motogp.com

MotoGP2018第1戦【カタールGP】の結果と感想/開幕戦に迫る!

 

ついにMotoGP開幕!2018年を制するのは誰なのか?5人のルーキーたちから覚醒するライダーは出るのか?4年ぶりにMotoGPフル参戦する日本人ライダー中上貴晶は活躍できるのか?様々な思いがぶつかり合う真剣勝負の戦いを見逃すな。

 

MotoGP好きな管理人ブレイクが個人目線で結果と感想を語ります。

 

Dovi in the desert 🐪 // @andreadovizioso tops the first #MotoGP session of 2018! #AD04 #DesmoDovi #QatarGP

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コース説明

ウィキペディア:ロサイル・インターナショナル・サーキットより出典

 

場所 ロサイル・インターナショナル・サーキット

コース長 5380 m

最長ストレート 1068 m

コーナー数 16(右コーナー 10 左コーナー 6)

周回数 全22周

天候 快晴 気温 23℃

コースコンディション ドライ

 

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スターティンググリッド

1列目
5
J.ザルコ
フランス
ヤマハ
93
M.マルケス
スペイン
ホンダ
9
D.ペトルッチ
イタリア
ドゥカティ
2列目
35
C.クラッチロウ
イギリス
ホンダ
 04
A.ドビツィオーゾ
イタリア
ドゥカティ
42
A.リンス
スペイン
スズキ 
3列目
26
D.ペドロサ
スペイン
ホンダ
46
V.ロッシ
イタリア
ヤマハ 
99
J.ロレンソ
スペイン
ドゥカティ
4列目
10 11 12
43
J.ミラー
オーストラリア
ドゥカティ
29
A.イアンノーネ
イタリア
スズキ
25
M.ビニャーレス
スペイン
ヤマハ
5列目
13 14 15
41
A.エスパロガロ
スペイン
アプリリア
21
F.モルビデリ
イタリア
ホンダ
55
H.シャーリン
マレーシア
ヤマハ
6列目
16 17 18
53
T.ラバト
スペイン
ホンダ
45
S.レディング
イギリス
ドゥカティ
12
T.ルティ
スイス
ホンダ
7列目
19 20 21
17
K.アブラハム
チェコ
ドゥカティ 
38
B.スミス
イギリス
KTM 
19
A.バウティスタ
スペイン
ドゥカティ
8列目
22 23 24
44
P.エスパロガロ
スぺイン
KTM
30
中上貴晶
日本
ホンダ 
10
X.シメオン
ベルギー
ドゥカティ 

 

 カタールGPレース内容

12年連続で中東のカタール、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われている開幕戦はMotoGP全戦の中でもここだけのナイトレース、つまり、全コースが照明で照らされたコースを走るという珍しいレースになっている。

2018年から新たに参戦するのライダーは

  • F.モルビデリ
  • H.シャーリン
  • T.ルティ
  • X.シメオン
  • 中上貴晶

の5名、いずれもMoto2クラスからのステップアップでの参戦。

ルーキーたちがどんな戦いでこのシーズンを走るのか見ものですが、マルケス、ロッシの表彰台常連組を筆頭に、ザルコ、ビニャーレスなど勢いのある若手レーサー、昨年は一気に覚醒してチャンピオン争いを演じたドビツィオーゾなど誰がチャンピオンになってもおかしくない状況なので、今年はシリーズ全戦において目が離せなく面白いレースが期待されます。

カタール、ロサイル・インターナショナル・サーキットは快晴、ドライコンディションのなか、今季最初のレースにふさわしいベストコンディションでのスタートです。

第一コーナーへの進入はポ-ルポジションを取ったザルコが一番に進入、マルケス、ペドロサが後に続いている、ロッシも5番手といい位置をキープし追い上げを図る。

1周目からザルコのコーナーでのミスを突きマルケスが一瞬トップに浮上するが、ホームストレートであっさりザルコが抜き返し順位は変わらず2周目に。

残り20周、ロッシがじりじりと上げてきて3位のペドロサをホームストレートでパスし3位に浮上、マルケスを射程に捕らえる。

この間コース最速のラップタイムをたたき出したのが現在7位を走るドビツィオーゾ、トップにどこまで追いつけるか注目だ。

残り17周、3位を走っていたロッシがマルケスをコーナーで抜き2位へ、このままザルコを捕らえるべくトップを狙う展開に。

残り16周、ホームストレートで3位に下がったマルケスが4位のペトルッチに一瞬パスされる、が第一コーナーで何とか順位を保ち3位をキープ、ドゥカティのマシンはストレートの伸びがホンダのマシンよりいいため一瞬も気が抜けない展開だ。

