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ファーストガンダムリメイクまで待てない!ガンダムとガンダムジオリジンの違いを徹底比較してみた。
子供の頃、機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)を見て育った方は多いのではないでしょうか。
主人公アムロ・レイがモビルスーツ、ガンダムに乗り、宿敵ジオン軍のザビ家やエースパイロット、シャア・アズナブルなどと戦い一年戦争を生き抜いていく作品。
当時のロボットアニメとしては異例の描写で戦争の悲惨さや厳しさなど描いていて、子供ながらにドキドキしながら見ていたのを覚えています。
また、ガンダムはアニメだけに留まらず、プラモデルがブームとなり、ガンプラの愛称で親しまれ、30代、40代を中心にいまだに売れ続け、ガンプラの世界大会なども開かれるほどです。
ガンダムが放送されたのが1979年なので、もうすぐ誕生40年になり、今やガンダムはアニメの一つではなく、ガンダムという一つのジャンルになりファンも世界中にいます。
ファーストガンダムで当時キャラクターデザインを担当していた、安彦良和先生が描いた漫画、機動戦士ガンダムTHE ORIGINのアニメ化でまたブームが起こっています。
OVA作品は4作品、安彦良和氏が総監督で作られており。
2017年11月に第5弾、2018年公開の第6弾で、一旦の区切りをつけますが、その後はファーストガンダムのリメイクが確実視されています。
ファンとしては待ちきれない思いで、今後の展開を注視しています。
ファーストガンダムでの設定の見直しや、エピソードの追加などが含まれている、コミックス版、機動戦士ガンダムジオリジンが面白いです。
その面白いコミックス版ガンダムのアニメ版との違いや追加エピソードを知っていれば、今後のガンダムを見るにあたってより楽しく見れますので、紹介していきたいと思います。
目次
機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)説明
1979年4月~1980年1月までテレビ放送されたロボットアニメ。
「モビルスーツ」と呼ばれるロボットアクションのアニメだが、それ以上に主人公アムロ・レイの人間的成長も描かれている。
ストーリーや宇宙世紀の世界観も緻密に描かれており、当時作られたロボットアニメとは一線を画し、リアルロボットアニメの先駆け的存在となっている。
放送は全43話だが、本当は全52話回の予定であった。
放送当時の視聴率が振るわず、打ち切りにより43話になった経緯がある。
しかし、放送終了直後から人気が上昇し再放送、プラモデルのヒットなどにより、ガンダムブームが巻き起こった。
その後、ガンダムは映画化、シリーズ化されるなどして、現在でも世代を超えてガンダム人気は続いている。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 説明
機動戦士ガンダムのキャラクターデザインを担当していた、安彦良和氏が描いたファーストガンダムのコミックス版。
テレビアニメ版のファーストガンダムをベースに当時ストーリー上、不自然だった設定や追加エピソード、キャラクターの歴史的背景などを加え、物語を深く掘り下げ、より完成度が高い作品になっている。
漫画連載の終了した時点で、アニメ化の発表があり、ファーストガンダムではアムロ・レイが主人公だったのに対し、オリジンでは9巻~14巻の過去編は宿敵のシャア・アズナブルが主人公で描かれている。
ジオリジンの映像化は全6作品のうち4作品が発売されていて、11月の第5弾、最終の第6弾も2018年発売予定である。
ファーストガンダムとの違いを比較
物語の設定
・最初のモビルスーツ3機の設定
全編を通してのおおよその物語は同じですが、設定としてファーストガンダムでは、スタート当初、サイド7でホワイトベースに配備される、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの3機のみが連邦の開発したモビルスーツとなっています。
しかし、オリジンの1巻ではその3機だけが連邦のモビルスーツで、3機だけでジオン軍と戦うのは無理があるということで設定が違っています。
ガンタンクは物語が始まる10年前から既にあって、ガンキャノンも量産化された古いタイプのモビルスーツという設定、ガンダムが試作化された新型のモビルスーツという設定になっている。
・ジャブロー編
ガルマが死に、シャアが姿をくらましてから、ジャブロー編に再登場するまでシャアは何をやっていたのでしょうか。
オリジンではキシリアのもとで拘留されたシャアのエピソードが追加されています。
シャアがいかにしてキシリアの制裁を受けずにジャブローで復活できたのかが、オリジンの5巻に書いてあります。
ジャブローへの秘密の進入ルートの確保と引き換えに復活できたんですね。
ファーストガンダムではジオンのモビルスーツがジャブローへは簡単に潜入しています。
しかし、オリジンではシャアの苦労があってこそ侵入は成功しているんですね。
・シャア専用ザクの最後
オリジンの16巻では連邦軍がオデッサ作戦を前に進軍する途中、シャア専用ザクが出没し、連邦のジムが多数やられてしまう、ガンダムが出撃し、格闘の末、シャアのザクにとどめを刺し大破するシーンが付け加えられている。
ファーストガンダムではシャアザクはガルマの死後出てくることはないが、オリジンでは出てくるので、シャアザクが好きなファンにはうれしい登場だと思います。
