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映画 スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒 感想

新シリーズのスターウォーズは過去作を見ていなくても楽しめる作品。

コアなファンは至る所に散りばめられている過去のアイテムに興奮間違いなし!

 

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

原題 STAR WARS/THE FORCE AWAKENS

監督 J.J.エイブラムス 

日本公開 2015年12月18日

ネタバレもありますので注意して読んで下さい。

 

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あらすじ

1977年に始まり、映画史に残るヒットを生み出し続けている『スター・ウォーズ』サーガの最新作がついに登場。数々の注目作を手がけてきたJ.J.エイブラムスがメガホンを執り、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらオリジナル・キャストが再集結。

“エピソード6“から30年後を舞台に、新たな物語が紡がれる。

砂漠の惑星ジャクーで廃品回収をして暮らす女性レイは、この星で家族が戻ってくるのを待っていた。

ある日、レイは不思議なドロイド“BB-8“とフィンと名乗る男性に出会う。

この出会いがレイの運命を大きく変え、彼女は壮大な冒険へと旅立つことになる。

 

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」-映画ナタリー-より引用

感想

スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還から30年後の世界を描く続編ということで、長年のスターウォーズファンは首を長くして待っていた作品ですね。

ちなみに、スターウォーズは私が小学生の時から大好きな作品なので、いつみても飽きる事のない不朽の名作です。

前作のエピソード3/シスの復讐からも10年がたっているので、本当に長い10年でした。

スターウォーズは全世界にファンが多くいる映画で、各作品に出てくるキャラクターの個性豊かなことと、その世界観が魅力で、現在のSF映画の礎を作ったといっても過言ではないほどの影響力を持った作品です。

今回のエピソード7/フォースの覚醒の感想から先に言うと、「昔の作品を見ていない初心者でも十分楽しめる作品」です。

単純明快なストーリーと個性あふれるキャラクターも魅力なので、頭を空っぽにして先入観なく見れば、十分楽しめます。

しかし、昔から全作品を見ているコアなファンからすると、少し物足りない感じがしました。

私の期待する以上の作ではなかったと、いったところでしょうか。

ハードルを上げすぎていたのもあるかもしれませんが、いくつか原因が考えられます。

一つはキャラクターの生い立ちが不明瞭だったということ。

主人公レイの生い立ちに関する物の情報が乏しく、突然フォースが覚醒するところなどストーリー的に無理がある点が挙げられます。

生い立ちに関することは後々のエピソードで出てくると思いますが、それに至る伏線が何もないため、突然のフォースの覚醒という不自然さだけが目立ってしまいました。

カイロ・レンがなぜ暗黒面に落ちたかの説明が何もなく、これも疑問だけが多く残る話になっています。

カイロ・レンの過去の話題が少しでも出てくれば、わかりやすかったのかもしれませんが、それが語られることなく話が進むので感情移入がしづらい点が挙げられます。

二つ目はストーリーが過去作と似すぎていたこと。

全体のストーリーはルークの探索情報とスターキラー破壊作戦の2つが挙げられますが、このストーリーはエピソード4とほぼ同じ感じで、真新しさを感じませんでした。

あえて良かった点を上げると、ミレニアムファルコン号の登場やハン・ソロ、チューバッカの登場が物語を面白くしてくれました。

スターウォーズはエピソード7以降もまだまだ続きます。

今回疑問だったことも後のエピソードでだんだん解明されていくことでしょう。

そうなれば、エピソード7の話しも活きてくる感じがします。

長い目で見て楽しんでいくことも大事だと思うので、今後のエピソードを期待しつつ、新しいスターウォーズを見守っていきたいと思います。

 

見どころは?