残り15周、ホームストレートでロッシがザルコを抜きにかかるが、ザルコはそれを阻止しトップを守っている、その間ドビツィオーゾがペトルッチをパスし4位、3位のマルケスに迫る。

残り12周、またしてもホームストレートでロッシがザルコを抜きにかかるがザルコは阻止、その勢いのまま第一コーナーへ侵入した2台は両者ともにブレーキングミスし、その隙にマルケスがロッシを抜いて2位へ、一瞬のミスで順位が入れ替わるため目が離せない。

ロッシはその後ドビツィオーゾにもコーナーで抜かれ、4位に後退してしまう。

残り11周、ホームストレートでドビツィオーゾがマルケスをあっさりパスし2位に浮上、ドゥカティのマシンでの直線の速さを見せつけが、すぐに抜き返され順位は変わらず。

残り10周、リンスとロレンソがコーナーで相次いで転倒、リタイアとなる。

残り8周、ドビツィオーゾがまた仕掛ける、ホームストレートでマルケスをパスし2位に、このまま逃げ切れるか。

残り6周、KTMのP.エスパロガロがマシントラブルのためピットイン、そのままリタイア。

残り5周、レースが動く、ホームストレートでドビツィオーゾとマルケスが立て続けにザルコをパスし順位を上げる、特にマルケスはスリップストリームでドビツィオーゾの後ろに付きながら第一コーナーに突っ込んだため、神業的なテクニックを見せつけた。

その後、ザルコはロッシにも抜かれ一気に順位を落としてしまった。

ラストラップ、ゴールまでに何とかトップを取ろうと虎視眈々とドビツィオーゾの後ろを走行していたマルケスが勝負に出る。

最終コーナーへの突っ込みでドビツィオーゾの前に出るがラインがクロスして立ち上がる、ラインが膨らんだマルケスに対しインをついたドビツィオーゾの立ち上がりがわずかに早くマルケスを抑えフィニッシュ。

順位はトップドビツィオーゾ、2位マルケス、3位ロッシでゴール。

開幕戦、カタールGPでの決着は昨年の勢いのまま調子を上げているドビツィオーゾの勝利という結果になった。

 

 

レース結果

優勝 A.ドビツィオーゾ

2  M.マルケス

3  V.ロッシ

4  C.クラッチロウ

5  D.ペトルッチ

6  M.ビニャーレス

7  D.ペドロサ 

8  J.ザルコ

9  A.イアンノーネ

10  J.ミラー

11  T.ラバト

12  F.モルビデリ

13  A.バウティスタ

14  H.シャーリン

15  K.アブラハム

16  T.ルティL.バズ

17  中上貴晶

18  B.スミス

19  A.エスパロガロ

20  S.レディング

21  X.シメオン

リタイア P.エスパロガロ

     A.リンス

     j.ロレンソ   

ポイントランキング

1位 A.ドビツィオーゾ 25 Pts

2位 M.マルケス    20  Pts

3位 V.ロッシ           16  Pts

4位 C.クラッチロウ  13  Pts

5位 D.ペトルッチ   11  Pts

 

カタールGP感想

2018年MotoGPが開幕しました。

今年はMoto2からステップアップしたライダーが5人加入し、全24人のライダーが参戦しレースを盛り上げます。

昨年は今まで活躍していたマルケスやロッシはもちろんなんですが、ポイントランキングでマルケスと共に優勝争いを演じたドビツィオーゾの活躍も気になります。

そして、何といっても今シーズン一番の注目は日本人ライダー、中上貴晶の参戦でしょう。

日本人ライダーのMotoGPフル参戦は実に4年ぶりの事なので、ぜひとも頑張って活躍してほしいですね。

今年のMotoGPは全19戦になります。

10月7日開催のタイGPが1戦増えて19戦ということなんですが、アジアでの開催が増えたことで、アジア地域でのバイクレースも盛り上がっていくのではないかと期待もしています。

話が外れましたが、カタールGPの結果はドビツィオーゾが優勝でした。

昨年の後半からのドビツィオーゾの覚醒はこれで、本物だったということが証明されたのではないでしょうか。

ドビツィオーゾが乗るドゥカティのマシンはストレートだけ早い、というイメージでしたが、やはりライダーあっての早さなんだと今回のレースで改めて実感しましたね。

同じマシンに乗るロレンソが芳しくない結果なのを見ると、ドビツィオーゾがどれだけすごいかわかります、なので昨年チャンピオンのマルケスもうかうかしていると確実に食われます。

