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 MotoGP 2017 第15戦 日本GP 結果と感想

 

 コンディション最悪の雨のレース、転倒者続出のレースを制したのは。

MotoGP好きな管理人ブレイクが個人目線で結果と感想を語ります。

 

コース説明

場所 ツインリンクもてぎ

コース長 4.801㎞ 最長ストレート 762 m

コーナー数 14(右コーナー 8 左コーナー 6)

全 24 周

天候 雨 気温 14℃

コースコンディション ウェット

 

スターティンググリッド

1列目
5
J.ザルコ
フランス
ヤマハ
9
D.ペトルッチ
イタリア
ドゥカティ
93
M.マルケス
スペイン
ホンダ
2列目
41
A.エスパロガロ
スペイン
アプリリア
99
J.ロレンソ
スペイン
ドゥカティ
26
D.ペドロサ
スペイン
ホンダ
3列目
38
B.スミス
イギリス
KTM
44
P.エスパロガロ
スぺイン
KTM
04
A.ドビツィオーゾ
イタリア
ドゥカティ
4列目
10 11 12
42
A.リンス
スペイン
スズキ
29
A.イアンノーネ
イタリア
スズキ
46
V.ロッシ
イタリア
ヤマハ
5列目
13 14 15
76
L.バズ
フランス
ドゥカティ
25
M.ビニャーレス
スペイン
ヤマハ
35
C.クラッチロウ
イギリス
ホンダ
6列目
16 17 18
19
A.バウティスタ
スペイン
ドゥカティ
8
H.バルベラ
スペイン
ドゥカティ
22
S.ロウズ
イギリス
アプリリア
7列目
19 20 21
53
T.ラバト
スペイン
ホンダ
17
K.アブラハム
チェコ
ドゥカティ
7
※青山博一
日本
ホンダ
8列目
22 23 24
45
S.レディング
イギリス
ドゥカティ
21
※中須賀克行
日本
ヤマハ
31
※野佐根航太
日本
ヤマハ

※青山博一はJ.ミラーの代役で出場。

※中須賀克行はワイルドカードでの出場。

※野佐根航太はJ.フォルガーの代役で出場。 

 

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日本GPレース内容

ツインリンクもてぎの天候は雨、ウェットコンディションで路面温度は15℃と低い。

スタートは予選3番手のマルケスが第一コーナーへトップで進入。ロレンソ、ペトルッチもあとに続いている。

1周目、中盤でロレンソがマルケスをコーナーで抜いてトップに立つ。

ロレンソは出だしはいつも好調だが、なかなか後半まで上位をキープできないレース展開が多いため、今回もどうなるか注目だ。

雨に強いペトルッチも今回は攻めている。ホームストレートでマルケスをパスし、勢いに乗って上位入賞を狙う。

第2コーナーでマルケスに一度は抜かれるが、すぐさま抜き返すなど、雨に強いペトルッチらしく粘り強い走りが目立つ。

残り23周、ドビツィオーゾかザルコを抜いて4位に上がってきている。

ポイントランキング2位のドビツィオーゾも負けられないレースのため必死だ。

ペトルッチは早くもロレンソを捕らえトップに躍り出た。

残り22周、3位のマルケスと4位のドビツィオーゾが抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げる中、トップを走るペトルッチは全開で後続を引き離しにかかっている。

残り21周でマルケスがロレンソを抜き2位へ、すかさずドビツィオーゾも後を追いロレンソを抜き3位へ上がってきている。

残り20周、野佐根がコーナーで転倒。クラッチロウとアブラハムも次々転倒しリタイアとなる。

今回は完全なウェットのレースなので、転倒者続出、1ミスが命取り、本当に先の見えない展開になっている。

残り19周、ロッシが8コーナーでまさかの転倒。


生きる伝説、世界中にファンが多いロッシの転倒は珍しい。やはり雨のレースは何が起きるかわからない。

残り12周、バックストレートでマルケスがペトルッチをパスしトップに、このまま逃げきれるか。

残り11周でドビツィオーゾもマルケスに離されまいとペトルッチを抜き2位へ、マルケスを追いかける体制に。

今季はこの2人が総合優勝を賭けて争っているので、2人とも負けられない意気込みがビリビリと伝わってくる。

残り8周でクラッチロウが2度目の転倒。

走る闘魂の異名を持つクラッチロウはアグレッシブな走りで観客を沸かせるだけに、頑張ってもらいたいが、雨なのであまり無理はしてほしくないのが本音。怪我がなくて本当に良かった。

残り6周、レースが動く、第5コーナーでドビツィオーゾが仕掛ける、マルケスを抜いてトップに。

マルケスもこのまま引き下がるはずはないので、レースは最後まで見逃せない展開になってきた。

ドビツィオーゾはこのまま逃げ切るべくペースを上げて走行しているが、一時はマルケスと0.8秒差だったタイムも、マルケスが追い上げを見せて0.4秒差まで詰め寄っている。

