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MARVEL 映画 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 感想

キャプテンに降りかかる最大の試練、シールドの裏に隠れた敵を暴け!

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キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

原題 CAPTAIN AMERICA/THE WINTER SOLDIER

ネタバレもありますので注意して読んで下さい。

 

あらすじ

『アベンジャーズ』でのニューヨークの戦いから2年後を舞台に、キャプテン・アメリカと暗殺者ウィンター・ソルジャーとの死闘を描くアクション大作。70年の眠りから覚め、アベンジャーズの一員として戦ったキャプテン・アメリカが、S.H.I.E.L.D.(シールド)の仲間に突如襲われ、その裏に潜む真実を追う姿を映し出す。監督は、『ウェルカム トゥ コリンウッド』のアンソニー・ルッソとジョー・ルッソ。キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスやスカーレット・ヨハンソンらが出演。新たに加わる名優ロバート・レッドフォードの役どころにも注目。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」-シネマトゥデイ-より引用

監督 アンソニー・ルッソ

   ジョー・ルッソ 

日本公開 2014年4月19日

 

感想

MCUの作品はアイアンマンであったりアベンジャーズであったり、ハイテクな兵器や異星人の襲来などスケールの大きい話が中心となりがちです。

しかし、このキャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー は、一見地味に思える作品に見えますが、それは大きな間違いだと冒頭から教えてくれます。

マーベル特有のストーリーの緻密さはさることながら、注目すべきはアクションです、アクションシーンが群を抜いて素晴らしい。

一見地味見える銃撃戦も素晴らしい出来で、どのシーンを見てもあまりの展開の速さに、次はどうなるのかドキドキしっぱなしです。

また、キャプテンの格闘シーンにも目が離せません、トリッキングの要素を組み込んだトリッキーな動きで敵と戦う様子は新鮮でもあり、アベンジャーズの時より明らかにパワーアップしているキャプテンがそこにいます。

手の込んだストーリーも魅力です。

反逆罪でシールドから追われることになるキャプテンですが、誰も信じられない状況から孤独な戦いが始まります。

見方は誰なのか、そして本当の敵は誰なのか。

キャプテンが貫く正義とは何なのかを思う存分味わうことができます。

ファルコンの空中戦も必見です。

本作から新しく登場したキャラクター、ファルコンは後々アベンジャーズのメンバーになるので要チェックです。

ファルコンはキャプテンとナターシャをかくまい、戦いに巻き込まれていくのですが、第一線から退いている軍人ということもあり、すこし地味だしあまり期待していなかったのですが、戦闘が始まるとスゴイの一言です

敵の銃弾をかわしながらの戦闘は見ごたえ抜群です。

機敏に飛び回るファルコンに絶対くぎ付けになります。

ウイングスーツを背負い空を飛び回る姿は、まさに男の憧れですから。

あんなスーツが私もほしい、あなたもきっとそんな風に思うはずです。

シールド内部での敵味方入り乱れての戦いも見ものです。

シールド内部に潜り込んだヒドラの残党はもはや手の付けられないレベルにまで浸透していて、この問題の根の深さが露呈されてしまいます。

この問題にキャプテンが下した決断はどうだったのか。

そして、インサイト計画とは、ウィンターソルジャーは何者なのか、フューリーは死んでしまうのか、様々な事が明らかになっていきます。

最後は武装したヘリキャリアの登場に人類はどうなってしまうのか、キャプテンはこの暴走を止めることができるのか。

その先に待ち受けるものとは・・・結末はあなた自身でぜひ確認してください。

 

見どころは?

