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MotoGP 2017 第12戦イギリスGP 結果と感想
覚醒したドビツィオーゾの勢いは止まらないのか!
MotoGP好きな管理人ブレイクが個人目線で結果と感想を語ります。
コース説明
場所 イギリス シルバーストーン
コース長 5.891㎞ 最長ストレート 780
コーナー数 18(右コーナー 11 左コーナー 7)
全 20 周
天候 晴れ 気温 25℃
コースコンディション ドライ
スターティンググリッド
1列目 |
1 | 2 | 3 |
93 M.マルケス スペイン ホンダ |
46 V.ロッシ イタリア ヤマハ |
35 C.クラッチロウ イギリス ホンダ |
2列目 |
4 | 5 | 6 |
25 M.ビニャーレス スペイン ヤマハ |
99 J.ロレンソ スペイン ドゥカティ |
04 A.ドビツィオーゾ イタリア ドゥカティ |
3列目 |
7 | 8 | 9 |
26 D.ペドロサ スペイン ホンダ |
5 J.ザルコ フランス ヤマハ |
41 A.エスパロガロ スペイン アプリリア |
4列目 |
10 | 11 | 12 |
44 P.エスパロガロ スぺイン KTM |
45 S.レディング イギリス ドゥカティ |
42 A.リンス スペイン スズキ |
5列目 |
13 | 14 | 15 |
19 A.バウティスタ スペイン ドゥカティ |
29 A.イアンノーネ イタリア スズキ |
8 H.バルベラ スペイン ドゥカティ |
6列目 |
16 | 17 | 18 |
43 J.ミラー オーストラリア ホンダ |
9 D.ペトルッチ イタリア ドゥカティ |
38 B.スミス イギリス KTM |
7列目 |
19 | 20 | 21 |
17 K.アブラハム チェコ ドゥカティ |
76 L.バズ フランス ドゥカティ |
53 T.ラバト スペイン ホンダ |
8列目 |
22 | 23 | 24 |
22 S.ロウズ イギリス アプリリア |
※J.フォルガーは今回欠場。
イギリスGPレース内容
シルバーストーンサーキットの天候は快晴、ドライコンディションだが路面温度は41℃と少し高め。
スタートはロッシがトップで第一コーナーへ、続いてマルケス、クラッチロウの順。ビニャーレス、ドビツィオーゾも後に続く。
残り19周、じりじりと順位を上げてきたビニャーレスがマルケスを抜き2位へ浮上、ロッシは後続を引き離すべくペースを上げてきている。
残り18周、今シーズン波に乗っているドビツィオーゾがクラッチロウを抜き4位に、3位のマルケスに迫る。
残り15周、ドビツィオーゾがマルケスを捕らえ3位に上がってきた、相変わらず安定した走りを見せている。
残り10周、ドビツィオーゾがビニャーレスを抜き2位へ、途中ビニャーレスに抜き返される場面も何度かあったがサイドバイサイドで何とかしのぎ2位をキープしている展開。
今回はドビツィオーゾの勢いは止まりそうもない様子。そんな中ロッシはトップを独走、後続を引き離しにかかっている。
残り8周、ビニャーレスの隙をついてマルケスが3位に、ビニャーレスは1台だけリアタイヤにソフトタイヤをはめていたためタイヤの消耗が激しい様子。
残り7周でもドビツィオーゾの勢いは止まらず、ロッシにじりじりと詰め寄ってきている。マルケスも後を追うべくスピードを上げる、その時突然のエンジンバースト、白煙を上げてマシンは失速。そのままリタイアとなる。
残り3周順位が動く、トップスピードは最速のドゥカティのマシンに乗るドビツィオーゾはストレートでロッシをパスしトップへ浮上。
2位となったロッシはすぐにビニャーレスにも抜かれ3位に後退。
残り2周でイアンノーネがペトルッチと接触、転倒し2台ともリタイアに。
ラストラップ、3位のロッシは前を行くビニャーレスを抜かそうと詰め寄るが今一歩及ばず。
2位のビニャーレスはトップのドビツィオーゾに近づく場面もあったが結局抜けずトップでチェッカーを受けたのは今季4勝目のドビツィオーゾ、2位ビニャーレス、3位ロッシの順であった。
レース結果
優勝 A.ドビツィオーゾ
2 M.ビニャーレス
3 V.ロッシ
4 C.クラッチロウ
5 J.ロレンソ
6 J.ザルコ
7 D.ペドロサ
8 S.レディング
9 A.リンス
10 A.バウティスタ
11 P.エスパロガロ
12 T.ラバト
13 K.アブラハム
14 H.バルベラ
15 L.バズ
16 J.ミラー
17 B.スミス
リタイア
A.エスパロガロ
D.ペトルッチ
A.イアンノーネ
M.マルケス
S.ロウズ
欠場 J.フォルガー
ポイントランキング
1位 A.ドビツィオーゾ 183 Pts
2位 M.マルケス 174 Pts
3位 M.ビニャーレス 170 Pts
4位 V.ロッシ 157 Pts
5位 D.ペドロサ 148 Pts
感想
シルバーストーンサーキットで開催されたイギリスGP、天気は快晴でベストコンディションのなかのレースでした。
今季3勝しているドビツィオーゾ、ポイントランキング1位のマルケス、二人のバトルが今回はどうなるかと期待していたのですが、結果はマルケスがまさかのエンジントラブルでリタイアという結果に、それに比べこのところ乗りに乗ってるドビツィオーゾは今季4勝目と結果を確実に残していますね。
しかもドゥカティのマシンですよ、すごいことですね。昨年ヤマハで活躍したロレンソも今季ドゥカティに移籍してからめっきり影を潜めてしまいましたからね。ドゥカティのマシンでの活躍はそれだけ難しいってことだと思います。
マルケスは凄く残念でした、自分の実力でなくマシントラブルなので相当悔しかったはずです。ポイントランキングでも2位になったので次回からの巻き返しを期待しています。まあ実力のあるライダーですから心配はしていないのですが転倒しないように走ってもらいたい。
2位のビニャーレスは今回1台だけリアタイヤにソフトのタイヤを履いてのレースでした。
中盤はタイヤの消耗が激しくダメかも、と思わせるところもあったが終盤は巻き返してロッシに勝つなんて大したものです。
タイヤも消耗していなかったのか、消耗したタイヤをコントロールしての2位なのか分かりませんが見事なものです。
3位のロッシも検討しました。序盤はトップを独走し、後続を引き離しての勝利かと思ったが、後半は失速し2台に抜かれて結果は3位。
ちょっと心配ですね。オフロードバイクでケガをしたニュースも先日入ってきたし心配です。
ケガの回復を待ってまた熱いレースを見せてください。
ドビツィオーゾの活躍で誰が年間チャンピオンになるのか予想できない状況になった来ました。あとレースは6戦あります。終盤に向けて盛り上がってきたのだけはわかるので、あと6戦目を離さずに見守りたい。
あとがき
Moto2で活躍している中上選手が来季MotoGP参戦決定のニュースが入ってきました。
日本人では2014年までMotoGPに参戦していた青山選手が最後だったので4年ぶりの日本人ライダーの参戦です。
決定が決まった直後の今回のイギリスGPでは今季初優勝を果たし表彰台にも乗りました。
自信の表れでしょうか、これからのMoto2も目が離せないです。そして来年は絶対に応援に行かせてもらいます。
次回のレース
MotoGP 2017 第13戦サンマリノGP 結果と感想はこちらからどうぞ
前回のレース
MotoGP 2017 第11戦オーストリアGP 結果と感想はこちらからどうぞ