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MotoGP 2017 第17戦 マレーシアGP 結果と感想

 路面がウェットの厳しいレース、マルケスの年間チャンピオンが期待されるなか優勝を手にしたのは。

MotoGP好きな管理人ブレイクが個人目線で結果と感想を語ります。

コース説明

場所 セパン・インターナショナル・サーキット

コース長 5.543㎞ 最長ストレート 927 m

コーナー数 15(右コーナー 10 左コーナー 5)

全 20 周

天候 曇り 気温 26℃

コースコンディション ウェット

 

スターティンググリッド

1列目
26
D.ペドロサ
スペイン
ホンダ
5
J.ザルコ
フランス
ヤマハ
04
A.ドビツィオーゾ
イタリア
ドゥカティ
2列目
46
V.ロッシ
イタリア
ヤマハ
 25
M.ビニャーレス
スペイン
ヤマハ
99
J.ロレンソ
スペイン
ドゥカティ
3列目
93
M.マルケス
スペイン
ホンダ
42
A.リンス
スペイン
スズキ
29
A.イアンノーネ
イタリア
スズキ
4列目
10 11 12
35
C.クラッチロウ
イギリス
ホンダ
43
J.ミラー
オーストラリア
ホンダ
44
P.エスパロガロ
スぺイン
KTM
5列目
13 14 15
9
D.ペトルッチ
イタリア
ドゥカティ
45
S.レディング
イギリス
ドゥカティ
19
A.バウティスタ
スペイン
ドゥカティ
6列目
16 17 18
38
B.スミス
イギリス
KTM
76
L.バズ
フランス
ドゥカティ
22
S.ロウズ
イギリス
アプリリア
7列目
19 20 21
53
T.ラバト
スペイン
ホンダ
8
H.バルベラ
スペイン
ドゥカティ
17
K.アブラハム
チェコ
ドゥカティ
8列目
22 23 24
60
※M.ファンデルマーク
フランス
ヤマハ

※M.ファンデルマークはJ.フォルガーの代役で出場。 

 

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マレーシアGPレース内容

セパン・インターナショナル・サーキットは突然の雨の影響で天候は曇りだが路面はウェット、しかし、路面温度は36℃と高め。

今回のレースはマルケスがポイントランキングで年間王者に王手のかかったレース。

このレースでマルケスは2位以上か、また、ポイント0でもポイントランキング2位のドビツィオーゾが8位以下なら、マルケスの年間チャンピオンが決まる大事なレースとなる。

スタートはザルコ、マルケス、ペドロサの順に第1コーナーへ、ロレンソ、ドビツィオーゾもいい位置につけている。

1周目を終え、ロレンソが順位を上げて2位、ドビツィオーゾも4位に付けているが、路面がウェットのため、どのライダーも無理な走りができない状態、様子をうかがって走っているようにも見える。

残り17周、ドビツィオーゾがコーナーでマルケスを抜き3位、その後すぐにドビツィオーゾはブレーキングミスでマルケスに抜き返される場面もあったが、抜き返して3位をキープしている。

残り12周、ロレンソがトップを走るザルコをコーナーで抜きトップに、ザルコはドビツィオーゾにもすぐに抜かれ、ドビツィオーゾが2位に浮上した。

 

マルケス、ペドロサのホンダ勢は調子が上がらずじりじりと引き離される展開になってきている。

レースは上位陣のこう着状態が続くなか、アブラハムとロウズが相次いで転倒、2台ともリタイアとなる。

残り5周、最終コーナーでトップを走るロレンソがフロントを滑らせミスをすると、その隙をついてドビツィオーゾがトップに。

ロレンソは今季優勝がないだけに、痛いミスとなってしまった。

ラストラップでも順位は変わらず、ドビツィオーゾがトップのままウイリーでチェッカーを受け、今季6勝を飾った。

2位はロレンソ、3位はザルコがそのまま逃げ切る形でレースを終えた。

 

レース結果

優勝 A.ドビツィオーゾ

2  j.ロレンソ

3  J.ザルコ

4  M.マルケス

5  D.ペドロサ

6  D.ペトルッチ

7  V.ロッシ 

8  J.ミラー

9  M.ビニャーレス

10  P.エスパロガロ

11  A.バウティスタ

12  B.スミス

13  S.レディング

14  H.バルベラ

15  C.クラッチロウ

16  M.ファンデルマーク

17  A.イアンノーネ

18  T.ラバト

リタイア S.ロウズ

     K.アブラハム

     L.バズ

     A.リンス

 

ポイントランキング

1位 M.マルケス          282 Pts

2位 A.ドビツィオーゾ  261 Pts

3位 M.ビニャーレス   226 Pts

4位 V.ロッシ        197 Pts

5位 D.ペドロサ     185 Pts

 

感想

路面ウェットのレースはいつ見ても先が読めないレース展開にハラハラします。

今回のレースもMoto2のレースまでは晴れていたのに、MotoGPのレースは突然の雨により、雨は止んだが路面はウェットの状況。

マルケスの年間チャンピオンの期待もあり、どんなレースをするのか期待が高まっていたが、ふたを開けてみると各ライダー共に慎重に走るあまり、攻めたレースではなく、順位の入れ替わりがほとんどない展開でした。

その中で、ポイントランキング2位のドビツィオーゾが踏ん張りを見せてマルケスの年間チャンピオンを阻止、結果は最終決戦のバレンシアGPまでわからない結果となり、その意味では盛り上がるシーズンになりました。

ドビツィオーゾは今季6勝目、ポイントではトップとの差が21ポイント、誰がこの快進撃を予想できたでしょうか、ドゥカティのマシンがここまで活躍するのはある意味面白いです。

今までは日本のメーカーばかりが表彰台を独占していたわけなので、来年のシーズンからはさらにロレンソもドゥカティ2年目になり、マシンを仕上げてくるだろうし、荒れた展開になることを少し期待してます。

雨のレースといえばペトルッチですが、終わってみればペトルッチは6位だったんですね、スゲー、さすが「雨のペトルッチ」だ、感心します。

雨のレースの楽しみ方はこんなところにもあったんですね。

 

あとがき

テレビでMotoGPの年間チャンピオンの特典について話していたのですが、MotoGPの年間チャンピオンは一生涯MotoGPのレースにフリーパスで入れるんですね。

フリーで入場できるブラックカードだそうです。

長年レースを見てたけど初めて聞いたのでとても興味深いですね。

日本では年間チャンピオンになってもそんなに大きく取り上げられることなないですが、確かにスペインでは年間チャンピオンは王室にも招待される「英雄」ですから、そのくらいの特典があってもいいのかもしれません。

レースは残すところ最終のバレンシアGPのみ、誰が「英雄」になれるのか最後まで見届けたいと思います。

 

 

前回のレース
MotoGP 2017 第16戦オーストラリアGP 結果と感想はこちらからどうぞ。

 

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