・船上での格闘シーン

オープニングから船上でのシーンは圧巻です。

テロリストに占拠された船を奪還するためキャプテンとロマノフ、ストライクチームで作戦を実行するわけだが、キャプテンの強さがぶっちぎりで目立っています。

飛行機からパラシュートを付けずに飛び降りるところから始まり、船に乗り込んでから猛スピードで敵に襲い掛かり、敵をなぎ倒しながら走り抜けていく様は、神がかっていてもう誰にも止められない感がハンパないです。

テロリストのリーダー、バトロックとの格闘シーンは必見です、バトロックを演じた方はUFCの格闘家なので迫力も見ごたえ満点で凄いです、やはり本物の格闘家だからあれだけトリッキーな動きができて迫力のある映像が撮れたんですね。

 

・フューリーのカーチェイス

フューリーが街中で偽の警官たちに襲われて銃撃戦やカーチェイスを繰り広げる様子は必見です。

フューリー1人対敵多数の構図は見ていてハラハラするし、フューリーが乗っている車のAIがいい味を出していて、何とか逃げることができるのですが、カーチェイスで追い詰められる様子は本当に緊迫していて目が釘付けになります。

また、大掛かりなクラッシュシーンもあり本当に実写で撮影しているのかと目を疑ってしまいます。

そのため、間違っても車に乗りながらは見ないほうがいいです。

カーチェイスと銃撃戦はあまりのリアルさに車に乗るのが怖くなりますよ。

 

残念なシーン

・フューリー脱出の不自然さ

フューリーがカーチェイスのあとウィンターソルジャーに襲われ車が横転、クラッシュしてしまいます。

その後、何とか逃げようと車から脱出するのですが、その様子がなんとも不自然です。

フューリーは横転した車の中で脱出しようと電磁カッターのようなものを取り出します。

ウィンターソルジャーが車の中を確認すると横転した車の天井部分(地面に設置する部分)が切り取られていて、地面に穴が開いていた。

フューリーはそこから脱出したようですが、何とも煮え切らない逃げ方です。

車の下に偶然マンホールのふたがあって、そこから中に入って逃げたのか。

カッターのようなもので地面を掘り進んで逃げたのかは謎です。

ウィンターソルジャーが追わなかったのも併せて謎です。

 

・キャプテン達脱出の不自然さ

ラムロウたちに捕らえられたキャプテン達3人は護送中、敵の見張りに紛れたマリア・ヒルによって救出されます。

護送中どうやって脱出したのかは不明ですが、フューリーと同じ器具を使って脱出したようです。

ラムロウが人目を避けキャプテン達を始末しようと荷台を開けたところ、車の下に大きく切り取られた跡があり、もぬけの殻だった。

全然説明がつきません、何台も連なって走っていたので、走行中に逃げることはできないし、止まってからも勿論無理、謎は深まるばかりです。

  

心に残る名シーン

・カーターとの再会

キャプテンが昔の恋人ペギー・カーターに会いに行くシーンは胸が熱くなり感動します。

70年の時を経ての再開は感慨深く、特にペギーはまだ生きていたことに驚きです。

このくだりはアベンジャーズの未公開シーにも収録されていて、キャプテンはカーターの連絡先は知っていたが、連絡はしていませんでした。

その流れがあって今回ついに再開が実現したので、本当にうれしい瞬間です。

 

 ・バッキーの記憶

ヘリキャリア内でのキャプテンとウィンターソルジャーとの最後の戦闘シーンは見ものです。

ヘリキャリアが破壊され、墜落寸前の中、ウインターソルジャーは落下してきた鉄骨に体を挟まれてしまいます、それを助けようとキャプテンが手を貸しうまく抜け出しますが、ウィンターソルジャーの頭は混乱します。

本当に敵なのかと、混乱するなかキャプテンを殴りつけ気持ちを吐き出しますが、キャプテンが言い放った2人だけにしかわからない合言葉でウィンターソルジャーは確信します、キャプテン(スティーブ)は昔からの相棒で、自分の名前はバッキーだと。

殴られて気を失いヘリキャリアから水の中に落ちたキャプテン、すぐさまキャプテンを助ける腕が、ウィンターソルジャーでした。

何ていいシーンなんだと心から思う瞬間です。

 