・タコダナでの戦い

レイたちを乗せたミレニアム・ファルコン号が、レジスタンス本部へ行く前に立ち寄ったタコダナでの戦いは興奮します。

X-ウイングでの空中戦は昔のスターウォーズを見ている方にとっては非常に良いシーンです。

フィンがライトセーバーを使ってストームトルーパーと戦うシーンも少しありました。

フィンはジェダイじゃないので、殺陣は単調なものでしたが、またライトセーバーでの戦いが見られると思うと、今後も楽しみになってきます。

 

・スターキラー攻撃作戦

スターキラーへの攻撃作戦も見どころです。

一見デス・スターにも見えてしまうスターキラーですが、本体攻撃前にシールドを解除してからという流れは、エピソード6そのものですが、その辺を無視してみれば面白く見れます。

シールド解除のための潜入でハン・ソロはカイロ・レンに倒されますが、その辺もエピソード4のオビ・ワンを重ねてしまいます。

攻撃作戦も成功し、レイたちは帰還しますが、レイに倒されたカイロ・レンはどうやって脱出したのか疑問が残ります。

もう少し話にリアリティーがほしい所ですが、この辺の経緯も次回作でわかることを期待します。

もう一つスターキラーへの攻撃で思ったのですが、エピソード6以降、30年も経っているのに戦闘機はXーウイングだけで、新型機は今だ開発していないのでしょうか。

それともレジスタンスという立場上金銭的に厳しく、旧型を払い下げてもらって使っているとか、想像は膨らみます。

 

笑えるシーン

・C3-POの存在

C3-POの空気読めない感じが良い雰囲気で目が離せません。

重い雰囲気を打ち消すキャラなので、この作品には絶対欠かせません。

今回もハン・ソロとレイアの再開も邪魔してるし、R2-D2を強めに殴っていたりと笑えるシーンが多いです。

今の映画では、あれだけのキャラはもう作れない感じがするので、貴重な存在のC3-POを次回作ではもっと出してほしいですね。

 

残念なシーン

・レイの過去

レイがなぜフォースを覚醒することができたのかが語られていないのが残念です。

話しではルークが何人かをジェダイとして訓練していた、との話が出ていたので、その人物と関係があるのか。

また、暗黒面のフォースを持つ者の子供か、とか色々想像してみますが、私の予想では、レイはオビワンの孫、ではないかと予想しています。

なんとなくですが、突然覚醒するということは、フォースを持つ者の子孫、砂漠に関係している、ジェダイが滅んだ後、オビワンはジェダイの掟を守る意味もなかった。

ということから考えるとオビワンしかいない感じがします。

この先わかるであろうレイの出生の秘密を楽しみに待ちましょう。

 

・密輸船での戦い

ハン・ソロが密輸船で戦ったグアヴィアン・デス・ギャングとカンジクラブの戦いは一番残念なシーンです。

何が残念かというと、あの2つの組織の世界観がスターウォーズではないからですね。

衣装や小道具は普通のSF映画に出てくるキャラクターの物で、まったくスターウォーズではなかった。

逆にあれの登場でスターウォーズの世界観を台無しにしてくれたとさえ思ってしまいます。

スターウォーズに新しい風は必要ないので非常に残念でした。

 

心に残る名シーン

・ハン・ソロの死

息子であるカイロ・レンを救い出そうとソロがレンを説得しますが、逆にレンの演技に騙され、ソロはライトセーバーで刺され倒されてしまう。

一番の名シーンです。

ハン・ソロがいなくなるのは非常に残念ですが、こんな展開になるとは予想できませんでした。

レンがなぜ暗黒面に落ちたのかわかりませんが、相当な恨みがないとできないはずなので、今後の展開を期待して待ちましょう。

このシーンも、皇帝が倒された時と、オビワンが倒された時を思い出しました。

それにしてもカイロ・レンの本名が「ベン」だったとは、ジェダイが滅んだ後、オビワン・ケノービはベン・ケノービと名乗っていた時期があったので、そのことも何か関係しているのか気になります。

 

まとめ

新しいスターウォーズは初心者には面白くお勧めできるけど、コアなファンには少し物足りない感じです。

それはスターウォーズはまだまだ多くの謎を含んでいる、からだと考えます。

レイの過去、カイロ・レンの暗黒面に落ちた理由、スノーク最高指導者の存在、ルークの隠れた理由など考えればキリがないです。

スターウォーズはエピソード7から9までは三部作として製作が決定されいますが、その後も続くとみられ、エピソード10以降の予定もあるようです。

その世界観がますます広がっていくスターウォーズは、これからも目が離せないので、もうしばらくはスターウォーズフィーバーが続くとこでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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