残り3周でマルケスが勝負に出る、3コーナーで強引にドビツィオーゾを抜き再びトップへ。

その後すぐにドビツィオーゾは抜き返し、勝負は全くわからない状況になってきた。

その後も、何度か順位が入れ替わり、マルケスはトップをキープしている。

ラストラップ、今度はドビツィオーゾが仕掛けた、マルケスのコーナーでのミスを突き後ろに付くと、バックストレートでマルケスをパスしトップへ再浮上。

最終コーナー手前、マルケスがまた仕掛け、前に出るが、ラインがクロスしドビツィオーゾが前に、そのままトップを守り切り、今季5勝目をあげた。

順位はドビツィオーゾ、マルケス、ペトルッチの順でチェッカーフラッグを受けた。

レース結果

優勝 A.ドビツィオーゾ

2  M.マルケス

3  D.ペトルッチ

4  A.イアンノーネ

5  A.リンス

6  j.ロレンソ

7  A.エスパロガロ 

8  J.ザルコ

9  M.ビニャーレス

10  L.バズ

11  P.エスパロガロ

12  中須賀克行

13  S.ロウズ

14  H.バルベラ

15  T.ラバト

16  S.レディング

17  B.スミス

18  青山博一

リタイア A.バウティスタ

     D.ペドロサ

     K.アブラハム

     C.クラッチロウ

     V.ロッシ

     野佐根航太

 

ポイントランキング

1位 M.マルケス          244 Pts

2位 A.ドビツィオーゾ  233 Pts

3位 M.ビニャーレス   203 Pts

4位 D.ペドロサ       170 Pts

5位 V.ロッシ      168 Pts

 

感想

いよいよ待ちに待ったツインリンクもてぎでの日本GPです。

コンディションは最悪の雨の中のレース。

見に行かれた方も大変だったのではないでしょうか。

日本GPで雨は久しぶりだと思うので、見るほうにとっては少し変化があって面白いんですけど、ライダーも観客も大変だと感じました。

見に行かれた方、本当にお疲れさまでした。

今回のレース、内容的には非常に楽しめる展開でしたね、マルケスとドビツィオーゾのガチなバトルは見ていて、本当にスゲーレースだなと思いました。

理屈抜きで楽しめたレース展開でした。

ペトルッチが中盤、トップ独走した時はどうなる事かと思ったけど、ポイントランキング上位のマルケスとドビツィオーゾはさすがです。

雨の中、地と意地のぶつかり合いで抜きつ抜かれつのデッドヒートは見るものに感動を与えてくれました。

後半6周目からのバトルはホント凄かった。

永久保存版です。

最後コーナーのマルケスの突っ込みはまさに命がけですよ、タイヤの消耗もあって無理はできない状況でよくあそこまで攻められたものです。

お互いこけずにゴールできたし、ポイントランキングでも1位のマルケスとドビツィオーゾの差が11ポイント差、これは最終レースまでもつれ込みそうで、最後まで楽しんで見れますね。

マルケスとドビツィオーゾ、この2人に注目です。

今回非常に残念だったのが、ロッシの転倒です。

怪我がなくてよかったのですが、日本でもロッシのファンは多いので心配した方も多かったのではないでしょうか。

ロッシの転倒などめったに見ないのでホント焦ります、MotoGPライダーの中では最高齢だし、足のケガも完全に直っていない状況だったので、余計に心配しました。

私も2014年にもてぎでロッシを生で見た時はホントに感動しました、一人だけオーラが全然違いました。

これは生で見た人にしかわからないと思いますが、本当なんです。

伝わってくる迫力が違います。

そんなレジェンドライダーがまだ現役で走っているんですから、まだまだ活躍してほしいですよね。

なので、転倒やケガに気を付けて活躍してほしいと願うばかりです。

MotoGPのレースも残すところあと3戦です、総合優勝の行方も気になりますが、ポイントランキングの上位陣、ペドロサ、ビニャーレスにも頑張ってもらって、レースを盛り上げていただきたい。

特にシーズン前半調子が良かったビニャーレスは、後半全然活躍していないので、いい走りを見せて頂きたい。

このところマルケスとドビツィオーゾの話題が何かと多いので、2人にもまだまだ期待しています。

 

あとがき

今年のMotoGPは本当に最後の最後まで結果がわからなそうで、今後のレースが楽しみです。

私は個人的にマルケスを応援しているのですが。

日本GPが終わり、今年のイベントももう終わりと思っていませんか?

まだありますよ、2017年12月3日にホンダのイベントが、Honda Racing THANKS DAY 2017がまだあります。

ツインリンクもてぎで開催されるこのイベントにホンダのワークスライダー、マルケスとペドロサも来日予定です。

このイベントはHondaがモータースポーツファンのために送る、感謝イベントです。

毎年開催していて、2輪、4輪、オンロード、オフロード、ジャンルを超えた、各モータースポーツを第一線で活躍する、ホンダがバックアップする選手が集まった一大スポーツイベントです。

しかも、入場無料です!実際は駐車場代がかかりますが。

凄いですよね、こんな世界的に有名な人たちが集まるイベントに、入場無料なんて。

さすがHondaさんは太っ腹です。ありがたい。

今年は私も予定を立てて行きたいと思います。

興味がある方は是非、チェックしてみて下さい。

公式サイト⇒⇒⇒ Honda Racing THANKS DAY 2017

 

 

 

前回のレース
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