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MotoGP 2017 第9戦ドイツGP 結果と感想
MotoGP好きな管理人ブレイクが個人目線で結果と感想を語ります。
今回は第9戦ドイツGP
コース説明
場所 ドイツ ザクセンリンク
コース長 3.671㎞ 最長ストレート 700m
コーナー数 13(右コーナー 3 左コーナー 10)
全30周
スターティンググリッド
1列目 |
1 | 2 | 3 |
93 M.マルケス スペイン ホンダ |
9 D.ペトルッチ イタリア ドゥカティ |
26 D.ペドロサ スペイン ホンダ |
2列目 |
4 | 5 | 6 |
35 C.クラッチロウ イギリス ホンダ |
94 J.フォルガー ドイツ ヤマハ |
99 J.ロレンソ スペイン ドゥカティ |
3列目 |
7 | 8 | 9 |
44 P.エスパロガロ スぺイン KTM |
41 A.エスパロガロ スペイン アプリリア |
46 V.ロッシ イタリア ヤマハ |
4列目 |
10 | 11 | 12 |
04 A.ドビツィオーゾ イタリア ドゥカティ |
25 M.ビニャーレス スペイン ヤマハ |
19 A.バウティスタ スペイン ドゥカティ |
5列目 |
13 | 14 | 15 |
43 J.ミラー オーストラリア ホンダ |
76 L.バズ フランス ドゥカティ |
38 B.スミス イギリス KTM |
6列目 |
16 | 17 | 18 |
29 A.イアンノーネ イタリア スズキ |
36 ※M.カリオ フィンランド KTM |
8 H.バルベラ スペイン ドゥカティ |
7列目 |
19 | 20 | 21 |
5 J.ザルコ フランス ヤマハ |
17 K.アブラハム チェコ ドゥカティ |
22 S.ロウズ イギリス アプリリア |
8列目 |
22 | 23 | 24 |
42 A.リンス スペイン スズキ |
45 S.レディング イギリス ドゥカティ |
53 T.ラバト スペイン ホンダ |
※M.カリオはワイルドカードでの出場。
ドイツGPレース内容
スタートはポールポジションを獲得したホンダのマルケスから第1コーナーへ、ペドロサ、ロレンソの順に続く、地元ドイツのフォルガーも4位、生きる伝説ロッシも6番手といい位置につけている。
ロレンソをパスして順位を上げていたフォルガーが残り26周でペドロサを抜き2位へ、残り25周には第12コーナーでマルケスを抜いてフォルガーがトップに浮上。
ロレンソがズルズルと順位を下げるなか残り24周にはヤマハのロッシが前を走っていたペトルッチを抜き4位になる場面もあった。
その後すぐにペトルッチに抜き返されたが、ドゥカティのドビツィオーゾも追いついてきて3台で4位争いの展開に。そして残り21周第1コーナーで再びペトルッチをロッシが抜き4位へ。
トップ争いは残り20周、第1コーナーでマルケスがフォルガーのブレーキングミスを突き再びトップへ、全力で引き離しにかかる。
レースはこう着状態が続くなか、ヤマハのビニャーレスは着実に順位を上げ6位の位置につけてきている。
残り12周ドビツィオーゾが仕掛けコーナーでロッシを抜き4位へ、すぐにロッシに抜き返されるが検討している。
残り11周最終コーナーでビニャーレスがドビツィオーゾを抜き5位へ、そのあとすぐにロッシを抜き4位へと順位を上げる。
トップのマルケスと2位のフォルガーの順位は変わらず、マルケスに詰め寄ろうとするフォルガーは第1コーナーの突っ込みでブレーキングミスを連発し、相当気持ちが焦っている様子。タイヤも滑り始め追いつくのは厳しそうだ。
マルケスはタイムを落とすことなく最後まで好調な走りを見せている。
ラストラップに入っても順位は変わらず、トップはマルケス、2位フォルガー、3位は安定して順位を守り続けたペドロサの順にチェッカーを受けた。
マルケスは今回の優勝でドイツのザクセンリンクで開かれたレースでは8年連続のポール・トゥ・ウィンを飾った。
レース結果
優勝 M.マルケス
2 J.フォルガー
3 D.ペドロサ
4 M.ビニャーレス
5 V.ロッシ
6 A.バウティスタ
7 A.エスパロガロ
8 A.ドビツィオーゾ
9 J.ザルコ
10 C.クラッチロウ
11 J.ロレンソ
12 D.ペトルッチ
13 P.エスパロガロ
14 B.スミス
15 J.ミラー
16 M.カリオ
17 K.アブラハム
18 T.ラバト
19 L.バズ
20 S.レディング
21 A.リンス
リタイア
A.イアンノーネ
S.ロウズ
失格
H.バルベラ
ポイントランキング
1位 M.マルケス 129 Pts
2位 M.ビニャーレス 124 Pts
3位 A.ドビツィオーゾ 123 Pts
4位 V.ロッシ 119 Pts
5位 D.ペドロサ 103 Pts
感想
今回のドイツGPはザクセンリンクでのマルケスの速さを見せつけられたレースでした。
今回の優勝でマルケスはMoto3,Moto2時代と合わせて8年連続のポール・トゥ・ウィンの偉業を達成しました。
2位でフィニッシュしたフォルガーが一時マルケスを抜きトップに立ちましたが最終的にはマルケスの勢いは止まりませんでした。
これでポイントランキングでもマルケスはトップに立ち上位1位から4位までのポイント差は10ptsとなり目が離せない展開となってきました。
ドイツ出身ヤマハのフォルガーも2位と大健闘でした。2017年からMotoGPクラスにステップアップし初表彰台です。サテライトチームでありながらワークスチームのロッシ、ビニャーレスを抑えての2位ですから本当にスゴイことです。
今年のヤマハのサテライトチーム、モンスター・ヤマハ・テック3はザルコといいフォルガーといい相当活躍しています。去年のヤマハのサテライトで表彰台に登ったライダーはいなかったと記憶しているので、こういうライダーがたくさん出てきてくれるとMotoGPはもっと盛り上がるのではないでしょうか。
ヤマハのワークスチームも調子を上げてきているようです、表彰台には登れませんでしたが、前回優勝のロッシは5位、ビニャーレスも4位と安定したレースを見せてくれたのでサマータイム明けのヤマハにも期待しています。
あとがき
今回優勝したマルケス、3位のペドロサはホンダのワークスチームですが、彼らが乗るバイクRC213Vはホンダの技術を集結させて作った最高峰の1台であると思いますが。
ホンダの最新技術を集結させて作った「Honda Riding Assist」というバイクをご存知でしょうか。
ホンダの人型ロボットASIMOで培った技術を利用して開発した自立、自走するバイクです。
近い将来、信号待ちでもバイクにまたがったままで足をつかずに止まっていられることができたり、少しの間スタンド倒さなくても止まって待っていてくれるバイクが市販される日も来るのではないでしょうか。
非常に楽しみです。
次回のレース
MotoGP 2017 第10戦チェコGP 結果と感想はこちらからどうぞ
前回のレース
MotoGP 2017 第8戦オランダGP 結果と感想はこちらからどうぞ