ジオリジンのストーリー上は、あっても無くても話は違和感なく進むので、ファンのために追加されたシーンです。
キャラクター
・サスロ・ザビ
ファーストガンダムには登場しませんが、オリジンでは長男ギレンと三男ドズルの間にサスロ・ザビという次男がいました。
暗殺によって亡くなるのですが、その時にドズルも顔に大きな傷を負ってしまう。
ファーストでは語られることはないですが、ジオンの系譜に影響していることは確かなので、オリジンでは大事なエピソードです。
・マ・クべの最後
マ・クベは地球進攻作戦失敗後、宇宙に戻りその後ガンダムに敗れ亡くなるのですが、オリジンでは地球で亡くなっています。
16巻に収められているのですが、壺はキシリアに届けるべくザンジバルの発射を確認して敗れているので「あれは、いいものだ」のセリフもあります。
マ・クべは、いずれにしても影の薄いキャラクターなので、多少話が違っても関係ないですね。
・スレッガーの活躍
オリジンでは地球に降りたホワイトベースの運行航路も違っているので、ジャブローでホワイトベースに配属されたスレッガーがジムに乗り活躍しています。
ファーストガンダムではコアブースターなどの戦闘機に乗り活躍していたスレッガーもオリジンではジムのパイロットとして登場。
16巻でシャアのザクにやられジムが大破した後は、戦闘機に乗るようになったが、もともとはモビルスーツのパイロットのようです。
モビルスーツ
ファーストと比べオリジンで一番違っているモビルスーツはズゴックです。
8巻に出てきますが、顔の部分が少し違っていて、個人的にはファーストのズゴックの方が私は好きですね。
ジムも全体的に違います。
ファーストガンダムではのぺっとしていてインパクトがないモビルスーツというイメージがありましたが、オリジンでは顔も腰の部分も洗練されていて見られるデザインになっています。
ジャブローでシャアの乗ったズゴックと対決したアムロは、ガンダムではなくジムに乗って対決したのも違っているシーンですね。
このシーンはジムではなく、ガンダムで対決してほしかったと思っているのは、自分だけじゃないはずだと思います。
変更してよかった点
シャリア・ブルのキャラクターとモビルアーマー、ブラウ・ブロはオリジンで新しく変更されて良くなったキャラクターです。
シャリア・ブルはファーストではおじさんキャラでイマイチパッとしなかったのが、オリジン18巻では少し若くなり見た目もかっこよくなっている。
同じくブラウ・ブロもファーストより線が細くなり、デザイン的にも見られた感じになっているため、とても良いですね。
変更して残念な点
・ザクレロが飛行機になっていた
ファーストと違って、オリジンではモビルアーマー、ザクレロの登場はなく、その代わりに、ザクレロのカラーリングの飛行機が登場します。
その飛行機は核爆弾を搭載し、オデッサ戦でミサイルを打ちますがガンダムにミサイルを切られ、不発に終わります。
ザクレロがオリジン登場しなかったのは非常に残念でなりません。
・ドムが8機
ガイア、マッシュ、オルテガの3人が攻撃するジェットストリームアタックはみんな知っていると思いますが、マッシュがやられた後、ファーストガンダムでは、ガイアとオルテガがガンダムと戦います。
しかし、オリジン16巻で再びガイアとオルテガが現れたとき、ドムが8機になっています。
ファーストとオリジンを比べ一番違っているところはこのシーンだと思う。
最後はダブルジェットストリームアタックなどという攻撃を仕掛けてきます。
結果、ドムは大敗しますが、いまだになぜドムを増やしたのか謎です。
THE ORIGIN OVAの説明
ジオリジンは全6作の予定でOVA化されます。
内容はファーストガンダムより前の物語のアニメ化になり、コミックス9巻のシャア・セイラ編~14巻のルウム編まで、6巻分の内容で、2017年11月に第5弾、2018年に第6弾で完結を迎えます。
この内容は、ファーストガンダムでは見られない、すべて新しい内容になっているので、往年のファンは必ず感動する内容だと言えます。
関連記事⇒機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル 感想
今から見ても完結までに間に合うので、一度はチェックすることをお勧めします。
ついにリメイク正式発表か?
ジオリジンの先行上映会で舞台あいさつに登壇した安彦良和総監督は、ジオリジンがヒットし、皆さんが声を上げることで、次はアムロが主人公のファーストガンダムにつながると語っていました。
ですので、11月の第5弾、来年の第6弾を盛り上げることで、確実に新しいファーストガンダムが見られる計画が動き出すはずです。
正式発表が行われるまで、今しばらく待ちたいと思います。
まとめ
ファーストガンダムとガンダムジオリジンの違いを語りましたが、一つ言えることは、両方とも面白いということです。
それにしてもこうやって書いていると、やたらと16巻に変更点が集中していることに改めて気づかされます。
16巻だけ読んでも面白いかもしれません。
ファーストガンダムは公開から38年たち、映像の古さは否めないため、ファンとしては現在の技術で復活したガンダムの映像化を望むばかりです。
また、オリジンを知らないファーストガンダム世代の方はコミックスもおススメですので一度は手に取り読んでみて下さい。
本編は23巻で完結していますが、シャアやセイラの活躍が読切としてスピンオフ的に描かれている、24巻もおすすめです。
関連記事⇒機動戦士ガンダム THE ORIGIN (24) -特別編- 感想
Amazonや楽天でも中古の全巻セットが安く売っているはずです。
過去の楽しさがよみがえりきっとハマる事でしょう。