笑えるシーン

・フューリー車のAI

まじめなキャプテンが主人公だけに、笑えるシーンはそんなにないですが、フューリーの車に搭載されているAIが笑えました。

敵の襲撃を受け何とか逃げている車の中、被害状況を確認しようとフューリーがAIに聞くとほとんどが被害を受けていて動かない様子。

少し頭にきたフューリー「何が正常に動くんだ」とAIに聞きます。

AIは「エアコンは正常に作動します」と言い放った。

AIのあまりに冷静な切り返しに笑ってしまいました。

 

まとめ

アクション、スリル、感動とすべてそろっている作品なのでつまらないわけがない、最初から最後までドキドキしっぱなしであっという間に見られます。

特におすすめなのが銃撃戦や格闘シーンです。

もう見事としか言いようがないほど凄まじいですから、必見の価値ありです。

S.H.I.E.L.D.の中に巣くう敵をどう倒していくか、ウィンターソルジャーの記憶は戻るのか、など見ごたえ満点の内容なので、最後まで気を抜かずに見て、おもしろさを体感してください。

MCUは共通の世界で物語が流れているため、話が他の作品と繋がっている場合が多いのですが、今回もアイアンマンの話題が少し出たり、ドクター・ストレンジの名前も出たりしています。

そんな細かいキーワードを探すのも楽しみの一つでもあるので、興味のある方は一度本編を見てはいかがでしょうか。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 」はMCUでは第9弾に当たります。

次の作品(第10弾)は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

MARVEL 映画 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 感想はこちらから。

そして、この作品の次に直接つながる作品は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」ですので、ぜひチェックして下さい。

MARVEL 映画 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 感想はこちらから。

 

マーベル作品の各フェーズ

マーベルの作品は各フェーズごとに区切りがついています。

第1弾~第6弾は「フェイズ1」です。

第1弾 アイアンマン

第2弾 インクレティブル ハルク

第3弾 アイアンマン2

第4弾 マイティー・ソー

第5弾 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

第6弾 アベンジャーズ

第7弾~第12弾は「フェイズ2」です。

第7弾 アイアンマン3

第8弾 マイティ・ソー/ダーク・ワールド

第9弾 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

第10弾 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

第11弾 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

第12弾 アントマン

第13弾~第22弾は「フェイズ3」です。

第13弾 シビルウォー/キャプテン・アメリカ

第14弾 ドクター・ストレンジ

第15弾 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス

第16弾 スパイダーマン/ホームカミング

第17弾 マイティ・ソー/バトルロイヤル

第18弾 ブラックパンサー

第19弾 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

第20弾 アントマン&ワスプ

第21弾 キャプテン・マーベル

第22弾 アベンジャーズパート4(仮タイトル)

以上の順番です。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の全容を知りたい方は。

関連記事⇒マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは何なのか解説。フェイズ4の情報も随時更新中。をご覧ください。

 

マーベル作品はAmazonプライム・ビデオでも見ることができます。

会員登録後は30日間無料でお試しできるなど、特典がいっぱい。

この機会にマーベル作品を見まくってみよう。

 

おまけ

マーベルといえばエンドロール後に流れるおまけ映像が次につながる伏線になっていたりするので楽しみにしている人は多いはず。

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャーでもおまけ映像は2つあります。

・ストラッカーの秘密兵器

1つ目はヒドラの秘密施設でストラッカーがヒーローの時代は終わり、これからは奇跡の時代だと話しているシーンが出てきます。

そのあと狭い部屋に閉じ込められているのは双子が映ります。

そう、クイック・シルバーとスカーレット・ウィッチです。

アベンジャーズに出る二人がここで初登場です。

 

・バッキーの記憶は戻ったのか

もう一つはウィンターソルジャーことバッキー・バーンズがスミソニアン博物館で自分の生い立ちが書かれているパネルを見ているシーン。

これを見て自分が何者なのか記憶がよみがえったかは定かではありませんが、キャプテン・アメリカ/シビル・ウォーにウィンター・ソルジャーは出演するので、この伏線は知っておいたほうがいいですね。

 

MARVEL 映画 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 感想

 

 

 

 

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