カタールGPの最後、最終コーナーのドビツィオーゾとマルケスのバトルを見てみると、駆け引きではドビツィオーゾが完全に勝っていて、見事なバトルでした。

過去の戦いを思い出してみると、ドビツィオーゾが勝つパターンが多かったと記憶しているので、直接対決は年齢も経験もドビツィオーゾの方が一枚上手な印象ですね。

個人的にはマルケスのイケイケなレース展開が好きなので、ドビツィオーゾが冷静な戦略で勝負するのに対し、マルケスは熱く本能的な感覚で勝負してほしいですね。

今年もこの二人の対決から目が離せません。

ロッシも安定の走りで3位は見事です。

後半いつの間にかザルコを抜き去り3位になっているなど、素晴らしい走りです。

今年39歳、最年長なので体力的にはきついはずですが、レースは安定していて常に上位に食い込む勝負強さもカッコいいです。

世界中にファンがいるのもうなずけますね。

中上は今回17位、まずまずのレースでしたがこれからです。

本人も「ルーキーオブザイヤーを必ず取る」と宣言していたようなので、コケないで走れば勝機は見えると思うので応援しています。

カタールGPはMotoGP唯一のナイターレースなので、普段見ることができない映像に興奮させてもらいました。

レースはまだ始まったばかりなので、どんなドラマが生まれるか毎回のレースを見るまでわかりません。

ですので、バイク好きの方、MotoGPを昔見ていたけど今は見ていない方でも、毎回みることでレースはどんどん面白く見られるようになります。

今年のMotoGPはHuluでも全戦配信されるなど、見れる選択肢が増えています。

ヨーロッパでは大人気のレースなので、見たことがない方はぜひチェックして下さい。

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あとがき

MotoGPライダーの紹介【第1回】

毎回一人のライダーに焦点を当てて紹介していきます。

今回のライダーは「マルク・マルケス」です。

マルク・マルケスはスペイン出身のライダーで現在25歳。

身長168㎝、体重59㎏

2010年 ロードレース世界選手権125㏄クラスチャンピオン

2012年 Moto2クラスチャンピオン

2013年、2014年、2016年、2017年 MotoGPクラスチャンピオン

と華麗なる戦歴を持ち、その甘いマスクから女性ファンからの人気も絶大で、今一番勢いのあるライダーですね。

2013年MotoGPクラスに参戦してその年に年間チャンピオンになったのも凄いのですが、人気のきっかけとなったのは2014年、開幕戦のカタールでポールトゥウィンを飾ってから怒涛の10連勝を記録、一気にファンの心をつかみました。

地元スペインでの人気は絶大で、すでに英雄と化しているマルケスなだけにレースの動向にも注目です。

 

MotoGPレース日程

Round 日程 開催場所
第1戦 3月18日 カタールGP
第2戦 4月8日 アルゼンチンGP
第3戦 4月22日 アメリカズGP 
第4戦 5月6日  スペインGP
第5戦 5月20日  フランスGP
第6戦 6月3日  イタリアGP
第7戦 6月17日  カタルニアGP
第8戦 7月1日  オランダGP
第9戦 7月15日   ドイツGP
第10戦  8月5日  チェコGP
第11戦  8月12日  オーストリアGP
第12戦  8月26日  イギリスGP
第13戦  9月9日  サンマリノGP
第14戦  9月23日  アラゴンGP
第15戦  10月7日  タイGP
第16戦  10月21日  日本GP
第17戦  10月28日  オーストリアGP
第18戦  11月4日  マレーシアGP
第19戦  11月18日  バレンシアGP

 

放送予定チャンネル

Huluで全戦完全生配信

動画配信サイトHuluでは2018年シリーズ全戦を完全生配信しています。

しかも配信映像も4タイプから切り替えて見られるマルチアングルのため、マニア好みの映像が楽しめます。

  • 日テレジータスで放送されるリアルタイム映像が見られる「G+MotoGP生中継」
  • バイクに搭載した超小型カメラの映像「オンボードカメラ」
  • 全ライダーの現在位置を表示した「ライブトラッキング」
  • レースを頭上から移した「空撮カメラ」

どの映像を楽しむのか迷いそうですが、地上波では見られない全編通じて見られるのが強みではないでしょうか。

↓Huluを見てみる↓

 

日テレジータスとスカパーで全戦放送

今年も日テレジータスとスカパーでMotoGPの生中継を中心に全19戦、全クラスの予選、決勝を放送します。

↓詳しくはこちらへ↓

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